米短文投稿サイト「ツイッター」の買収撤回を表明していた電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は4日、一転して契約通りの条件でツイッターを買収する意向を示した。ツイッターが買収履行を求めてマスク氏側を訴えた裁判の停止が条件。ツイッターは、この提案を受け入れるか慎重に検討しているとみられる。 マスク氏側は「4月の買収契約で規定された条件に従って取引を進める意思がある。訴訟の即時停止が条件だ」などと記した書簡を3日付でツイッターに送った。マスク氏側による米証券取引委員会への届け出で明らかになった。ツイッターは4日、「マスク氏側から書簡を受け取った。当社は1株当たり54・2ドルで取引を完了させるつもりだ」とのコメントを発表した。