サンフランシスコ発--MicrosoftとVerizonが、ナイトクラブを選んで「KIN」を発表したという事実こそ、ターゲットに定められている市場について多くを物語っている。 小型の「KIN ONE」とワイドスクリーンサイズの「KIN TWO」ではデザインが異なっているものの、ともに同じコンセプトを共有しており、MicrosoftのEntertainment and Devices部門を率いるRobbie Bach氏が「lifecasters」と呼んでいる、あらゆる思考、景色、音声を広く伝えたいと願う人々向けの携帯電話となっている。多くの携帯電話が「Facebook」や「Twitter」のアプリケーションに対応しているとはいえ、ソーシャルネットワーキングはKINで中心的な位置を占めている。共有機能には独立した緑色のボタンが用意されており、KINで実現するエクスペリエンスの中心に据えられる。
9月22日遅く、GIZMODOが「Microsoftのタブレットマシン試作機」と称するデバイスの記事を掲載した。このデバイスは「Courier」と呼ばれ、手帳のような形をしている。スタイラスで操作でき、7インチのデュアルディスプレイを搭載するという。タブレットの世界に大物が登場することを期待している人にとって、エキサイティングなニュースであることは間違いない。 だがこれは、興味深い傾向(とわたしは考えている)を浮き彫りにしている。MicrosoftがGoogleやAppleのようになってきている、ということだ。かつて業界を征したMicrosoftは今や、ライバルがやっていることをまねるだけではなく、時にはそれを改良する革新的な独自の手法を見出している。これはMicrosoftにとっては新しい考え方で、新しいビジネスのやり方だ。そして皮肉なことに、この方法で同社はさらなる成功を遂げるかもしれ
Googleの台頭とVistaでの失敗で不振に陥ったMicrosoftが復活を賭けて選んだ道は「イノベーション」だった。 Microsoftが強大な一枚岩的組織として、競争を勝ち抜き、市場シェアを維持し、稼いだ現金を数えるだけで満足していたのは、それほど昔のことではない。長い間、この方針は同社にとってうまく機能した。Windows部門は活気に満ちていた。この事業はMicrosoftの一角にしっかりと根を下ろしていた。それは同社の黄金時代だった。 しかし突然、すべてが崩れだした。Googleがネット上で圧倒的な市場シェアを確保し、Microsoftが追いかける立場になったのが、事の始まりだ。MicrosoftはWindows Vistaの投入で、まれにみる販売不振を経験した。企業ユーザーはWindows XPにしがみついていた。それどころか、Mac OS Xに乗り換える企業もあった。コンシュ
「Yahoo!JAPAN」の検索エンジンも「Bing」に――米Yahoo!が米Microsoft(MS)と提携し、MSが開発したBingの検索エンジンを採用すると発表したことを受け、ヤフーは7月30日、「Yahoo!JAPANの検索エンジンにもBingを採用する可能性が高い」とコメントした。検索連動広告についても、MSのプラットフォーム採用を検討する。 Yahoo!JAPANの検索エンジンは現在、米Yahoo!が開発した「Yahoo! Search Technology」(YST)だが、「米Yahoo!がBingに切り替えた後、日本市場向けにも良いエンジンだと判断すれば、Yahoo!JAPANにもBingを搭載していく可能性が高い」(ヤフーの広報担当者)という。 「MSと米Yahoo!の発表内容を見てみると、YSTの開発が終了する可能性が高い。ヤフーは以前、Googleやgooの検索エンジ
米Microsoftと米Yahoo!は7月29日、Web検索で提携すると発表した。 この10年契約の下、Yahoo!はMicrosoftのBing検索エンジンを採用し、Yahoo!サイトの検索アルゴリズムおよび検索広告プラットフォームとする。ディスプレイ広告などでは、引き続き自社の技術とデータを利用する。 Yahoo!は両社の広告主のリレーション営業を行う。検索広告の入札システムとしては、両社ともMicrosoftのAdCenterプラットフォームを利用する。 Yahoo!の直営および関連サイトで発生したトラフィックに関して、両社は売り上げを分け合う。またMicrosoftはYahoo!にトラフィック獲得コスト(TAC)を支払う。最初の5年間は、Yahoo!傘下のサイトで発生した売上高の88%を支払う。さらにMicrosoftはYahoo!傘下のサイトの検索1件当たり売上高を各国で最初の1
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メディアはこの数日、GoogleがNetbook(ミニノートPC)向けに発表したOS「Chrome OS」により、Microsoftの死が迫っているようだという話題で持ちきりだ。 Windowsの死を予測するのは時期尚早かもしれない。Microsoftは既に、Googleの省機能OSのライバルとなるプロジェクト「Gazelle」(コードネーム)の開発を進めている可能性がある。 MicrosoftはChrome OSについて公式のコメントを出していないし、Netbook向けOSのリリース予定についても言及していない。だが同社は、Netbook分野での大きな市場シェアを維持するために、Googleに対抗しなければならないと感じているかもしれない。Chrome OSが満足のいくユーザー体験を提供すれば、この分野での同社のシェアが浸食される可能性がある。 「Google Chrome OSはMic
New York Postが「Fear grips Google」(Googleを襲う恐怖)という見出しの記事を公開している。その中で、Microsoftの検索エンジン「Bing」に動揺したGoogleの共同設立者であるSergey Brin氏が、上級開発者らに対し、Googleサービスの「緊急アップグレード」に取り組ませていると報じている。記事によると、Brin氏自身が、Microsoftのアルゴリズムが、注意深く保護してきた自社のアルゴリズムとどのように違うのかを調べるチームを率いているという。New York Postはまた、Googleの共同設立者らが実際的な社内の日常業務に関わることはまれであるとも報じている。 New York Postの記事では、「この10年の間、次々と新しい検索エンジンが生まれては消えていった。だが、BingはSergey氏の目を引いたようだ」と「内部関係者
4人家族がMacを購入すると、Windows PCを購入した場合と比べて、3000ドル以上の「Apple税」がかかる――調査会社がこのような「Apple税白書」を公開した。 この白書は米調査会社Endpoint Technologies Associatesの社長でアナリストのロジャー・ケイ氏が執筆したもので、Microsoftがスポンサーについている。 白書では幾つかの角度からMacとPCの価格を比較している。例えばノートPCでは、ローエンドMacBookが999ドル、それよりもHDD容量とディスプレイサイズが大きいDellのバリューモデルが599ドルだ。メインストリームのモデルでは、新型MacBookが1299ドル、それよりも高スペックのHewlett-Packard(HP)のモデルが999ドルだ。 デスクトップでは、ローエンドMac Miniが599ドル、それよりHDD容量が大きいD
2000人の IT 調達担当者を対象に、ChangeWave が実施した新たな調査によれば、53%が現時点で『Windows Vista』を完全に見送り、『Windows 7』出荷後に『Windows XP』から移行する予定だと分かった。 ChangeWave の調査結果公表は、Microsoft にとって非常に重要な時期と重なった。Microsoft は現在 Windows 7 で最初の、そしておそらく唯一の「リリース候補版」(RC 版) の準備に追われている。RC 版は正式出荷前の最終的なテスト版だ。 従来、大手企業やそれ以外の企業 IT 部門では、業務用途技術の買い換えサイクルのなかで、新規に調達したハードウェアにプリインストール済みの形で新しい Windows の大半を導入している。時にアップグレードという手段をとることもあるが、往々にして既存のシステムを段階的に廃棄していく。
Microsoftの最新テレビCMが、Macの価格をめぐる論争を巻き起こしている。 わたしはこの前Microsoft Watchで、このCMに登場する、自称「Macを買うほどクールじゃない」ローレンのことを書いた。彼女は素晴らしいCMに出演している。だからMacユーザーはこのCMに対して言い訳がましく反応しているのだろう。そのリアクションは、Microsoftが言おうとしていることを際立たせているだけだ。そう、「Windows PCはMacより安い」ということを。だが怒れるApple擁護派は、このCMをそういうふうには受け止めていない。「MacはPCより高い」ととらえている。彼らはこういう当てこすりに耐えられないのだ。 わたしはこれまでMicrosoftの広告代理店Crispin, Porter + Boguskyのことをそんなに取り上げたことはないが、今回は違う。ローレンのCMは、Mac
Microsoftのビデオ会議システム「Microsoft RoundTable」に助っ人が現れた。 MicrosoftはMicrosoft RoundTableの販売を終了する予定だ。Microsoftは今週、このウェブカメラ技術をビデオ会議機器メーカーPolycomにライセンスし、今後はPolycomが同製品の販売を引き継ぐことを明らかにした。Microsoft RoundTableは、Microsoft Researchが開発したパノラマ型ビデオカメラを含むビデオ会議システム。 このライセンス供与が一括払い方式なのか台数によるロイヤリティー方式なのかは明らかにされていない。また、Microsoftがこの技術でどのように補償されるのかも不明だ。 MicrosoftはCNET Newsに対する声明で、「MicrosoftはPolycomとの交渉で金銭的条件を詰めていないが、RoundTa
米Microsoftは3月27日、消費者向けの新しいWindowsブランドキャンペーン「Laptop Hunters」を開始した。このキャンペーンは、近年消費者はPCの買い替えの際ノートPCを選ぶようになっており、また景気後退の中、より安いノートPCが求められていることに着目したものという。 Laptop HuntersのCMは、一般消費者が実際にノートPCを購入する過程を紹介するリアリティーショー的なビデオ。新しいノートPCを買う予定の消費者に、本人にはMicrosoftのキャンペーンとは明かさずにマーケティング調査だとして協力を求め、実際の予算でノートPCをPCショップで購入する過程をビデオカメラで撮影した。予算に合った目的のノートPCを購入した段階でキャンペーンであることを明かし、本人の承諾を得て公開しているという。 現在公開されているビデオでは、1000ドル以下の予算で17インチの
Microsoft直営店はAppleの不安の種になるだろうか――もしもその店がMicrosoft的ライフスタイルを売るのなら、答えはイエスだ。もしも小型版Wal-Martになるのなら、Appleは笑いが止まらないほど大もうけできるだろう。 デビッド・ポーター氏は2月16日、Microsoftの小売り担当コーポレート副社長としての仕事を始めた。彼はその前にDreamWorks Animationに2年間、Wal-Martに25年間勤めていた。彼の最初の役目は、Microsoft直営店のプランを立てることだ。 わたしは以前から、Microsoftは直営店を持つべきだと唱えてきた。Appleが成功しているからではない。Microsoftは深刻なマーケティングの問題を抱えている。Appleも同じ問題に見舞われ始めている。その問題とは、製品が複雑なためマーケティングがややこしくなるというものだ。簡単
本連載を初めて読む人へ:先行き不透明な時代をITエンジニアとして生き抜くためには、何が必要なのでしょうか。それを学ぶ1つの手段として、わたしたちはIT業界で活躍してきた人々の偉業を知ることが有効だと考えます。本連載では、IT業界を切り開いた117人の先駆者たちの姿を紹介します。普段は触れる機会の少ないIT業界の歴史を知り、より誇りを持って仕事に取り組む一助としていただければ幸いです。(編集部) 本連載は、2002年 ソフトバンク パブリッシング(現ソフトバンク クリエイティブ)刊行の書籍『IT業界の開拓者たち』を、著者である脇英世氏の許可を得て転載しており、内容は当時のものです。 ネイサン・ミアボルド(Nathan Myhrvold)―― マイクロソフト チーフテクノロジーオフィサー もしビル・ゲイツに何か事があれば、ネイサン・ミアボルドがビル・ゲイツの跡を継ぐだろうという記事が出たことが
米Microsoftは5月12日、宇宙を観察できるWebアプリケーション「WorldWide Telescope」の公開β版をリリースした。 WorldWide Telescopeは、地上や宇宙の観測所で撮影した数テラバイト分の高画質の宇宙画像をユーザーに提供する。Microsoftの研究部門が米航空宇宙局(NASA)などの機関と協力して開発した。 ユーザーは画像を見るだけでなく、ハッブル望遠鏡、チャンドラX線観測衛星、スピッツァー宇宙望遠鏡などの望遠鏡を通した宇宙の画像を見ることもできる。Microsoftの「Visual Experience Engine」技術により、シームレスなズームやパンも可能という。 WorldWide Telescopeは無料で、利用にはクライアントソフトのダウンロードが必要。
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