クリエイティブスタジオ「REING」が、既存のジェンダー観に違和感を抱える人に寄り添う雑誌『IWAKAN』を創刊した。都内の蔦屋書店などで取り扱われ、「分かりづらいけれど、読み応えがある」と注目されている。一体、どんな雑誌なのだろうか。 REING代表の大谷明日香とプロデューサー兼エディターのユリ・アボに話を聞いた。 自分が「違和感」を感じた時、何に気づくか 創刊号の特集テーマは「女男」。男女二元論的な社会のあり方に対する違和感を丁寧に取り上げることで、新しい社会のあり方を読者とともに考えていく。 水曜日のカンパネラ・ボーカル、コムアイへのインタビューに始まり、日頃からジェンダーに関する発信をしているクリエイターなどによる文章や写真を中心に構成されている。 ページをめくるとまず目に飛び込んできたのは、「違和感瞬間」と題されたアートワーク。電車の中で足を広げて座る女子高生や、鏡を覗き込んで化