東京商工リサーチが行っている「社長が住む街」調査の結果によると、2020年におけるトップとなったのは東京都港区の赤坂だった。港区の住民で企業の代表を務めている人は3545人に上り、住民における社長の比率は13.1%とかなり高い。このランキングは2017年にも行われているが、1位はやはり港区の赤坂だった。前回調査における社長の比率は10.0%だったので、赤坂は10人に1人以上が社長さんと考えて良いだろう。 2位は東京都新宿区の西新宿、3位は港区の六本木、4位は渋谷区の代々木、5位は港区の南青山、6位は港区の高輪となっている。実は1~6位までの順位は前回調査とまったく同じであり、社長さんに人気の街は、(少なくとも現時点では)かなり固定化しているようだ。 かつて社長さん(あるいは高額所得者)が住む街の代名詞だったのは大田区の田園調布や世田谷区の成城である。田園調布は高級住宅地として開発されたので