三洋電機の電池戦略を通じて、電気自動車や社会インフラ向けの電池が今後どのように変わっていくのか、小寺信良氏が解説する。 筆者が初めて充電池なるものの存在を知ったのは、三洋電機「カドニカ」のコマーシャルであった。「充~電~長持ち充電長持ち "コテッ" カドニカ!」というフレーズは今でも耳に残っている。内容と言えば、カドニカと普通の充電池の着ぐるみを着た人間が縄跳びをして、"コテッ"のところで普通の充電池のほうが倒れる、というシーンが何回も繰り返されるという、実に他愛のないものだった。だが、1回の充電容量が多いこと、300回再充電可能(当時)というスペックをうまく体現した、よいコマーシャルであった。 三洋電機がこのカドニカで充電可能なニッケルカドミウム電池に参入したのが1963年のことで、間もなく50年になる。ニッカド充電池は米国では1960年に商品化されているが、国内生産は三洋電機が最初であ
昨年末に発売の予定が、諸般の事情により延期となり、発売が待ち遠しかったエネループスティックブースター「KBC-D1AS」がいよいよ販売開始となる。今回はいち早く製品版をお借りできたのでさっそくレビューしてみた。 iPhone 3G/3GSに正式対応したモバイルバッテリー 本製品は非常にスッキリした外観でぱっと見には、充電器(編注:エネループの充電は行えず、三洋電機としては「USB出力付 ハンディ電源」と呼称している)であることが分からないかもしれないが、本体にはアルミが使われており、表面のマット仕上げも手触りがなかなかよい。これまで外部バッテリーというとほとんどがスクウェアなデザインだったので、こうしたスティック型デザインは異色ではないだろうか。サイズは単三形電池約3本分とコンパクトで、電池(単三形エネループ2本)を入れた状態でも約76グラムと軽量だ。 構造は至って簡単で、上部の白いプラス
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