「ゑ〜!ちゃうでぇ、それは〜」という声が聴こえそうですが。 もちろん『バンブーブレード』『とめはねっ』『大正野球娘』みたいな、目標に向かって頑張り、ときに挫折、衝突し、泣き、笑い、また立ち上がって挑む…という“熱血もの”とはかなり違うのはご存じの通り。 あるいは人によってはこれを『まったり』『のんびり』『脱力系』とカテゴライズするかも知れませんが、その視点だけで観てしまうとこの作品の魅力の半分しか味わえてないように感じるのです。 ちうかね、もしそれだけなら私、こんなにこの作品に入れ込まなかったと思う。 いわば『熱血』ではなく『あったかい』青春もの。 いまさらですが、なにせ物語が始まって以来、肩に余計な力が入ったことがない。毎日、毎日をただあるがままに過ごす姿を綴っているだけの彼女たち。 しかし一方で、すごいな、こんなん今まで観た事ないな、と思うこと、それが彼女たちの『夢』の描き方。 ここ数