株式会社熊谷組(取締役社長 大田弘,本社:東京都新宿区)は、中部電力株式会社(取締役社長 三田敏雄,本社:愛知県名古屋市)と信州大学(学長 小宮山淳,住所:長野県松本市)工学部山下恭弘教授と共同で、音の発生方向を特定し、視覚的に表示する装置(音カメラ)のリアルタイム化に成功いたしましたのでお知らせいたします。 1.本装置の概要 今回開発した装置は,音をリアルタイムで映像化するもので,モニタ上に映し出された物体が音を発生した場合,即座にその音の情報を重ねて表示することができます。これにより音の発生方向・大きさ・周波数といった情報をその場で確認することができます。 従来の音カメラは,測定してから画面上に音の情報を表示するまで,数秒から数分の時間が必要でした。そのため,現場での測定は,時間的制約からデータ収録のみ行い,一旦持ち帰ってから机上で音の発生状況を確認していました。よって,現場で音の発生