眼遊 GANYU @ganyujapan 山からたくわんの匂いがします。 このたくわんの匂いを嗅ぐと、春が来たなぁと感じますが、他の人に言っても分かってもらえません… 春ってたくわんの匂いしません??? pic.twitter.com/BZFeeGLSiU 2024-03-27 14:14:03
眼遊 GANYU @ganyujapan 山からたくわんの匂いがします。 このたくわんの匂いを嗅ぐと、春が来たなぁと感じますが、他の人に言っても分かってもらえません… 春ってたくわんの匂いしません??? pic.twitter.com/BZFeeGLSiU 2024-03-27 14:14:03
花粉を体に付けたキノコバエを水差しのような形状をした花序(かじょ、花の付いた茎全体)の中に死ぬまで閉じ込めながら受粉していると考えられていた植物のテンナンショウに、キノコバエも卵を産み付けて幼虫を育てる場に利用していることを神戸大学大学院理学研究科の末次健司教授(植物生態学)らが発見した。キノコバエの一部は産卵後に花序から脱出しているとみられる。テンナンショウがキノコバエをだまして見返り無く受粉に使っているという常識を覆し、両者が助け合う共生関係になりつつある可能性を示している。 ナンゴクウラシマソウ(サトイモ科テンナンショウ属)の花に引き寄せられたキノコバエのうち、イシタニエナガキノコバエのみ産卵と脱出ができるものがいる。ふ化したキノコバエの幼虫は腐った部分を食べて育つ(イラスト・神戸大学西垣宏紀さん、末次健司教授) 虫に花粉や蜜を与えて多くの花を訪れてもらうことで受粉し、種子を残す植物
熱帯性のウツボカズラのツルツルした表面によって、獲物はその大きく空いた口に転がり込む。ウツボカズラは肉食植物の一種であり、罠にかかった昆虫や小動物を餌にする。(PHOTOGRAPH BY HELENE SCHMITZ, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 肉食の植物は、昔から人々の想像力をかき立ててきた。たとえば『アダムス・ファミリー』や『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』といったカルト的な映像作品には、肉を食らうモンスター植物が登場する。だが現実の食虫植物も、あれほど血に飢えてこそいないものの、負けず劣らず魅力的だ。 一般に、植物は食物連鎖の最下層にいると考えられている。しかし、獲物を誘い、捕らえ、消化できる食虫植物は、「動物を食べるという驚くべき能力によって、自然の法則を覆す」存在だと、フランス国立科学研究センターの科学者ロランス・ゴーム氏は言う。 食虫植物の中でも最大
神戸大学大学院理学研究科の末次健司教授 (兼 神戸大学高等学術研究院卓越教授) らの研究グループは、主要な花粉の運び屋 (送粉者) であるキノコバエ類の一種イシタニエナガキノコバエがナンゴクウラシマソウ (サトイモ科テンナンショウ属) の花序を産卵場所として利用していることを明らかにしました。さらに、通常は脱出不可能と考えられていた花序の上部から、このキノコバエが脱出できることも分かりました。 テンナンショウの仲間は、送粉者であるキノコバエ類を、雌花序の中に閉じ込めて殺すことが知られていました。しかし、今回の研究により、ナンゴクウラシマソウの主要な送粉者は雌花序から脱出する場合があり、さらにその幼虫が腐った花序を餌として成長することも明らかになりました。本研究結果は、これまでの植物学の常識であった「テンナンショウの送粉者は何の利益も得ない」という考え方を覆す発見です。 この研究成果は、国際
メルカリは1月24日、希少なゴキブリやムカデなどの動植物7種の出品と販売を禁止すると発表した。これらの動植物は絶滅のおそれがあることから、環境省は国内希少野生動植物種などに指定。2月13日から採取や販売などが禁止になるため、同日からメルカリ上での取り扱いも禁止する。 メルカリでの取り扱いが不可となるのは、国内希少野生動植物種に指定された「ウスオビルリゴギブリ」「ベニエリルリゴキブリ」「リュウジンオオムカデ」「ツクシムレスズメ」「ジョウロウラン」「コミノヒメウツギ」と、国際希少野生動植物種に指定された「パキュポディウム・ウィンドソリイ」。 2月13日以降、対象の動植物の販売ページを確認した場合、順次削除していく。これらの動植物を出品している場合は、出品を取り下げるよう呼び掛けている。 環境省は1月19日、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令」を閣議決
よく耳にする「生物多様性」という言葉。でも私たちは、それが本当はどういうことなのか、まだ知らないのではないか。生き物たちは、厳しい生存競争を繰り広げる一方で、種を超えて複雑につながり合い、助け合って生きている。“人間は最も進化した生き物だ”という思いこみをやめて、生命の星・地球を支える「生物多様性の本当の姿」を見つめたい。 そんなテーマを掲げて制作された、NHKスペシャルの大型シリーズ「超・進化論」。番組では、これまで見ることができなかった生き物たちの驚くべき世界を、映像化することに挑んでいる。植物がまるでおしゃべりするかのようにコミュニケーションをしている様子や、幼虫からまるで違う成虫の姿へと大変身するサナギの中の透視映像は、世界で初めて撮影されたものだ。私たち人間にはこれまで見えていなかった、生き物たちの世界…。そこには、私たちと生き物たちとをつなぐ大切なカギが隠されていた。 (NHK
近年、カブトムシが住宅街の庭木「シマトネリコ」に昼夜問わず大集結するという奇妙な現象が、各地で目撃されているのをご存じでしょうか。「ダーウィンが来た!」のディレクターとして、謎の解明に乗り出した私たちは、研究者の最新研究の成果から、シマトネリコの極端に少ない樹液量や、カブトムシの雄が発するフェロモンが、大集結の原因になっている可能性にたどり着きました。そして、取材には意外な結末が待っていたのです。 【前の記事を読む】『住宅街でカブトムシが「大集結」する驚きの理由…カギは謎の「足蹴り動作」だった』 【はじめから読む】『カブトムシが住宅街の「植木」に謎の大集結!徹底調査でたどり着いた「意外な原因」』 ある法改正が大量のカブトムシを生み出した!? 私たちの前に最後に残った謎。それは、住宅街の現場に、どこから大量のカブトムシがやってきたのかという、いわばストーリーの根本です。その答えは、取材した都
2022年12月24日、土曜日。世間は週末でクリスマスイブ。 同世代の大学生たちが友達や大切な人と過ごす写真がInstagramにあふれる日。 そんな日の朝10時から、私(出口真愛)は神戸市北区の山の中に来ていました。 極寒の山道 自分史上かつてないクリスマスイブ 自分史上、例を見ない特殊なイブやな……。 なんて思いながら、白い息を吐き、耳が冷たくなるのを感じつつ、山道を登っていきます。 絶滅が危惧される希少な植物を守るという「草刈り」に参加するためです。 この日集まったのは、神戸を拠点に里山・里海の再生に取り組む私たち学生団体「Re.colab KOBE(リコラボコウベ)」の大学生3人のほか、農家の方や、高校で教師をしている方など十数人。主催するのは、神戸市で活動する市民団体「里地・里山の保全推進協議会」です。 参加者みんなで手鎌や両手ばさみ、草刈り機などを手に、うっそうと茂るススキやサ
ヒマワリの花畑で花粉を集めるマルハナバチの一種(Bombus impatiens)。(PHOTOGRAPH BY BILL BERRY, GETTY) マルハナバチなど、花の受粉を媒介する昆虫は、農薬や気候変動、生息地の消失、そして病気といった様々な脅威に直面している。マルハナバチの腸に寄生するクリシジア・ボンビ(C・ボンビ)という原虫(単細胞の微生物)もそのひとつだ。(参考記事:「マルハナバチが絶滅に向かっている、原因は高温」) この病原体には、ヒマワリの花粉が薬のように効く可能性が過去の研究で示されてきたものの、詳しいことはわかっていなかった。だが、2022年1月8日付けで学術誌「Journal of Insect Physiology」に発表された論文によって、驚くほど単純なしくみが明らかになった。 「ヒマワリの花粉を食べたハチは大量の糞をします」と、論文の筆頭著者を務めたジョナサン
【ポイント】 奄美大島の固有種で、絶滅危惧種でもあるアマミエビネ(ラン科)の受粉生態を 自然下で初めて調べました。 7年間にわたる野外調査から、本種がオキナワヒゲナガハナバチただ1種に受粉を頼っていることを明らかにしました。 今回得られた知見をもとにして、今後も長きにわたって存続していけるよう本種の生育地保全のあり方に関する提案も行いました。 【概要説明】 熊本大学大学院先端科学研究部の杉浦直人准教授は、奄美大島の固有種で絶滅危惧種でもあるアマミエビネ(ラン科)の受粉生態を7年間(2015~2021年の3月)にわたって調査し、本種が (1)花蜜を分泌しないこと、(2)その無蜜花を誤って訪れてしまうオキナワヒゲナガハナバチだけに受粉を頼っていること、(3)受粉に成功し、実を稔らせる花の割合(稔実率)は年によって変動するものの、一貫して低いことなどを初めて明らかにしました。 また、アマミエビネ
Home 研究トピックス一覧 オジギソウは、どのようにして、何のために葉を動かすのか? -「光る」「おじぎをしない」オジギソウを用いて、虫害防御高速運動を解明- オジギソウは、どのようにして、何のために葉を動かすのか? -「光る」「おじぎをしない」オジギソウを用いて、虫害防御高速運動を解明- 2022/11/15 概要 埼玉大学大学院理工学研究科の萩原拓真大学院生、豊田正嗣教授(サントリー生命科学財団・SunRiSE Fellow、米国ウィスコンシン大学マディソン校・Honorary Fellow)の研究グループは、基礎生物学研究所の長谷部光泰教授の研究グループと共同で、オジギソウの運動を引き起こす長距離・高速シグナルを可視化し、この葉の動きが草食性昆虫から身を守る役割があることを明らかにしました。 本研究グループは、カルシウム(Ca2+)1のバイオセンサー2遺伝子を組み込んだ「光る」オジ
葉に触るとおじぎするように動く「オジギソウ」について、埼玉大学などの研究チームは、遺伝子組み換えの技術を使い実験した結果、葉が動く仕組みを解明するとともに、昆虫から身を守るため葉を動かしていると結論づけたと発表しました。 マメ科の植物の「オジギソウ」は、葉を触ったり傷つけられたりするとおじぎをするように動きますが、葉が動く詳しい仕組みや理由は分かっていませんでした。 こうした謎を解明するため、埼玉大学の豊田正嗣教授らと愛知県の基礎生物学研究所の研究チームが、遺伝子組み換えの技術を使って実験しました。 研究チームが注目したのは葉の中のカルシウムで、カルシウムを光らせるオジギソウを作り観察したところ、葉が傷つくとカルシウムが信号の役割を果たし、葉の付け根などにある「葉枕」という部分に伝わり、葉が動くことが分かったということです。 さらに、この「葉枕」を無くして「おじぎをしない」オジギソウを作り
東京大学先端科学技術研究センター生物多様性・生態系サービス分野の森章教授らの国際研究グループは、世界中の133研究サイトにおいて、生態系-気候系における炭素循環に大きな影響を持つ木材分解プロセスを調べる研究を実施しました。これまで、シロアリが果たす分解者としての役割は、微生物に比べてよく分かっていませんでした。当研究では、気候が温暖化するにつれて、シロアリが木材分解においてより大きな役割を果たす可能性があることを示しました。本研究成果は、2022年9月23日付けでScience誌に掲載されました。 森林は、巨大な炭素貯留庫です。光合成の過程で、樹木は大気中から二酸化炭素を取り除き、樹木内に炭素の有機化合物として貯留をしています。そして、葉や幹などが朽ちて土に還る過程で、多量の有機炭素が土壌中にも蓄積されます。一方で、これらの有機物が分解され無機化されると、分解者である微生物や動物の呼吸を介
8歳の子どもが見つけたアリの行動が、1世紀以上にわたり続けられてきた昆虫と植物の相互作用に関する研究の見直しにつながる新発見だったことが分かりました。 Oak Galls Exhibit Ant Dispersal Convergent with Myrmecochorous Seeds | The American Naturalist: Vol 200, No 2 https://doi.org/10.1086/720283 Boy's discovery reveals highly complex plant-insect interaction https://phys.org/news/2022-09-boy-discovery-reveals-highly-complex.html ◆研究の発端 今回の新発見のきっかけは、当時8歳のヒューゴ・ディーンズ君が自宅の裏庭にあるアリ
ウツボカズラの新種発見 捕虫袋が土に埋まる―インドネシア 2022年08月28日15時11分 新種ウツボカズラの土に埋まった捕虫袋。インドネシアのカリマンタン島(ボルネオ島)で発見された(チェコのパラツキー大などの研究チーム、フィトキーズ誌提供) 食虫植物のウツボカズラ類で、捕虫袋が根元の土に埋まっている新種がインドネシアのカリマンタン島(ボルネオ島)で見つかった。主な獲物のアリが袋の中に落ちると、消化酵素を含む液体で消化されてしまう。チェコのパラツキー大などの研究チームが28日までに国際的な植物学誌フィトキーズ電子版に発表した。 〔写真特集〕新種だよ 珍種も集合 発見場所は海抜1100~1300メートルの山地の尾根付近。捕虫袋は長さ7~11センチ、幅3~5.5センチで赤っぽい色をしている。土に埋まっていれば、乾燥した環境になってもしのぎやすいと考えられる。捕虫袋の内部を調べたところ、アリ
カリブ海に生息する紫色の海綿動物ストーブ・パイプ・スポンジ(Aplysina archeri)の大群。このろ過食動物が周囲の水から集めた他の動物のDNAは遺伝子研究者にとって重要な情報源となりうる。(PHOTOGRAPH BY WILD HORIZON, GETTY IMAGES) 前肢のあるウナギのようなリオグランデレッサーサイレン(Siren intermedia texana)が、米国とメキシコの国境にある町イーグルパス付近で見つかってから140年以上が経った。しかし、この希少な動物がまだそこに生息していることを示すのに、直接彼らを捕まえる必要はない。水差し1杯分の泥水をろ過すれば十分だ。 リオグランデレッサーサイレンは有尾目サイレン科の両生類。体長約30センチで後肢がなく、テキサス州では保護対象となっている。(参考記事:「体長60cmの謎の大型両生類サイレン、新種として記載」) 現
中央大学理工学部 教授 高田まゆららの研究グループは、昆虫による植物の送粉注1)研究における連続写真撮影の有効性を示す論文を発表しました。 美しい花を咲かせる植物の多くは昆虫や鳥などの動物に花粉を運んでもらい受粉・結実しますが、花を訪れる全ての動物が送粉に有効とは限りません。花粉を運んでくれる動物であっても、その活動は開花期間の中で開花からの経過日数や時間帯、天候によって変動するため、短時間の観察から全体像を把握することは困難でした。そこで、天候に左右されずに5秒間隔で写真を撮影できる自動システムを用いて、ハチ、ハエ、甲虫など様々な昆虫が訪れるハスの花の開花全期間(約4日間)におけるほぼ全ての訪花を記録し、撮影した花の種子生産まで調査したところ、雨風がなく最適な気温の下で開花2日目の朝5~7時台に花を訪れるハチ類が多いほど種子生産が増えることが明らかとなりました。一方で、送粉昆虫を捕らえて
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