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雑感665-2014.3.10「『原発事故と放射線のリスク学』ができました」 3月14日に書店に出るとのことですが、ようやっと本が出来上がりました。この2年間、福島の問題で悪戦苦闘してきたことをまとめて本にしました(事故後1年間は家族の看病とナノ材料のリスク評価書のまとめのため、何もできませんでした)。 放射線のリスク評価はどちらかと言えば簡単です。その上、わが国にはこの分野で多くの研究者、さらには大きな国の研究所(今は独立法人ですが)、例えば放射線医学総合研究所や日本原子力研究開発機構などがこの問題に取り組んでいますので、すでに被ばく線量のデータなどは出尽くしていると言ってもいい状態です。 有害性については、分からない、分からないと学者や政治家、評論家が言い続けていますが、これくらい分かっているものは他にありません。 それにも拘わらず、混乱しています。それは何故か?一つにはリスク管
雑感657-2013.11.25「個人被ばく量-伊達市1年間の結果 やはり、そうだった-計算値の1/2から1/3-」 伊達市は、8割もの市民にガラスバッジをつけてもらい、個人被ばく量の測定をしてきた。今回、その結果が11月21日発表された。1年間継続して測定し、集計した結果は、その8割だとのことだが、これだけ本格的な結果は他にはない。 この解説をしたいが、今、時間がないのでとりあえず、発表資料をここに転載する。また、概略として、11月22日の福島民報の記事URLを書いておく。 http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2013/11/post_8653.html 以下、伊達市が記者会見で公表した資料です。(PDFファイルは、ここをクリック)
雑感647-2013.7.9「ようやっと終わりましたね、BSE全頭検査」 7月1日(2013年)から、12年続いてきた牛の全頭検査が事実上なくなった。事実上というのは、48ヶ月超の検査は残るから。 何回か書いてきているが、現在の検査方法では、若い牛がたとえBSEにかかっていても、検出できないことが分かっているにも拘わらず、この検査を自治体は続け、それに対し厚労省は補助金を出してきた。 今回、厚労省が主導して、全国一斉にやめるということでやめることができた。こういう形でしかやめることができない自治体の自主性のなさに呆れかえる。 全国一斉にやめるとしても、関係自治体が集まって、皆でやめましょうという申し合わせをするなら、まだ、理解できる。しかし、国から言われ、催促されてようようやめることになった。 不思議な論理、全頭検査をすると危険と思われる 田村厚労相は28日の閣議後の記者会見で、
リンゴの花粉は昆虫によって運ばれます。花を利用する昆虫と、昆虫を利用する植物はお互いに依存関係を保ちながら長い間進化してきました。ところが、農薬を使う、除草剤を使う、環境を変えるなど、人がいろいろと手を加えることによって昆虫の数が減少し、リンゴの花に必要な花粉が十分行き渡らなくなりました。 リンゴは異品種の花粉でないと実を結ばない他花受精を原則とする植物です。受粉が不完全だと病気にも弱くなりますし、良い実をつけなくなります。 そこで人工授粉が、1955(昭和30)年頃から行われるようになりました。綿棒の先に採取した花粉を付け、花の一つ一つに人手で授粉するという気の遠くなるような作業です。かつてはリンゴ開花期には、たくさんの人々が集中してこのつらい仕事をして、少なくなった虫の代わりをしていました。 ところが青森県のりんご園では、この人工授粉をする人の姿が近頃めっきり少なくなりました。そ
たばこ、飲酒は納得だったが、野菜嫌いは「えっ?」という感じだった。何を疑問に思ったかと言えば、一つは、サプリだとか、いろいろな食品の影響についての説明は、コマーシャルもあるのでどうも信用できない、さらに、効果があると信じていると実は違うみたいで10年に1回くらい逆転するような感じだった。また、野菜の中には相当な発がん性物質が含まれているが、大丈夫かという疑問もあった。 放影研の論文で納得した そこで、いろいろ調べてみた。そして、最も納得のできたのが放影研の以下の論文だった。 スライドに書いた通り、原爆被ばく者34818人を35年間に亘って調べたものである。 そして、1Svでがん(固形がんと白血病)死亡率は49%増えるが、黄緑色野菜を毎日食べる人は、週1回しか食べない人とくらべて、がん死亡率は13ポイント減り、1Svの効果が36%になるというものである。 この論文の冒頭に書かれている
(**この中には、「検出せず」とされた試料は含まれない。) こういう精力的な分析が行われ、基準値は500 Bq/kgであるにも拘わらず、100~500 Bq/kgのコメ32,300トンは廃棄し、100 Bq/kg以下のみを市場に出すという措置をとった。 (福島県はNDとか、不検出、検出限界値以下という表現は誤解を招くということで、「検出せず」と表記している。しかし、正直言って、NDと「検出せず」の違いが分からないが、先に進むことにする) 不検出のレベルは? 緊急調査結果を見ると「不検出」(「検出せず」)の検体の数は多いが、一体これはどのくらいのレベルを意味するのだろうか? 500 Bq/kg以下ならいいという世界で、現実には100 Bq/kg以下であるから、別に危険だとか食べていけないというわけではない。しかし、福島のコメが、今、大体どういうレベルにあるかは大きな関心事だし、また
新潮45、1998年12月号掲載原稿(中西準子執筆) 環境ホルモン空騒ぎ 私の研究室でいわゆる環境ホルモンの一種、ダイオキシンの研究に取り組み始めたのは、今から一○年ほど前である。農薬の影響を調べていた時、農薬そのものより不純物のダイオキシンのリスクが高いことを知り、どうしても研究すべきだと考えた。しかし、途中で何回かこの研究をやめようと思ったことがあった。あまりにも研究費がかかりすぎるからである。研究費で四苦八苦してきた身には、今のダイオキシンブームはありがたいと言っていいかもしれない。しかし今、新聞、雑誌、TVなどでダイオキシンについて言われていること、そこに登場する学者の言っていることは、あまりにも大げさで九割方違っていると思う。『文藝春秋』十月号に日垣隆さんが書いているとおりである。これでは環境問題に関する社会の信頼を失い、将来に禍根を残すのではないかと心配である。また、母乳を
900番台(9番台)が実に全体の61%を占めていた。一体、これは何だろう? そもそも、9番台の郵便番号の地域はえらく広がっているがどうしてだろう? 郵便番号の怪 Net情報だが、郵便番号は1968年7月1日に決められた。最初の番号は、その時に付けられたものである。当時、鉄道郵便の路線、経路の駅順に決められたとWikipediaには書かれている。 9番台の郵便番号については、以前に疑問を持った人がいて、netでそのことが論じられている。その中の解釈のひとつとして、当時、すべてのことが、東京、関東、甲信、東海、近畿、中国、四国、九州、(沖縄、)北陸、東北、北海道の順序になっていた、北海道の0は10だと考えれば、この順序として説明がつくというのがあった。最後の沖縄、北陸(新潟を含むようですね)、東北が全部9になったという解釈も成り立ちますね。 ある程度、推定はできるが、やはり郵便番号の
雑感579-2012.2.22「福島のコメ問題」 「不検出」という甘い誘惑 放射線濃度の自主分析で生産者の方が試料を持ち込み、「不検出」でした、「検出限界値以下」でしたと嬉しそうにして帰る映像を見ると胸が痛む。 当たり前のことだが、「不検出(ND)」は0ではない。しかし、0と思わせるところがある。基準値が100 Bq/kgで、その測定器の検出限界値が25Bq/kgとしよう。数値が、50 Bq/kgでも、30 Bq/kgでも基準値内だから良いはずだが、どうしても「不検出」を生産者は追求しようとするのではなかろうか。また、機器の性能としては20 Bq/kgも測れる、そして、測定結果が20 Bq/kgだったとしても、むしろ「不検出」という表記を求めるのではなかろうか。 昨年度のコメについて、福島県が発表した結果には、ND、100 Bq/kg以下(但しNDは含まず)、100~200 Bq/k
雑感390-2007.6.18「神栖井戸水ヒ素汚染事件 意外な展開 −公害等調整委員会で審理中−」 これまでの経過 茨城県神栖市の井戸水ヒ素汚染については、今までも何回か書いてきた。(過去の記事は文末の一覧へ) 旧日本軍の砲弾が原因というような報道が盛んに行われていた。また、環境省も毒ガス調査として、金属の砲弾が埋まっていることを想定したような調査を行い、また、被害を訴えている住民の救済には環境省があたった。 筆者は、「旧日本軍」「毒ガス砲弾」「国の責任」ということに対し、終始疑問を書いてきた。その近くでは、砂利が採掘され、砂利穴に廃棄物が埋め立てられていることが多かったことを知っていたので、まず、廃棄物を疑っていた。茨城大学広域水圏センターの楡井教授等の調査が契機になり、最終的にコンクリート塊の中に閉じこめられたジフェニルアルシン酸(DPAA)を主成分とするヒ素化合物が発掘され、
厚生労働省は、食品添加物に対して1-Bの立場をとってきた。「発がん性があり、かつ遺伝毒性があればADIを決めることができない」という委員会の結論は、「リスクゼロでなければならない」という立場である。 つまり、発がん性試験の結果は、それほど強いものではないが、遺伝毒性があれば、リスクはゼロではないから駄目、という論理である。 では、常に、そのような立場をとってきたかというとそうではない。例えば、アフラトキシンは強発がん性で、動物のみならず人に対しても発がん性が証明されており、遺伝毒性ありだが、許容値を決めている。そうでなければ、ピーナッツとか、ピスタシオとかを食べることができない。 水道水に対しては、1-Aの立場をとってきた。そうしないと、水道水の消毒ができず、かえって大きなリスクを招いてしまうからである。しかし、後者のことは大きな声では言わず、表向きの発言では、常に、「リスクはゼロで
雑感536-2010.10.12「ノーベル賞−二つの話題−」 戦後の技術革新時代の力量 クロスカップリン反応の発明者、活用者3人にノーベル化学賞が授与され、その内2人が日本人だったのでやや興奮。北大名誉教授の鈴木章さんと、米国Purdue大学特別教授の根岸英一さん。根岸さんの経歴を見ると、湘南高校、東大応用化学、帝人、Purdueとなっていて、その当時は最も秀才の人が辿る典型的な経歴である。 当時は、戦後の技術革新の波が押し寄せていた時代で、その内容は石油化学だった。成績の良い学生が応用化学に進み、その中で一番、二番の学生が帝人や東レなどの繊維系の化学会社に引き抜かれた。合成繊維がまさに技術革新の成果だった時代。そういう時代背景を考えると、根岸さんの受賞はよく分かる。1960年代(昭和30年代)の日本の力を反映しているように思う。 受賞の対象となっている反応が広く使われていること、さら
雑感410-2007.11.20「苦い思い−『消費者製品のアルミによるアルツハイマー病のリスクはない』というドイツの報告−」 畝山さんのblogを見ていたら、アルミニウムとアルツハイマー病とは関係ないというドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)の報告があった。確か、少し前にドイツ語で出て、気にしてはいたが、ドイツ語ね、みたいな感じでさぼっていた。今回は英語の論文ということで読んだ。 食品安全情報blog(畝山さんのblog):http://d.hatena.ne.jp/uneyama/ 実は、苦い思い アルミの問題は、私にとってはそれほどニュートラルな問題ではない。と言うのは、以前「水情報」というニュースレターを出していた時(1993年)に、水道水中のアルミの危険性について、どうも危険みたいという記事を書き(どういう記事だったかは、後で述べる)、自分自身は、アルミの鍋をステンレスに代え
・近年、O-157やサルモネラ菌等による食中毒の発生が大きく報道されており、社会問題の1つとして取り上げられている。 このような、食べ物による食中毒や感染症を防止する目的で「食品衛生法」が定められている。(昭和22年12月24日発布、法律第233号)また、これに付随する基準や規則が制定されている。 ・たまご(殻付き卵)についても法律の改正により、平成11年11月より賞味期限の表示を行うことが義務付けされることになっている。 ・たまごは、豊富な栄養素を含んでいるが、これは繁殖する細菌にとっても都合のよいものであり、特に、生たまごの取り扱いについては、調理の直前に割卵するようにし、割ったままのものを冷蔵庫に長く保存することのないようにしなければならない。 また、調理後は早く食するということも重要である。 ・食中毒の原因となる病原微生物や有害化学物質などの「危害原因物質」は、食品に含まれてはなら
当たり前だけども、どのレンジでもEtは3.71〜0.63Vである、というか そのために充電時間を変えてレンジ切り換えしてるわけだから。 で、コレをA/D変換すると(実は10bitのADCなんだけども、そこまで分解能は要らないので下位2bitを捨てて8bit値にすると) 190〜32となる。 で、ホントならこのEtから指数関数で抵抗値を算出し、さらに対数値をとって湿度を求める事になる。 Et → 抵抗値 → 対数値(湿度) こんな感じ。 が、今回はここを一気にEtから(抵抗値を経由しないで)テーブルで対数値を求めている。 なお測定レンジは、各レンジ共に1桁なので、その(10を底とした)対数値は1.0〜0となるわけだけど、 ここでは0.025を1LSBとする固定小数点で表現している。つまり1.0〜0は40〜0で表現される。 言い方を換えれば、抵抗1桁あたり40だね。 で、
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