2013年7月28日、山口県萩市で大雨で川が氾濫した。一部の報道によると、地元の高校生たちはメッセージアプリの「LINE」を使って、地域の人たちに避難を呼びかけるなど、災害情報を伝えた。通行止めなどの情報は、ほかの報道などに比べてLINEの方が早く伝わったという。 この連載では、スマートフォン(スマホ)とその上で動くLINEなどのアプリが10代の青少年に及ぼす影響を書き連ねてきた(写真)が、こうした側面で使われたことも共有すべきと考えあえて触れてみた。 子供とネットにかかわる報道では、先週新聞やテレビなどで、厚生労働省の研究班(代表・大井田隆日本大学教授)の調査結果として、「ネット依存の中高生52万人」という内容が取り上げられた。これまで本連載でスマホ経由でインターネットにかかわりあう子供たちについて記載してきた筆者にとっても、興味深い調査結果だった。 病的な利用と認定されたのは全体の8.