働くお馬さん@まだ寝られない @Tadahiro_Yamamu @emerald5173 ざっくり説明すると、史上最大級のシステム構築案件に関する本です。 度重なる失敗、繰り返す炎上、大量のうつ病患者、投入され続けるエンジニア、聞こえてくる阿鼻叫喚・・・ 埋まってないタイプの地雷だったのです。 2020-02-11 00:19:08
『人はどのように鉄を作ってきたか』を読み終わりました。久々に鉄道以外の本ですね。と言っても鉄ですが。 著者の永田氏は大学の教官で、金属工学、冶金が専門のようです。製鉄の歴史をかなり研究してきたようですね。大きく言えば、ヨーロッパの伝統的製鉄法、日本の伝統的製鉄法(たたら製鉄)、そして近現代の製鉄法の3種類を紹介していますが、ヒッタイトに始まる鉄の歴史も多少触れています。 木炭で鉄鉱石を熱することが非常に重要だったのですね。炭素成分が鉄に浸透すると融点が下がるのだそうで、鉄そのものの融点まで熱して溶かしているわけではないのだそうです。現代の製鉄ではそれをコークスでやっているわけですが。著者は、これを熱する用途(必ずしも炭素でなくてよい)と、鉄の炭素成分量の調整(炭素が必要)に分離してはどうかと、電子レンジで加熱しながら炭素量の調整だけ別途炭素を添加して製鉄するという方法を考えたそうで、実際に
ダニエル・ブアスティン=著, 鈴木 主税, 野中 邦子=訳 : 本はいつごろから作られたか (集英社文庫, 1991) pp.236-237. 読者の便宜をはかるために、ほかのことも考えられた。たとえば、写本にはページ番号がふられていなかった。... 巻物から本に変わっても「ページ」はまだ規格化されなかったし、番号もつけられていなかった。... 各ページに通し番号がつけられた本は、やっと一四九九年になってアルドゥス印刷所から出版された。活版印刷が導入されてからおよそ一世紀の一六世紀半ばになっても、ページ数がふられた本はほとんどなく、また数字がふられてあっても不正確なことが多かった。 アルドゥス版になって、本にページ数をふることが当たり前のようになると、このちょっとした新しい工夫によって本は他のいくつかの点でもずっと使いやすくなり、読者層もさらに広がった。「目次 (Table of Cont
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」。 鴨 長明 の「方丈記」は、「枕草子」「徒然草」と並び日本三大随筆にあげられる。 その「方丈記」は、序と結びを含めて、13節から成る。その第2・3・5・6節が災害に関する記述である。日本人の心の記述を支える文章の3分の1が、災害に関するものなのだ。 第2節 安元の災害 (1177年の大火) 第3節 治承の旋風 (1180年の竜巻) 第5節 養和の飢饉 (1181~82年の飢饉) 第6節 大地震 (1185年の地震[文治地震]) 初出: Facebook 2016/10/27
副題「われわれの内にひそむ女神ベローナ」。第二部「戦争の眩暈」は、戦争が人間の心と精神をいかにひきつけるかを、フランスを中心に研究したものである。 ――国家と軍隊を一体化しようとする傾向は、国民戦争を生む一方、平等で全体主義的な国民を生む結果となった。……(一方)古代中国に見られるように、文明が軍隊と国民とを分離しようと努力しこれに成功した場合(もある)。 彼の考えるジレンマとは、人間の社会的不平等が法制化されると、戦争は遊戯あるいは儀式のようなものとなる。人間が権利上平等である場合、戦争は無制限で仮借なき大量殺戮戦に変わっていく。 第1部 戦争と国家の発達 第一章 戦争の原型態と小規模戦争 戦争とは第一に組織行動であり、「破壊のための組織的企て」である。戦争の方法は、そのときの文明の状態と密接に関係している。戦争は文明とともに成長し、ときに文明を生みだす。社会の状態によって、戦争は社会の
三輪書店は、初心者でも3Dプリンターを使って自助具が作製できる「はじめてでも簡単 ! 3Dプリンタで自助具を作ろう」を、2019年8月29日に発売する。 自助具とは、ちょっとした日常動作を助けるために工夫された道具のこと。通常よりも弱い力で持つことができるスプーンや、ボタンがつかめなくても止めることができる道具など、さまざまな種類のものが考えられる。 本書は、そのような自助具を3Dプリンターやアプリを使って初心者でも簡単に作製する方法を紹介する。初心者向けに、作製に必要な道具やアプリケーションから、簡単なモデリング方法、素材の選び方などについて解説する。 また、自助具作製用のデータを無料でダウンロードできるサイトやURLも掲載しており、モデリング不要でまず3Dプリントを試したいというユーザーにとっても、有用な情報源となる。 著者は濱中直樹氏、伊藤彰氏、鈴木一登氏、監修が田中浩也氏、編集は林
ノーベル文学賞を受賞したドイツの小説家・詩人のヘルマン・ヘッセ。そんな彼の代表作が本作です。とても有名な作品ですが、内容を知らないという方も多いのではないでしょうか。 今回の記事では、そんな本作のあらすじ、名言などを紹介します。これを読んで、ヘッセの代表作に触れてみてください! 『車輪の下』のタイトルの意味とは?あらすじをネタバレ紹介!まずは本作のあらすじと、タイトルの意味をご紹介します。 ドイツ南西部のシュヴァルツヴァルトという町に、ハンスという少年がいました。彼は町が始まって以来の天才児と呼ばれており、神学校にも2位の成績で合格します。 将来有望とされた彼ですが、勉強ばかりしていた自分の人生に疑問を持ち、しだいに落ちこぼれていくよようになるのです。 著者 ヘルマン ヘッセ 出版日 本作のタイトルでもある「車輪の下」という言葉は、作中で1度だけ登場します。 ここでいう「車輪」というのは、
ネクストゴールへの挑戦 私たちのプロジェクトは6月3日、目標額を達成しました。 日頃よりお世話になっております皆様、前回の挑戦から引き続きご支援いただいた皆様、そして今回のクラウドファンディングを通して私どもの活動を知ってくださった皆様に、厚く御礼申し上げます。 今回の挑戦は、全体で150万円かかる出版費用の一部へのご支援を皆様にご支援いただく形でおりました。プロジェクトの終了まで残りわずかとなっておりますが、新たに、全体で必要な“150万円”を目標として最後まで頑張ってまいります。皆様からいただきましたご支援は、出版費用のため、大切に使わせていただきます。 次の目標150万円に向けて挑戦を続けることにより、出版部数を増やし、さらに多くの方々に『本の修理とらの巻』について広く知っていただく機会をもっと増やせると思います。 本に対して大切に、優しく接してくださる方々が一人でも多くなることを願
皆さん、こんにちは。 今日もだらだらしてますか? どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。 「人生に寄り添う1冊を楽しむ人の様子を写真に残したい」 そんな想いと共にスタートした撮っておきの1冊「本とあなたのポートレート」、略して「ホントレート」 6回目となる今回は、兵庫県在住の書評家さんご紹介の1冊です。 書評家さんといえば、数多くの本と日々向き合っている、いわば本読みのプロ。 膨大な数の本と出会ってきた方の選ぶ本が一体なんなのか、気になりますよねえ。 実はその1冊、なんと誰もが知るあの名作でした。 とても素敵なお話を伺うこともできました。 さてさて、どんな「撮っておきの1冊」なのか、早速教えてもらいましょう! お話を伺った人 何度読み返したことか。そしてこれから何度読み返すことになるのか。 揺らいだっていい。私にはこの本があるから。 不可分であるとうこと。 撮影を終えて お話を伺った人
神経科学の巨人、ダマシオの新展開! 太古の単細胞生物から、神経系の構築、感情や意識の出現、そして創造性へ―― 「ソマティック・マーカー仮説」をはじめ、脳と心の理解を主導してきた世界的神経科学者が、その理論をさらに深化させ、文化の誕生に至る進化を読み解く独創的な論考。 創造的な知性を生み出した進化の意外な順序とは? ホメオスタシスなどの生命活動や感情が果たす役割は? 芸術やAIにまで視野を広げ、斬新な視点から生命と文化の関係を考察するダマシオの集大成的な最新作。世界21カ国で刊行! はじめに 第1部 生命活動とその調節(ホメオスタシス) 第1章 人間の本性 第2章 比類なき領域 第3章 ホメオスタシス 第4章 単細胞生物から神経系と心へ 第2部 文化的な心の構築 第5章 心の起源 第6章 拡張する心 第7章 アフェクト 第8章 感情の構築 第9章 意識 第3部 文化的な心の働き 第10章 文
『整備新幹線 紆余曲折の半世紀』を読み終わりました。著者の鶴通孝氏は鉄道ジャーナル編集部の方で、つまり『鉄道ジャーナル』を執筆する傍ら、取材した知識に基づいてこの本をまとめたようです。単に『鉄道ジャーナル』掲載記事をまとめ直しただけ、という感じではないようです。 全国新幹線鉄道整備法以降の、基本計画と整備計画の設定の流れ、国鉄分割民営化に前後して着工をめぐる政治的動向、財源スキームの変化など、一連の整備新幹線をめぐる経緯がうまくまとめられていました。技術面より、制度面・財務面での理解をしたい人にとっては、最適な本ではないかと思います。そうした一般論とは別に、各整備新幹線の個別の事情を路線ごとにまとめたページもあり、2本の軸になっているように思います。 ただ、ミスも見受けられますね。18ページ、7200キロに及ぶ新幹線建設計画を指して、当時の国鉄延長の3分の2と書いていますが、3分の1の誤り
作者:ハーラン・エリスン 出版:ハヤカワ文庫(1979/1/20) 初出:1971 ジャンル:SF 評価:9/10 ここには、おもしろいものから、よくわからないもの、若いものから出来上がっちゃったものまで、幅広い作品が収められている。しかし、いくつかの作品からは共通する明確なテーマが読み取れる。それは、当時の政治システムへの怒りと、安定/停滞だけを目的とし規格外のものを排除する社会への批判である。そして、そんな鼻持ちならない世界を何とかしようと思うのだがどうあがいても何も変わらない、そんな焦燥感、絶望感が色濃くあらわれている。 この短編集のタイトルにも選ばれた『世界の中心で愛を叫んだけもの』では、規格に合わないものを排除し、刺激もなく生き延びることだけを目的とする社会を批判し、さらに自分たちの生活の安寧のためには他の世界の暮らしなど省みない社会を批判する(これはつまり、当時の代理戦争のこと
『とはずがたり』(とわずがたり)は、鎌倉時代の中後期、後深草院二条という女性が実体験を綴ったという形式で書かれた、日記文学および紀行文学。作者の実在性や、その内容にどこまで真偽を認めるかについては諸説ある。1938年(昭和13年)に再発見された「新しい古典」である[1]。 タイトルは問はず語りとも表記され[2][3]、「(他人に)問われなくても話し出してしまう語り」の意。 概要[編集] 全般[編集] 「誰に問われるでもなく自分の人生を語る」という自伝形式で、後深草院に仕えた女房(女性の側近)である二条の数え14歳(文永8年/1271年)から数え49歳(嘉元4年/1306年)ごろまでの境遇、後深草院や恋人との関係、宮中行事、尼となってから出かけた旅の記録などが綴られている。平安時代中期の雅やかな宮廷文化と異なり、摂関政治の終焉による退廃的な時代背景の下[4]、斎宮の愷子内親王の後深草院との関
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