7月15日、ニューヨークの世界貿易センター跡地で、少なくとも200年前の船が出土したことが分かった。写真は出土した船を調べる考古学者(2010年 ロイター/Lucas Jackson) [拡大写真] [ニューヨーク 15日 ロイター] 米ニューヨークにある世界貿易センター(WTC)跡の再開発エリアで、数世紀前の腐敗した船が出土したことが分かった。マンハッタンの歴史を垣間見ることができるとして、考古学者らの注目を集めている。 考古学者マイケル・パッパラード氏の説明によると、マンハッタン南部には、2001年9月11日の米同時多発攻撃で崩壊したツインタワーがあった場所を含め、急発展に伴いハドソン川をごみやがれきなどで埋め立てた地域もあるという。 13日に見つかった船は、長さは約9.7メートル。パッパラード氏は、少なくとも200年前のものである可能性が高いと話している。