プレスリリース (研究成果) カキの受粉に野生のコマルハナバチが大きく貢献 - 野生の花粉媒介昆虫を活用した省力的な栽培に向けて - 農研機構 島根県農業技術センター 森林総合研究所 ポイント 受粉が必要な果樹・果菜類の栽培で、野生の花粉媒介昆虫1)が役立っていることは知られていますが、その実態には不明な点が多くありました。農研機構は野生の花粉媒介昆虫を積極的に活用するための調査マニュアルを開発し、その研究の中でカキ2)の花粉媒介に野生昆虫のコマルハナバチ3)が全国的に大きく貢献していることを明らかにしました。生産現場における野生の花粉媒介昆虫の貢献を把握することによって、飼養の花粉媒介昆虫として導入されているセイヨウミツバチの巣箱数を地域単位で適正化でき、省力的な栽培が可能になります。 概要 受粉が必要な果樹・果菜類の栽培においては、生産を安定させるために人工授粉やミツバチの巣箱の導入が