[東京 26日 ロイター] セブン&アイ・ホールディングス3382.Tは26日、傘下のそごう・西武が運営する西武有楽町店を閉鎖する方針を固めた。関係筋がロイターに明らかにした。消費低迷の影響を大きく受けており、高額品を中心に販売不振が続いている。 西武有楽町店は、売り場面積が1万5700平方メートル。09年2月期の売上高は前年比8.5%減の161億9100万円だった。 独立系のリサーチ会社、ティー・アイ・ダヴリュの西村尚純取締役は「百貨店事業は池袋店に集中する方針を出しており、閉店に意外感はない。他の不採算店舗も閉めざるを得ないだろう」と述べている。 セブン&アイHDの広報担当者は「正式には何も決まっていない」としている。 同社の村田紀敏社長は20日のロイターのインタビューのなかで、百貨店事業について「今後も店舗閉鎖が出る可能性がある」としたうえで、高齢化社会が進むなかで、百貨店の位置付け