科学と病害虫に関するagrisearchのブックマーク (400)

  • 蛾は以前のように「光に引き寄せられないよう進化している」【ハーバード大学】 - ナゾロジー

    飛んで火に入る夏の虫が、少なくなっています。 アメリカのハーバード大学(Harvard University)で行われた研究により、蛾が光を利用した罠によって捕らえられる数が、25年前と比べて大幅に低下していることが示されました。 またこの傾向は複数の地域で同時に確認されている、広域かつ長期的なものであることも示されました。 光を使った罠は大学の研究者だけでなく地元の学者、さらには夏休みの自由研究などにも利用される極めて普及した方法として長年にわたり利用されてきました。 今、光と昆虫の間に何が起きているのでしょうか? 結論から言えば虫たちは人工光に捕らえられないよう進化している可能性があるようです。 研究内容の詳細は2024年4月19日に『Journal of Insect Conservation』にて「蛾は以前ほどライトトラップに引き寄せられなくなっている(Moths are less

    蛾は以前のように「光に引き寄せられないよう進化している」【ハーバード大学】 - ナゾロジー
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    agrisearch 2024/04/24
    「アメリカタバコガはコーンイヤーワームとも呼ばれる蛾の一種」「周辺の都市の明るさ(光害)のレベルと、農場のライトトラップで捕獲される蛾の数に相関性がない」
  • 「200年超の謎」を大解明、京大・西村いくこ氏に聞いた「植物の不思議」な仕組みとは

    1950年京都市生まれ。1974年大阪大学理学部生物学科卒、1979年同大学院博士課程修了、理学博士。1980年名古屋大学、および神戸大学の研究生、1985年フランス国立科学研究所研究員。1991年岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所助手、1997年同助教授、1999年京都大学大学院理学研究科教授、2016年同名誉教授。2016年甲南大学理工学部教授、2019年同特別客員教授、2021年同名誉教授。2022年奈良国立大学機構理事(非常勤)、2023年奈良先端科学技術大学院大学理事(非常勤)。2014年11月紫綬褒章。2023年瑞宝中綬章。2024年みどりの学術賞。 ──(大隅基礎科学創成財団 理事 野間 彰氏)西村さんは、これまでに多くの基礎研究をされ、数ある功績を残してきました。その中でも印象的な研究についてご紹介ください。 西村 いくこ氏(以下、西村氏):心に残っているのはどれもそうで

    「200年超の謎」を大解明、京大・西村いくこ氏に聞いた「植物の不思議」な仕組みとは
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    agrisearch 2024/04/15
    「植物のカスパーゼ探し」「それで細胞の中(細胞質)で増殖するウイルスを攻撃(分解)する。でも植物細胞も死んでしまう。つまり、ウイルスに感染した細胞は、ウイルスと心中する訳です」
  • 「顔ダニ」は誰の顔にもいる、いったい何をしているのか?

    ほとんど誰の顔にもいるダニは、どんなふうに生活し、私たちにどんな影響を与えているのだろうか。ナショナル ジオグラフィック別冊『禁断の世界 科学で解き明かす、見たくないけど見たいもの』から抜粋して紹介する。 顔ダニは皮膚のさまざまな症状を引き起こすとされてきたが、今ではとらえ方が変わってきている。(ILLUSTRATION by ARMANDO VEVE) 今この瞬間にも、何百匹、あるいは何千匹ものごく小さな8脚の動物が、私たちの顔の毛穴の奥深くにこっそりすみついている。私の顔にも、あなたの顔にも、あなたの親友の顔にも、知り合いや恋人の顔にも、ほとんど誰の顔にでもこの生きものはいる。彼らはある意味、私たちに最も近いパートナーだ。 その生きものとはダニだ。体は小さいが、クモガタ類に属し、クモの仲間とされる。あまりにも小さいので肉眼では見えず、動き回っていてもその動きを感じることはない。そもそ

    「顔ダニ」は誰の顔にもいる、いったい何をしているのか?
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    agrisearch 2024/04/10
    『禁断の世界 科学で解き明かす、見たくないけど見たいもの』/ニキビダニ、コニキビダニ。
  • 実は酔ってなかった「マタタビ反応」 ネコの生態を研究する岩手大農学部教授・宮崎雅雄さん<ブレークスルー 2024>:東京新聞 TOKYO Web

    宮崎雅雄(みやざき・まさお) 神奈川県横須賀市出身。岩手大農学部卒業、同大学院連合農学研究科博士課程修了後、理化学研究所や東海大の研究員などを経て、2011年、母校の岩手大に特任准教授として着任。20年から現職。21年、マタタビ反応についての研究成果を米科学誌で発表した。動物の嗅覚研究に取り組み、企業との製品開発などにも取り組む。ネコよりイヌ派で、イヌの研究もしており、家ではイヌを5匹飼っている。 研究室で飼育しているネコ「セル」を抱く岩手大教授の宮崎雅雄さん。世界的な科学誌が名前の由来で、他に「サイエンス」など17匹のネコがいる=盛岡市の岩手大で ネコにマタタビをあげると、転がったり葉をなめたりかんだり。日では300年以上前から知られ、「マタタビ踊り」とも呼ばれるネコの不思議な反応で、その理由は「マタタビの匂いを嗅いで酔っぱらっているから」と考えられてきました。岩手大農学部教授の宮崎雅

    実は酔ってなかった「マタタビ反応」 ネコの生態を研究する岩手大農学部教授・宮崎雅雄さん<ブレークスルー 2024>:東京新聞 TOKYO Web
  • 病原性因子の標的選択性を決める新たな仕組みを発見 ――葉化病の治療薬開発に期待―― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表のポイント 病原体が分泌する病原性因子には、特定のタンパク質に結合して分解する働きを持つものが数多くあります。その場合、「病原性因子が結合するタンパク質は分解の標的である」と考えるのが一般的でした。 今回、ファイトプラズマの分泌する病原性因子「ファイロジェン」が、植物タンパク質と結合するにも関わらず分解しない場合があることを発見し、その標的選択性が分解装置への輸送の可否により決まることを明らかにしました。 ファイロジェンと結合しても分解されない植物タンパク質は、ファイロジェンの働きを阻害する治療薬として逆利用できる可能性があり、葉化病の予防・治療につながることが期待されます。 発表内容 研究成果概要 東京大学大学院農学生命科学研究科の鈴木誠人大学院生と前島健作准教授らの研究グループは、植物の花を葉に変える細菌タンパク質「ファイロジェン」が宿主タンパク質を選択的に分解する新しい分子メカニ

    病原性因子の標的選択性を決める新たな仕組みを発見 ――葉化病の治療薬開発に期待―― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
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    agrisearch 2024/02/26
    「ファイトプラズマの分泌する病原性因子「ファイロジェン」が、植物タンパク質と結合するにも関わらず分解しない場合があることを発見し、その標的選択性が分解装置への輸送の可否により決まること」
  • 植物に化学工場を作る構造の発見 ――キュウリブルームレス変異株の解析から―― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表のポイント 分泌性トライコムに新しい構造を発見し、ネックストリップ(Neck strip)と命名しました。 この構造の発見により分泌性トライコムに物質を貯蔵する機構が明らかになりました。 この成果は植物の病気や害虫抵抗性、有用物質の生産向上に繋がることが期待されます。 発表概要 東京大学大学院農学生命科学研究科の神谷岳洋准教授らによる研究グループは、キュウリのブルーム(果実表面の白い粉)が形成されない変異株を解析することにより、分泌性トライコム(注1)の特定の細胞(neck cell)に形成されるリグニン(注2)が、分泌トライコムに貯蔵された物質が漏れないようにする障壁として機能することを見出しました。この構造は研究で初めて見出されたことから「ネックストリップ」と命名しました(図1)。ネックストリップは他の植物の分泌トライコムにも存在しており、植物に普遍的な構造であると考えられます。

    植物に化学工場を作る構造の発見 ――キュウリブルームレス変異株の解析から―― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
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    agrisearch 2024/02/26
    「分泌性トライコム(注1)の特定の細胞(neck cell)に形成されるリグニン(注2)が、分泌トライコムに貯蔵された物質が漏れないようにする障壁として機能することを見出しました」
  • 登山者の敵「ヒル」の産卵撮った…三重の小中高生、時には徹夜し数年間観察

    【読売新聞】 鈴鹿山麓などを拠点に、登山者の敵「ヒル」の生態の調査を続ける「子どもヤマビル研究会(ヒル研)」(三重県いなべ市)が、ヒルの産卵の撮影に成功した。長年の活動をまとめたはベストセラーとなっており、メンバーは来月、津市内で

    登山者の敵「ヒル」の産卵撮った…三重の小中高生、時には徹夜し数年間観察
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    agrisearch 2024/02/03
    「子どもヤマビル研究会(ヒル研)」
  • 虫が「飛んで火に入る」理由とは 英などの研究チームが分析 | NHK

    夜の街灯など、人工の光に虫が集まる現象を解明しようと高速カメラを使って昆虫の動きを詳しく分析した研究結果が発表され、研究チームは虫が「飛んで火に入る」理由を説明できるものだとしています。 虫が人工的な光に集まる現象は広く知られていますが、なぜこうした行動をとるのか、詳しい科学的な理由は分かっていません。 この謎に対し、イギリスなどの研究チームはさまざまな人工的な光を使って、「が」やとんぼなど、昆虫の飛び方を高速カメラを使って分析し、その結果を30日、科学雑誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表しました。 研究チームが映像を詳しく調べると、昆虫は、光をめがけて飛んでいるのではなく、光に対して背中側を向けようとして常に姿勢を変えながら飛ぼうとしていることがわかりました。 この習性は、自然界では太陽などの光をもとに上下を認識して飛ぶのに役立ちますが、電球などの人工の光の場合、光に背中を向け

    虫が「飛んで火に入る」理由とは 英などの研究チームが分析 | NHK
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    agrisearch 2024/02/01
    「この習性は、自然界では太陽などの光をもとに上下を認識して飛ぶのに役立ちますが、電球などの人工の光の場合、光に背中を向けるように姿勢を変えるため、電球の周りをまわるように飛ぶことになるということ」
  • 【世界初】植物は会話していた!?<br>人には見えない“生き物の別世界”を可視化した! | NHK・SDGs 未来へ17アクション

    よく耳にする「生物多様性」という言葉。でも私たちは、それが当はどういうことなのか、まだ知らないのではないか。生き物たちは、厳しい生存競争を繰り広げる一方で、種を超えて複雑につながり合い、助け合って生きている。“人間は最も進化した生き物だ”という思いこみをやめて、生命の星・地球を支える「生物多様性の当の姿」を見つめたい。 そんなテーマを掲げて制作された、NHKスペシャルの大型シリーズ「超・進化論」。番組では、これまで見ることができなかった生き物たちの驚くべき世界を、映像化することに挑んでいる。植物がまるでおしゃべりするかのようにコミュニケーションをしている様子や、幼虫からまるで違う成虫の姿へと大変身するサナギの中の透視映像は、世界で初めて撮影されたものだ。私たち人間にはこれまで見えていなかった、生き物たちの世界…。そこには、私たちと生き物たちとをつなぐ大切なカギが隠されていた。 (NHK

    【世界初】植物は会話していた!?<br>人には見えない“生き物の別世界”を可視化した! | NHK・SDGs 未来へ17アクション
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    agrisearch 2024/01/25
    NHKスペシャル「超・進化論」より
  • 植物は悲鳴をあげるらしいけど だとしても悲鳴を上げたところでほかの仲..

    植物は悲鳴をあげるらしいけど だとしても悲鳴を上げたところでほかの仲間は助からないし何も変わらなくないか

    植物は悲鳴をあげるらしいけど だとしても悲鳴を上げたところでほかの仲..
  • 【研究指導の現場】興味から始まった卒業研究が査読論文に―「論文マグ」手にした農・竹中彩さんの研究室ライフ|茨城大学

    ホーム NEWS 【研究指導の現場】興味から始まった卒業研究が査読論文に―「論文マグ」手にした農・竹中彩さんの研究室ライフ 【研究指導の現場】興味から始まった卒業研究が査読論文に ―「論文マグ」手にした農・竹中彩さんの研究室ライフ これから大学へ進学するというみなさんにとっては、大学の研究室やゼミでの「研究指導」がどういうものなのか、気になるかもしれません。 そこで今回、農学部地域総合農学科の菊田真吾准教授の研究室にお邪魔しました。昨年度菊田研究室で卒業研究に取り組み、現在は大学院農学研究科に所属する竹中彩さんは、卒論をもとにした論文が国際的な学術雑誌に掲載されるという貴重な経験をしました。そのいきさつや研究室の雰囲気、さらには菊田准教授が竹中さんに贈ったという記念の「論文マグ」の話などを取材しました。 生きたアブラムシにタンパク質を投入する 菊田研究室が扱うのは「昆虫制御学」。学生は虫好

    【研究指導の現場】興味から始まった卒業研究が査読論文に―「論文マグ」手にした農・竹中彩さんの研究室ライフ|茨城大学
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    agrisearch 2024/01/19
    「生きた状態の「エンドウヒゲナガアブラムシ」の体内の細胞に、タンパク質を投入する手法を確立…寒天培地にアブラムシを突っ込んで固定し、注射したらピンセットで取り出して、シャーレに移す」
  • 「隣の葉が虫にかじられた!」植物が会話する様子の可視化に成功! - ナゾロジー

    「お隣さん、虫が来たぞ〜」「じゃあ、うちも注意しなきゃ」 植物たちはこんなコミュニケーションを実際”匂い”を介して行っているようです。 植物は一般に傷つけられたり、虫にかじられると、独特な青臭い匂いを放ちます。 埼玉大学の研究チームは、近くの仲間がこの”青臭さ”を感じた瞬間に発生させる化学シグナルを可視化することに成功しました。 植物はこのシグナル発生により、害を防ぐための防御システムを起動させます。 今回の研究は、植物の無言のコミュニケーションを捉えた貴重な成果です。 研究の詳細は2023年10月17日付で科学雑誌『Nature Communications』に掲載されました。 植物が”匂い”を感じる瞬間の可視化に成功 -植物間コミュニケーションの解明に向けて大きく前進- https://www.saitama-u.ac.jp/topics_archives/2023-1006-134

    「隣の葉が虫にかじられた!」植物が会話する様子の可視化に成功! - ナゾロジー
  • 縄文時代(5000年前)に成立していた現代日本のゴキブリの棲み分け-縄文土器に残る卵鞘圧痕の研究からわかったこと-

    <研究の内容> 熊大学小畑弘己教授を中心とする研究グループは、縄文土器に残る卵鞘(らんしょう)圧痕からゴキブリの種を同定し、今からおよそ5300~4000年前の縄文時代中期~後期に、すでに現在の日におけるゴキブリの種分布(棲み分け)が成立していたとの研究成果を、令和4年8月30日に英国の考古科学雑誌「Journal of Archaeological Science: Reports」誌上で発表しました。 <研究の背景> 小畑教授らは、土器圧痕法と呼ばれる、土器の表面や土器粘土内から当時の生物の痕跡を探し出す手法を用いて、縄文時代の栽培植物や家屋害虫を検出する研究を続けてきました。2016年に、宮崎県宮崎市の野原(もとのばる)遺跡において、縄文土器の表面についたゴキブリの卵鞘の圧痕を発見しました※。 ※平成28年2月8日プレスリリース「縄文時代のゴキブリの卵を発見!」 https:/

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    agrisearch 2023/10/12
    2022/9/7 「鹿児島県・宮崎県出土品に残る卵鞘はクロゴキブリ、山梨県出土品に残る卵鞘はヤマトゴキブリのものであると同定しました」
  • undefined|読売テレビニュース

    undefined|読売テレビニュース
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    agrisearch 2023/10/12
    「古墳時代には既にチャバネゴキブリが日本列島に存在したことが判明しました」
  • つぶやき|豊田ホタルの里ミュージアム・下関市立自然史博物館

    一年中、カブトムシやクワガタムシの成虫を生体展示しているので、毎日世話をする。これらの飼育の方法をwebや図鑑などで見ると、どれにも霧吹きで水を土などにかけてケース内の水分を維持すると書いてある。 これまで、何も疑いなくそのようにしてきた。 ただ、彼らを解剖して体を詳しく調べるようになって、さらに春に昆虫の脱皮についての企画展を作るに際して再び体(気管や皮膚)を調べるようになってから、大気中の水分が昆虫(特に甲虫類)の体液に関与する可能性は低いと思うようになった。 水分は口からとるのである。 皮膚から水分が入る余地はないのではないか。昆虫の皮膚は各層によって耐水や酸、有機溶剤から体を守る非常によくできた頑丈な皮膚になっている。 つまり、皮膚から大気中の水分が入る余地はたぶんない。では、それらを繋ぐ膜の部分から水分が入るというのだろうか、、、ただ、この膜の部分は体液にすぐには接していないから

    つぶやき|豊田ホタルの里ミュージアム・下関市立自然史博物館
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    agrisearch 2023/08/12
    「マダニをエタノールで満たしたシャーレに入れてどれくらいで死ぬのか観察したことがあったが、15分くらいは生きていた」
  • 地上と地下の生態系をつなぐ「コア生物種」―DNAメタバーコーディングで見えてきた食物網の季節動態―

    鈴木紗也華 生態学研究センター博士課程学生(研究当時)と東樹宏和 同准教授および馬場友希 農業・品産業技術総合研究機構上級研究員らの研究グループは、生物多様性を網羅的に解明する「DNAメタバーコーディング」技術を応用し、50種のクモと約1,000種の餌生物が織りなす物網の構造とその動態を解明しました。 他の生物を捕する生物の体内には、餌種のDNAが含まれています。プロジェクトでは、早春から晩秋の草原生態系を対象とした野外調査で2,000個体以上のクモを採集するとともに、その全個体について餌種DNAをターゲットにした分析を実施しました。その上で、物網の構造をネットワーク科学の観点から解析しました。 その結果、物網の構造が季節の移り変わりとともに劇的に変化している様子を捉えることに成功しました。検出された約1,000種の餌種の中には、植物の葉をべる昆虫や地下の有機物をべるトビム

    地上と地下の生態系をつなぐ「コア生物種」―DNAメタバーコーディングで見えてきた食物網の季節動態―
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    agrisearch 2023/07/31
    農研機構との共同研究
  • 【動画】マダニは「飛べる」と判明、翅はなく跳べもしないのに

    誰も聞きたくないニュースだろうが、マダニは短い距離ながら重力に逆らって空中を移動できることがわかった。6月30日付けで学術誌「Current Biology」に発表された論文によると、ひそかに静電気の後押しを得て、宿主にたどり着くマダニもいるようだ。(参考記事:「危険なマダニ感染症から身を守るための基礎知識、春夏秋は要注意」) マダニはクモガタ類の寄生生物で、動物の血を吸わなければ生きていけない。「宿主を見つけることは、彼らの一生で最も重要な瞬間です」と語るのはドイツ、ベルリンにある自然史博物館の博士研究員であり、生物学者のサム・イングランド氏だ。 だが同時に、マダニはある問題を抱えている。跳躍できないのだ。しかも、マフィンに入っているケシの実くらい小さいものもいる。 マダニの多くの種は、草の葉によじ登り、フック状の脚を伸ばしてじっと宿主となる獲物を待つ。そして、シカやヒツジ、ネズミなどが

    【動画】マダニは「飛べる」と判明、翅はなく跳べもしないのに
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    agrisearch 2023/07/18
    「非常に小さなリシヌスマダニ(Ixodes ricinus)は、静電気によって空中に飛び上がることが明らかになった」
  • 蚊が好む人の匂いを特定、石鹸で洗うと引き寄せる場合も、研究

    走査電子顕微鏡で撮影したメスのガンビエハマダラカのカラー化画像。人間の血を吸って膨れ上がった腹部が確認できる。メスはオスより触覚の毛が少ないことで見分けられる。緑色の複眼の下に伸びる赤い管は口吻(こうふん)で、皮膚に突き刺して血を吸うための吻針(ふんしん)と呼ばれる器官がある。(MICROGRAPH BY DR TONY BRAIN, SCIENCE PHOTO LIBRARY) 米カリフォルニア州立大学サクラメント校の英語学准教授キム・ザリンスさんは、大いに蚊に好かれている。ザリンスさんがあまりにも蚊を引き寄せるため、18歳の息子は、屋外に出る際に彼女を誘うほどだ。なぜなら、母親がおとりとなって「自分は安全を確保できるのを知っているから」だと、ザリンスさんは言う。 ザリンスさんのような人々の存在は、何がこの吸血動物を引き寄せているのかを科学的に特定するうえで役に立つ。 「蚊は人間を感知す

    蚊が好む人の匂いを特定、石鹸で洗うと引き寄せる場合も、研究
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    agrisearch 2023/06/22
    「しかし、蚊から身を守るうえで最も効果が高いのは、ディート(DEET)のような定番の虫除け成分であり、蚊が媒介する病気が流行している地域に行く場合にはこれを使用するよう専門家は勧めている」
  • 深刻な農業被害をもたらす線虫が植物のシグナル伝達をハイジャック!?-農業被害を防ぐ新技術への期待- | 研究成果 | ニュース - 新潟大学

    ポイント 線虫による農業被害は年間数十兆円にも上りますが、これまでは線虫そのものを駆除するしかなく、駆除標的にあたる具体的な物質については未解明でした。 世界で初めて、植物に感染する線虫の寄生メカニズムの一端が、植物のペプチドホルモンハイジャックであることを発見しました。 研究成果をきっかけとして、動物と植物間の相互作用を理解するだけでなく、農作物の収量増加やストレス耐性付与など、農業分野へのイノベーションが期待されます。 概要説明 熊大学大学院先端科学研究部附属生物環境農学国際研究センターの澤進一郎センター長、中上知博士研究員、東京大学大学院理学系研究科東山哲也教授、名古屋大学佐藤良勝特任准教授、野田口理孝特任教授、近藤竜彦講師、宮崎大学井田隆徳准教授、学岡暁准教授らの研究グループが、世界で初めて、植物に感染する線虫の寄生メカニズムの一端が、植物のペプチドホルモンハイジャックであ

    深刻な農業被害をもたらす線虫が植物のシグナル伝達をハイジャック!?-農業被害を防ぐ新技術への期待- | 研究成果 | ニュース - 新潟大学
  • 蚊を引き寄せるのはこの成分、体臭使った調査で狙われやすい人判明

    (CNN) 夏の蒸し暑い夜に人を悩ませる蚊の存在。体臭のどんな成分が蚊を引き寄せているのかを調べた研究結果が、このほど学術誌に発表された。 研究チームはスケートリンクほどの大きさの実験施設にさまざまな人の体臭を送り込み、蚊の行動を観察することで、蚊を引き寄せている化学物質を特定した。この研究は19日の科学誌カレントバイオロジーに発表された。 蚊はハエの仲間でほとんどは花の蜜を餌としているが、産卵を控えたメスはたんぱく源を求めて血液を吸う。 刺された場合、大抵は赤く腫れてかゆみを感じるだけで済む。しかし蚊が寄生虫やウイルスを媒介して、マラリアなどの感染症にかかることもある。 論文を執筆したジョンズ・ホプキンス大学のコナー・マクメニマン氏によると、世界では5歳未満の子どもや妊婦を中心に年間60万人以上がマラリアのために死亡している。 そこでマクメニマン氏の研究チームは、マラリアを媒介する蚊がど

    蚊を引き寄せるのはこの成分、体臭使った調査で狙われやすい人判明