cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
「男社会のシンボル」に挑む少女像 毎年6月に南仏で開催される国際広告フェス「カンヌ・ライオンズ(以下、カンヌ)」を今年も取材した。 世界の企業や団体が、いまどんな発想でいかなる手法を用いて、ブランディングやプロモーションを行っているのか? そのトレンドや全体像を短期間で把握するのに、このフェスティバルはうってつけである。 昨年はAI(人工知能)を活用したキャンペーンなど先端技術モノが脚光を浴びたが、今年はどうだったのか? 主だった事例を解説したのち、日本の現状も考えてみたい。 まず、今年もっとも大きくフィーチャーされたテーマは「ジェンダー・イコーリティ」。 性に対する偏見の解消や女性活躍は、近年我が国のみならずグローバル社会全体のビッグイシューとなっており、どうすれば広告やメディア産業がそこに寄与できるのか? ということを議論するセミナーなどが大変目立った。 女性の活躍を応援するキャンペー
繰り返される企業のWeb動画の炎上。今回のケースを含め、炎上の多くは、女性の表現に関するものだ。 「男性の感覚で作られているからでは?」と非難されることも多いが、企画から公開までのあいだに女性の目が一切入らないことは考えにくい。単に男女の分断より、個々人の感覚の違いも大きいだろう。 プロジェクトが進行する中で、危うさを感じた人がまったくいなかったということもありえない気がする。どこかで引き返せなかったのだろうか。 「これは、燃えます」。公開前のWeb動画の危なさを社内で訴え、炎上を回避した経験がある――そんな女性に話を聞いた。 「私がしたことは間違ってなかった」「当時は『厳しく見すぎたかな』と若干罪悪感もあったのですが、今回のサントリーの件を見てあらためて、私がしたことは間違ってなかった、防げてよかったと思いました」 あるメーカーに勤めるAさん。自分の部署ではない、新製品のPR用のWeb動
ちふれ化粧品の広告企画に「失望した」という声がネットにあふれている。「“忙しい”を理由に諦めてない? 時短美容で女磨きを始めましょう」として「女磨きレベル」診断で自分自身の状態を客観的にチェックしてみようとの企画だったが、不快な思いをさせてしまう表現があったとして謝罪し、広告を取り下げた。広告はYahoo!JAPANの特別企画として掲載されたもの。 批判が寄せられ取り下げられた企画ページ(5月26日14時近くに削除) 企画ページは取り下げられ、「お詫びとご報告」が掲載された 5月23日、企画ページの公開とともに投稿された「仕事、家事、育児……。 いつの間にか「女磨き」をおろそかにしていませんか? 時短美容を活用すれば、忙しい日常と女磨きはちゃんと両立できるんです」とのちふれ化粧品_PR(@chifure_pr)のツイートが拡散するに従い、企画に対して「女追い詰め商法」「余計なお世話」「本
などの声が相次いでいる。呟きが持つ「仕事や家事などは自分を磨くものではない、美容こそが女性を磨くものだ」という無言のメッセージは、それらに精を出す女性を否定するようも聞こえる。 また、女磨きという言葉は、男性の目線を意識した、見た目に関する自助努力といったニュアンスで使われることもある。そのため呟きを見た人は、「おろそかにしていませんか」と、やるのがさも当然だという態度に不快感を持ったようだ。 さらに火に油を注いだのは、呟きに貼られていたリンク先の「女磨きレベル診断」である。15個の質問の内容に答えると自分の「女磨きレベル」がパーセンテージで評価されるものだが、 「おにぎりやパンだけで食事を済ませることがある」 「ファッションや美容のトレンドは積極的に収集している」 「『でも』『だって』『どうせ』という言葉は使わない」 「今の自分に誇りを持っている」 など、女性に限定する必然性の無い問いか
昨日、こういう記事をちらっと読みました。 thepage.jp なんではっきり日本社会の女性差別・蔑視が根っこにあるってことをきっちり書かないで核心をぼやかすというか、避けるような内容なのかな、って感じで、『ネトフェミが騒いでいるだけという男性』と対話しましょうとかあるんですけど、いやもうそれ壊滅的なほど会話が成り立たないことは身をもって知っているので(こういうブログやTwitterやってると向こうからばんばん寄ってくる)、いやーお花畑すぎないですかね?って思いました。 そしてこれですよ。 https://twitter.com/chifure_pr/status/866885355684765696 TwitterのTLには「ちふれ」に失望した人たちのツイートがたくさん流れてきました。 今は、批判されて慌ててツイートを消したみたいです。 いや、もう…本当何度目?って感じですけど、上層部と
女性向け動画メディア「C CHANNEL」に掲載された、「生理中の彼女について彼の本音を大調査!」という動画広告に批判が寄せられ、ページが削除されました。動画中で紹介されていたソフィ「ソフトタンポン」を販売するユニ・チャームに動画の意図や今後の対応について聞きました。 【画像で見る:削除された動画】 問題視されているのは、「彼女の生理中に困ったことがある?→65パーセントがYES」というアンケート結果から始まる約1分の動画。 「隣に座ろうとすると距離をとられる…(Aさん・20歳)」「旅行の予定がキャンセルになった…(Yさん・28歳)」「やたらとトイレに行くから待ってる間が寂しい!(Tさん・24歳)」「ベッドを汚したと朝から落ち込み気味…(Oさん・26歳)」と例が挙げられ、「そんな時タンポンなら大丈夫◎」とソフィのソフトタンポンが紹介されるというものでした。 ●静止画で見る動画の内容
nomuch.hatenablog.com b.hatena.ne.jp これは、能町さんの「逆鱗」に触れることだったのだろうな、と思いながら読みました。 僕は能町さんが言っていることが正しいと思うし、北条かやさんという人は、文章を商売にしているのに、あまりにも配慮も覚悟も足りない、と感じています。 これを読んでいて、以前、インターネットで僕のことを批判してきた人たちがいたことを思い出しました。 いや、批判はしょうがないんだけど(まっとうな批判の範疇であれば、いちいち反応もしないことがほとんどです)、人格攻撃や家族にまで言及した誹謗中傷や、「どこそこであの人の悪口を言っていた」とか、根も葉もない嘘まで書かれていたのです。 第三者として読むと、「こんなのどっちが正しいかなんて自明の理なんだから、相手にしないほうがいいんだよ、スルー推奨!」って気分になるのだけれど、当事者としては、「黙っていて
まぁー一夜明けてもなお、わちゃわちゃ言ってる状況を見て、もう感情が動かなくなってきました。 この国は本当に筋が通らない。何言っても感情でキーキャー処理しちゃうんだなぁ、と。 去年、それでギリギリのところまで追い詰められたので、耐性がつきました。 だから本当、炎上が怖くなくなった。 このくらいの無理解、当たり前だと思っているから。 「被害者を罵倒した!被害者も悪いと言い出した!」いいえ、言ってません。 100%加害者が悪いと言っています。 ただ被害者に、キチガイが寄ってきた時の対処法はあったのか?という疑義です。 それは今後、誰かが同じような被害に遭わないための教訓にすべきだとだけ言ってます。 しかしまぁー、日頃「ブロックされた!許せない!」と言ってる連中が「ブロックが誘発の要因だと!許せない!」と言ってるのは、何かのギャグかと思ってしまいます(笑)。 僕は過去二回殺害予告されて、警察のお世
電車内で化粧をする女性を「みっともない」という言葉で切って捨てるマナー広告が物議を醸している。 現物を見てみよう。 炎上しているブツは、リンク先のページ(私の東急線通学日記)の上から4番目、「車内化粧篇」だ。 リンク先には、駅貼りポスターと、動画バージョン(マナーダンス篇)が掲載されている。 ポスター版では、上半分に頬杖をついて車両内を観察する主人公の女の子、下半分に電車の座席に座って鏡に向かってアイメイクをしている女性の写真を配置している。 キャッチコピーは、手書き文字でこう書かれている。 「都会の女はみんなキレイだ。」 「でも時々、みっともないんだ。」 動画版は、車両の向かい側の座席で化粧をする女性たちを見て、顔をしかめて 「みっともな!」 とつぶやいた(「吐き捨てた」と言った方が正確でしょうね)主人公の女の子が、突然メイクアップ中の女性たちに向かって「マナーダンス」という攻撃的な振り
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