八王子市東中野、村野年男さん(74)が経営する飲食店に巨大なニオウシメジが飾られ、話題となっている。 このキノコは5日、村野さんの姉の畑(小金井市)で見つかった。1株に50本ほどが生えていた。一番大きな傘の直径は15センチ。株の高さは約50センチ。 長年、キノコ採りをしている村野さんもびっくり。「こんなお化けのようなキノコは初めて見た。3分の1ほどは知人らに分け、料理して食べてみたが、こりこりしていて、とてもおいしかった」と話す。数日、店に展示し、その後は料理にして出すという。 津久井椎茸研究所(八王子市子安町)の津久井高日己(たかひこ)代表(51)によると、ニオウシメジは沖縄や九州南部など高温多湿の地方に多く自生する。「こんな大きなものは初めて見た。今夏の異常気象の影響だと思う」と話している。