浅子と夫のビジネスは? 莫大な財産は? 娘は商売に目覚める? 「妾の子」はどうなる? あの豪邸は今も残る? 父・三井家との関係は? 「維新なんて知らないもの!」一人娘・千代に説教したら、こう言い返されて絶句するあさ。辣腕女性実業家も、子育てには四苦八苦だった。ドラマに描かれない、広岡浅子一家の「それから」とは。 本当は側室の子が4人いた 「振り返ってみれば、我が家の来し方は、近世から近代、そして現代へと続く日本の歴史そのもののような気もします」 苦笑まじりにこう語るのは、広岡和治氏(70歳)である。 広岡氏は、『あさが来た』のヒロイン・白岡あさ(波瑠)のモデルとなった広岡浅子のひ孫。終盤に入ったドラマの中で、あさは一人娘の千代(小芝風花)に手を焼いているが、モデルである浅子の一人娘・亀子が和治氏の祖母にあたる。 和治氏の述懐を聞く前に、ドラマの進み具合をおさらいしておこう。 時代は明治27