(前編からの続き) ○ひろがる山愚痴屋的世界 書籍、CDジャケットなどの原画等を壁面に展示。『親鸞』シリーズは恵信の歌掲載時になぜ切り抜いておかなかった自分よ*1、と後悔しており、昨年の横浜そごうでの展示*2につづき、ここでもじっくり見られて満足。それに、横浜よりも館林の方が観客の反応がいい。槙原敬之「LIFE IN DOWNTOWN」の歌詞カード、CDジャケットの原画は思っていた以上に小さく細密な表現。また、WORLD ORDER「2012」の歌詞カードとメインジャケット原画(須藤元気氏蔵)の水彩の繊細さは彼らの緻密な動きをシャープにやわらかく見せる。 ○山愚痴屋澱(オリ)エンナーレ 第2回から第4回までの澱エンナーレ出展作品から8点。横浜そごうで調子の悪かった「リヒターシステム」*3はここでは絶好調だった。画伯は自分のフィルターを通じてあれこれ出せる現代作家なんだよなー。なのにオファー