科学と障害に関するagrisearchのブックマーク (150)

  • 小脳作る遺伝子、名古屋大学が特定 自閉症仕組み解明へ - 日本経済新聞

    名古屋大学の日比正彦教授らは、運動の制御などを担う小脳ができるのに必要な4つの遺伝子を見つけた。魚類が卵の中で個体となる発生時に働き、小脳の神経細胞を作る。ヒトの胎児でも同様の仕組みがあるとみられ、小脳が関わるとされる自閉スペクトラム症(ASD)の解明などにつながる。小脳には脳全体の8割程度の神経細胞が集まるとされ、運動の制御や学習などの機能を担う。近年ではASDとの関連でも注目されているが、

    小脳作る遺伝子、名古屋大学が特定 自閉症仕組み解明へ - 日本経済新聞
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    agrisearch 2024/04/29
    ゼブラフィッシュ
  • 自閉症の感覚特性の要因は「神経活動の過剰なばらつき」である可能性

    社会性の障害や他者とのコミュニケーション能力に障害などが生じる「自閉症」を持つ約90%の患者には、音に対する感受性の高まりや、特定の匂いへの嫌悪感を示すといった、感覚に関する問題があるとされています。フランス国立衛生医学研究所(INSERM)の主任研究者であるアンドレアス・フリック氏らの研究チームが、これらの問題は「脳内の神経細胞における電気活動でのノイズが変動することが原因」という可能性を示しました。 Endogenous noise of neocortical neurons correlates with atypical sensory response variability in the Fmr1−/y mouse model of autism | Nature Communications https://www.nature.com/articles/s41467-02

    自閉症の感覚特性の要因は「神経活動の過剰なばらつき」である可能性
  • 「あなたの一番古い記憶は?」人は覚えていても2歳以前の記憶にアクセスできなくなっている - ナゾロジー

    皆さんが思い出せる最も古い記憶はいつ頃のものでしょうか。 稀に「母親の胎内にいたときを覚えている」という方もいますが、ほとんどの人は2〜3歳以降のことだと思います。 このように人生初期(0〜3歳頃)の記憶が抜け落ちている現象を「幼児期健忘(infantile amnesia)」といいます。 ただ、最近の研究では人間の自意識は4カ月頃から発達すると報告されており、ほとんどの人が2〜3歳以前の記憶を思い出せない理由はよく分かっていませんでした。 この疑問に対して、アイルランド・ダブリン大学トリニティ・カレッジ(TCD)の研究チームは、私たちが人生初期の記憶を喪失しているわけではなく、アクセスできない状態になっているだけである可能性を示唆する研究結果を報告しています。 さらに驚くべきことに、幼年期の記憶にフタがされるかされないかは、妊娠中の母親の免疫反応に大きな要因があったといいます。 研究の詳

    「あなたの一番古い記憶は?」人は覚えていても2歳以前の記憶にアクセスできなくなっている - ナゾロジー
  • ゲームをすると脳細胞が死滅・萎縮すると主張する人たちが引用する論文には何が書いてあるのか - 井出草平の研究ノート

    鈴木裕美(香川大学医学部助教) 鈴木裕美さんは「過剰なドーパミン放出が報酬系を壊し、神経を死滅させる」と述べている。 観音寺市議会の合田隆胤議員のページ(参照)で紹介。 一応、注釈を入れておくと、報酬系が壊れる?のはダウンレギュレーション仮説であり、神経を死滅させるは神経変異仮説である。鈴木裕美さんは別のものをごちゃごちゃに理解しているようだ。鈴木裕美さんはつっこみどころが満載なので、また後日エントリーを入れたい。 香川教育委員会「ネット・ゲーム依存予防対策学習シート」 また、香川教育委員会「ネット・ゲーム依存予防対策学習シート」(参照)では下記の写真が使われている。 この画像は久里浜医療センターの樋口進さんもよく引用している画像である(参照)。 この脳萎縮が起こるとして画像が引用されているYaoらによる論文はどういった内容なのだろうか。 Yaoらによる論文 pubmed.ncbi.n

    ゲームをすると脳細胞が死滅・萎縮すると主張する人たちが引用する論文には何が書いてあるのか - 井出草平の研究ノート
  • 東大、ASD/ADHD合併症は単純な両者の合併症ではないことを発見

    東京大学は7月14日、自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠陥多動症(ADHD)とが、同一人物中で合併する神経メカニズムについて調べた結果、これまでの見解とは異なり、単純な両者の合併症ではないことが生物学的に解明されたと発表した。 同成果は、東大 国際高等研究所 ニューロインテリジェンス国際研究機構(IRCN)の渡部喬光准教授、同・渡邉大地インターンシップ生(現・米・カリフォルニア大学バークレー校 認知神経学部所属)らの研究チームによるもの。詳細は、脳と神経系に関する全般を扱う学術誌「eNeuro」に掲載された。 ASDADHDの症状は一見すると対照的なため、かつての国際的診断基準では合併しないものとされていたが、臨床現場から両者それぞれに類似した症状が同一人物に見られるという報告が相次いだことから、最新版の診断基準ではASD/ADHD合併症(以下「合併症」)という概念が認められた。しかし

    東大、ASD/ADHD合併症は単純な両者の合併症ではないことを発見
  • ウイルス由来ゲノムが自閉症に関わる? | 神戸大学ニュースサイト

    神戸大学大学院医学研究科生理学分野の 内匠 透 教授(理化学研究所生命機能科学研究センター客員主管研究員)、Chia-wen Lin研究員らの国際共同研究グループは、これまで世界的に利用されている特発性自閉症*1のモデルマウスと、その亜種とを比較解析することで、内在性のレトロウイルス*2の活性化が自閉症の感受性を上昇させることを明らかにしました。また、この亜種のマウスは記憶能力の低下を伴うことなく、自閉症の主症状によく似た行動異常を呈したことから、既存のモデルマウスよりも正確なモデルであることを見出だしました。 今後、自閉症の病態分類が進むことで、自閉症をはじめとする神経発達症*3の新たな治療戦略の創出が期待されます。 この研究成果は、3月7日に、Molecular Psychiatryにオンラインで公開されました。 ポイント広く使用されている自閉症モデルマウス、BTBR/J*4とその亜種

    ウイルス由来ゲノムが自閉症に関わる? | 神戸大学ニュースサイト
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    agrisearch 2023/03/16
    「ゲノム/転写解析を行ったところ、内在性レトロウイルス遺伝子がBTBRマウスで増加していた」
  • 実は脳の神経細胞が「縮んで」いた!ついにわかってきた「うつ病」のメカニズム(古屋敷 智之)

    自閉スペクトラム症、ADHDなどの発達障害統合失調症......。多くの現代人を悩ませるメンタルヘルスについて、原因と治療法の研究が進んでいます。 脳科学の視点から最先端の研究を紹介した『「心の病」の脳科学』(講談社ブルーバックス)の中から、特に多くの人々を悩ませる「うつ病」について紹介しましょう。 *記事は『「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか』を一部再編集の上、紹介しています。 日人の100人に6人が発症する「うつ病」 WHO(世界保健機関)によると、「気分が落ち込む」「何に対しても興味や喜びを感じることができない」といった症状が現れるうつ病は、2021年時点で、世界で約2億8000万人もの人々が苦しんでいる精神疾患です。 厚生労働省によると、日では100人のうち約6人という高い頻度で発症します。 うつ病は、統合失調症双極性障害などに比べて遺伝要因よりも環境

    実は脳の神経細胞が「縮んで」いた!ついにわかってきた「うつ病」のメカニズム(古屋敷 智之)
  • 産総研:統合失調症の脳における「意味関係の乱れ」を発見

    発表・掲載日:2022/12/21 統合失調症の脳における「意味関係の乱れ」を発見 -AI技術の応用により脳活動から思考障害のメカニズムに迫る- ポイント AI技術を使った脳活動の解析により、統合失調症患者の脳では、ものの意味関係が乱れていることを捉えることに成功しました。 統合失調症では、脳内意味ネットワーク構造が無秩序になっているために、妄想などの思考障害が生じると考えられます。 研究結果は、統合失調症の病態理解や新規診断・治療法の開発につながることが期待されます。 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科精神行動医学分野の高橋英彦教授、松有紀子助教、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT (エヌアイシーティー))の西田知史主任研究員、国立研究開発法人 産業技術総合研究所の林隆介主任研究員、大阪大学大学院生命機能研究科の西伸志教授、京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座(精神

  • うつ病やアルツハイマー病もそれと関係しているのか 『脳のなかの天使と刺客──心の健康を支配する免疫細胞』 - HONZ

    それは脳のなかの「天使」でありながら、ときには「刺客」へと変貌するという。書の主人公は、非神経細胞のひとつである「ミクログリア」である。 つい最近まで、ミクログリアは脳のなかの端役にすぎないと考えられていた。脳内の情報伝達を担うニューロンや、そのつなぎ役を務めるシナプスといった綺羅星たちと比べると、それが果たす役割はごく些末なものだと考えられていたのである。ところが近年、そうした見方は大きく変わりつつある。ミクログリアは脳のなかできわめて重要な役割を果たすとともに、それが誤作動を起こすと、わたしたちの健康に甚大な被害が生じることがわかってきたのだ。後者の例を言えば、うつ病や不安障害、あるいはアルツハイマー病なども、ミクログリアの誤作動と関係しているという。 書は、ミクログリアが脚光を浴びるに至った経緯と現状を物語るものである。そしてそのストーリーは、ふたつの糸が撚り合わさった形で進行す

    うつ病やアルツハイマー病もそれと関係しているのか 『脳のなかの天使と刺客──心の健康を支配する免疫細胞』 - HONZ
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    agrisearch 2022/11/08
    「ミクログリアはわたしたちの脳と心に甚大な被害を及ぼすこともある。何らかのきっかけで暴走モードに切り替わると、それは健全なシナプスまで食べてしまい、特定の神経・精神疾患を招来させてしまう」
  • イグ・ノーベル賞「寝てる人を起こすため空気中にワサビをばら撒く」悪ふざけか?→障害者にとって有益で自分の短絡さを恥じた

    アメモ𝕏 @PurboMatha ときどき言ってるけどイグ・ノーベル賞をかつてとった「寝ている人を起こすためには空気中にどれだけわさびをばらまけばいいか」という一見悪ふざけにしか思えない研究が、実は聴覚障害者用の火災警報装置に使うものだったというのを知って、己の短絡さを恥じた思い出がある 2022-09-16 13:01:01

    イグ・ノーベル賞「寝てる人を起こすため空気中にワサビをばら撒く」悪ふざけか?→障害者にとって有益で自分の短絡さを恥じた
  • 神経発達障害の原因遺伝子の大規模な同定に成功

    横浜市立大学大学院医学研究科 遺伝学の濵中耕平助教、水口剛准教授、松直通教授、国立国際医療研究センター研究所 疾患ゲノム研究部 三宅紀子部長、理化学研究所 脳神経科学研究センター 分子精神病理研究チーム 高田篤チームリーダーらの研究グループは、全エクソーム解析を用いて多数の神経発達障害症例で突然変異を解析することにより、新規の原因遺伝子の網羅的な同定に成功しました。 この研究成果は、昭和大学医学部小児科学講座 加藤光広教授、大阪母子医療センター 岡伸彦研究所長らとの共同研究によるものです。 研究成果は、科学雑誌「Genome Medicine」に掲載されました。(日時間2022年4月26日午前9時) 研究成果のポイント ・神経発達障害を持つ41,165家系において、全エクソーム解析*1を用いてコピー数変化*2を含む突然変異*3を網羅的に解析した。 ・突然変異が統計的有意に多く見られ

  • 自閉症原因は胎児期の造血系細胞の異常、神戸大学が解明

    神戸大学大学院の内匠透教授らの国際共同研究グループは、特発性自閉症の原因が胎児の時の造血系細胞のエピジェネティック(注)な異常であり、その結果が脳や腸に見られる免疫異常であることを明らかにした。 自閉症発症における免疫障害の重要な発達段階と免疫系の広範な関与を考慮し、研究チームは共通の病因が広範な免疫調節不全の根底にあり、異なるタイプの前駆細胞にあると仮定した。免疫細胞のもとになる血球系細胞に注目、さらに、胎児の時の造血に関わる卵黄嚢(YS)と大動脈-生殖腺-中腎(AGM)に焦点をあてて解析を行った。 研究グループは、自閉症モデル動物のBTBRマウスを用いてAGM血球系細胞を解析し、免疫異常の病因としてHDAC1(ヒストン脱アセチル化酵素1)を同定した。また、YS血球系細胞の解析により、ミクログリア(中枢神経系グリア細胞の一つで中枢の免疫を担当)発達異常の病因として同じくHDAC1を同定し

    自閉症原因は胎児期の造血系細胞の異常、神戸大学が解明
  • 「一卵性双生児の遺伝情報は同一ではない」ことが明らかになってきた

    一卵性双生児は、同一の遺伝情報を持っていると思われてきたが...... heidijpix-iStock <一卵性双生児は、同一の遺伝情報を持っていると思われてきたが、近年、一卵性双生児の間で異なる遺伝情報があることが明らかになってきた......> 1つの受精卵が2つに分かれて生まれる一卵性双生児は、同一の遺伝情報を持ち、それぞれの身体的特徴や心的特性は、遺伝的要因よりも環境的要因によるものだと考えられてきた。 このような仮説を前提として、双生児を対象に人間の身体的特徴や心的特性に対する遺伝的要因と環境的要因の影響を調べる「双生児法」が様々な研究で用いられている。 宇宙環境がヒトにどのような影響をもたらすのかを解明する研究プロジェクト「ツインズ・スタディ」 初期発生段階で発現した突然変異で、一卵性双生児は異なる遺伝情報を持つ しかしながら、近年、一卵性双生児の間で異なる遺伝情報があること

    「一卵性双生児の遺伝情報は同一ではない」ことが明らかになってきた
  • 加齢した父親の精子が子どもの神経発達障害に影響する、東北大が確認

    東北大学は1月4日、父親の加齢が子どもの神経発達障害様行動異常の原因となりうること、またその原因となる分子病態基盤として、神経分化を制御するタンパク質「REST/NRSF」が関与し、加齢した父親の精子の非遺伝的要因が子どもに影響することを発見したと発表した。 同成果は、同大学大学院 医学系研究科・発生発達神経科学分野の大隅典子教授、東北大 加齢医学研究所 医用細胞資源センターの松居靖久教授、東京農業大学 応用生物科学部 バイオサイエンス学科 動物発生工学研究室の河野友宏教授、愛知県医療療育総合センター 発達障害研究所 障害モデル研究部の吉崎嘉一研究員らの共同研究チームによるもの。詳細は、「EMBO Reports」にオンライン掲載された。 将来の健康や特定の疾患へのかかりやすさなどは、胎児期や生後早期の環境に強く影響を受けると考えられている。これまでは、主に母体の栄養状態や薬物摂取など、母

    加齢した父親の精子が子どもの神経発達障害に影響する、東北大が確認
  • 重度の脳障害患者が「睡眠薬」によって、逆に"意識を取り戻す"事例が報告される - ナゾロジー

    無動無言症は起きているのに意識が閉ざされている無動無言の状態では意識そのものは傷ついていない場合がある / Credit:ナゾロジー8年前、20代後半だったリチャード氏はアルコール乱用の病歴があり、ある日喉を詰まらせて酸素不足に陥り、脳に重度の障害を負いました。 結果、リチャード氏は生きてはいましたが、もはや意図的に話すことも、べることも、トイレにいくこともできなくなってしまったとのこと。 多くの場合、このような状態に陥った患者は同時に深い昏睡状態に陥りますが、彼は違いました。 リチャード氏が陥った状態は医学的に無動無言症と言われており、通常の人間のように眠ったり起きたりするものの、知的・意図的な動作が失われる、きわめてまれな状態だったのです。 知的・意図的な動作が失われた彼は、車椅子の上で栄養を供給するチューブと排せつ物を誘導するチューブにつながれたまま、回復の兆しが見えず、絶望的な状

    重度の脳障害患者が「睡眠薬」によって、逆に"意識を取り戻す"事例が報告される - ナゾロジー
  • 発達障害の感覚過敏の原因は? 自閉スペクトラム症と注意欠如多動症で共通していた脳内結合の問題

    昭和大学 発達障害の感覚過敏の原因は? 自閉スペクトラム症と注意欠如多動症で共通していた脳内結合の問題 大学ニュース / 先端研究 2020.10.26 11:00 昭和大学(東京都品川区/学長:久光正)の太田晴久准教授(発達障害医療研究所/ 所長:加藤進昌)らの研究グループは、感覚過敏と関連する脳白質神経線維走行(脳内結合と関係)の障害が、自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如多動症(ADHD)で共通して脳梁において認められることを報告しました。研究は、感覚異常をはじめとする発達障害特性の原因について、診断カテゴリーにとらわれずに究明していく必要性を示したものです。 研究結果は英科学誌の『Molecular Autism』(2020年10月19日オンライン掲載)に掲載されました。 自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如多動症(ADHD)は共に神経発達障害の一種です。ASDは対人コミュ

    発達障害の感覚過敏の原因は? 自閉スペクトラム症と注意欠如多動症で共通していた脳内結合の問題
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    agrisearch 2020/10/27
    昭和大学
  • 自閉スペクトラム症の病態解明に寄与するメカニズムを発見―自閉スペクトラム症の治療戦略と創薬の発展に期待― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    狩野方伸(東京大学大学院医学系研究科 機能生物学専攻 神経生理学分野 教授/国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI-IRCN) 副機構長・主任研究者) 酒井浩旭(東京大学大学院医学系研究科 機能生物学専攻 神経生理学分野 大学院生:研究当時) 上阪直史(東京大学大学院医学系研究科 機能生物学専攻 神経生理学分野 講師:研究当時(現 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科認知神経生物学分野 教授) 社会性・コミュニケーション障害を示す自閉スペクトラム症(ASD)の原因候補遺伝子を利用し、シナプス機能異常と社会性低下の因果関係や社会性低下の原因となる脳領域をマウスでつきとめました。 大脳皮質前頭前野の錐体細胞におけるシナプス機能異常がASD症状を引き起こす一因である可能性を提案しました。 ASDの病態解明に貢献するメカニズムを明らかにしたことにより、ASDの治療戦略や創薬の

    自閉スペクトラム症の病態解明に寄与するメカニズムを発見―自閉スペクトラム症の治療戦略と創薬の発展に期待― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
    agrisearch
    agrisearch 2020/10/13
    「大脳皮質前頭前野の錐体細胞におけるシナプス機能異常がASD症状を引き起こす一因である可能性を提案しました」
  • 自閉スペクトラム症のバイオマーカー候補の発見

    理化学研究所(理研)脳神経科学研究センターキャリア形成推進プログラムの前川素子上級研究員(同分子精神遺伝研究チーム研究員兼務)、分子精神遺伝研究チームの吉川武男チームリーダー、大西哲生副チームリーダーらの共同研究グループは、脂肪細胞型脂肪酸結合タンパク質FABP4[1]が自閉スペクトラム症[2](自閉症)のバイオマーカー[3]になり得る可能性を発見しました。 研究成果は、自閉症の病態理解のためのバイオマーカー開発に向けた取り組みに貢献すると期待できます。 自閉症の詳しい病態を明らかにするために、自閉症の生物学的再分類[4]に役立つバイオマーカーの開発が望まれています。しかし今のところ、自閉症には臨床診断に役立つバイオマーカーが存在しません。 今回、共同研究グループは、定型発達児と自閉症児の血液サンプルを用いた解析により、低年齢の自閉症児では定型発達児と比較して血中のFABP4濃度が低いこ

    自閉スペクトラム症のバイオマーカー候補の発見
  • 高機能自閉スペクトラム症の手指運動に見られる薬指優位 | 東京大学

    指の運動と臨床指標の関連 4の指で力を発生し、合わせた力で画面上のカーソルを目標ラインまで移動させる(左図)。それぞれの指で発生した力の割合を、自閉スペクトラム症の患者と健常(定型発達)者で比較したところ、自閉スペクトラム症では薬指で発生した力の割合が高かった(薬指優位)。薬指優位の程度と社会性の指標(ADOS social score)は有意な相関が見られた(右図)。社会性の指標は値が高いほど重症度が高い。一つの丸は、一人の患者に対応する。 © 2019 東郷俊太・今水寛 東京大学、電気通信大学、昭和大学発達医療障害研究所などの研究グループは、自閉スペクトラム症の手指運動において、顕著な薬指優位の傾向があることを明らかにしました。 自閉スペクトラム症は、社会的交渉やコミュニケーションなどに特異な点が見られる発達障害の一種です。多くの研究が、身体的な特徴として、人指し指と比較して薬指が長

    高機能自閉スペクトラム症の手指運動に見られる薬指優位 | 東京大学
  • 自閉症のこだわりの強さと感覚症状に共通の神経基盤 | 理化学研究所

    理化学研究所(理研)脳神経科学研究センター高次認知機能動態研究チームの渡部喬光副チームリーダーらの国際共同研究チーム※は、高機能自閉症スペクトラム(ASD)[1]において、なぜ感覚症状と高次認知機能症状が共存するのかに関する神経学的基盤の一端を解明しました。 研究成果は、感覚過敏から社会性の障がい、強いこだわりまで、さまざまな症状を同時に呈するASDの統一的理解を加速させ、より包括的な診断や治療法開発の端緒になる知見と考えられます。 ASDは、コミュニケーションの困難さやこだわりの強さなどを特徴とする発達障がい[2]の一つです。これらの中核症状に加えて近年は、ほぼ必ず認められる症状として感覚症状も注目されています。しかし、比較的シンプルな情報処理に関わる感覚症状と、コミュニケーションなど複雑で高次な脳機能の症状とが、なぜ一人のASD当事者の中で同居していることが多いのか、そのメカニズムは