Web業界に衝撃を与え続けてきたグーグルが、Web広告業界のビジネスの根幹を揺らがしかねないとんでもないツールを公開している。大手サイトのユニークビジター(UV)/ページビュー(PV)から、ユーザーの学歴や世帯収入といった属性まで丸見えにしてしまう「Google Ad Planner」だ。いったいどんなツールなのか。 「公称値」と「Google調べ」が比べられることに 「Google Ad Planner」は、Webニュースやポータルサイトなどへの広告出稿を検討している企業(広告主)の出稿計画をサポートするツールだ。昨年6月、米国でのサービス提供当初は招待制のクローズドなサービスで、日本のWebメディアは未対応だったため、国内のニュースサイトは簡単に紹介した程度だった。しかしその後、対応する国が増え、現在では日本のWebメディアにも対応、ユーザーインターフェイスは英語だが、Googleアカ
米大手モバイル広告ネットワーク運営のAdmob(アドモブ)は2月、日本市場に参入して営業活動を開始することが、1月10日までに分かった。 英語圏で最大級となるモバイル広告ネットワークの仕組みとノウハウを生かした日本語版サービスを提案し、日本のモバイルメディア運営企業およびモバイル広告出稿需要を開拓。日本においても、1〜2年で最大級のモバイル広告ネットワークの構築を目指す。 国内に海外大手が参入することで、「モバイル先進国」とされながらネット広告の約1割程度にとどまるモバイル広告市場の成長速度が加速する可能性もある。 Admobは2006年設立。2008年1月現在、米国、英国、インド、南アフリカ共和国など英語圏である160カ国で事業展開している。サービス開始後1年半程度で、2750のメディアに向けてクリック保証型のバナーおよびテキスト広告などを配信し、直近の月間インプレッションは20億を突破
ヤフーは6月26日、行動ターゲティング広告サービスを拡充し、属性情報や地域情報と掛け合わせた広告サービスを7月より配信することを発表した。 ヤフーの行動ターゲティング広告とは、Yahoo! JAPANサイト内での閲覧や検索といった行動履歴をCookieデータとして蓄積し、ユーザーの興味・関心があると考えられる広告を配信するというものだ。例えば自動車情報サイトを閲覧したユーザーには、その後に別のページを見ていても自動車に関する広告が表示されることになる。 Cookieデータは現時点で900カテゴリに分類されており、そのうち750〜800程度が広告販売に利用される。ヤフーによれば、これまで広告販売が好調なカテゴリは自動車、不動産、ファイナンス、旅行・交通、求人などだという。 同社は2006年1月より行動ターゲティング広告のテストマーケティングを開始し、同年7月に本格導入した。2006年第4四半
Googleは米国時間6月21日、「Pay-Per-Action(PPA)」方式の広告プログラムのベータテストが、ワールドワイドで利用可能になったことを発表した。世界中の広告主が利用することができるという。 2007年3月に開始した「AdWords Pay-Per-Action」のベータでは、広告主は支払う広告料金を自ら設定することが可能で、広告を見た人が購入やニュースレターの申し込みといった何らかの行動を起こしたときだけ課金される。広告は、Googleのオンライン広告ネットワークである「AdSense」で表示される。 現在主流となっているクリック課金(CPC)方式は、潜在顧客によって適切にクリックされていないにもかかわらず、そうした広告に対しても広告料金の支払いが生じるとして広告主から批判されている。PPA方式では、こうした問題に対応するものだとして迎えられている。不正クリックは、人が報
NTTレゾナントは6月21日、携帯電話向けコンテンツ連動型広告配信サービスを開発、一部試行提供を開始した。 新サービスはブログなどユーザーが書き込んだ文章を人間の感性に近い解析を行ったうえで、あらかじめ決められた約1000弱の分野に判別、分類した関連分野の広告に配信をするもの。公序良俗など広告配信に不適切なウェブページを判断する仕組みを備えているため、広告主は安心して広告出稿をすることが可能としている。 新サービスの全面提供は7月2日から、エキサイトとNTTレゾナントの合弁会社であるクロスリスティングがすでに販売しているクリック課金の携帯版検索連動型広告「ANEMONE Listing(アネモネリスティング)」に続く新たな商品ラインアップとして全面的に配信を開始する。 提供開始時の配信先は「gooブログ」、「エキサイトブログ」を予定。今後CGMサイトを中心に提携サイトを拡大する予定。提供価
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