科学とbiomassに関するagrisearchのブックマーク (74)

  • ブルーカーボンのための海草底泥の共生環境を予測

    理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター 環境代謝分析研究チームの菊地 淳 チームリーダー、生命医科学研究センター 粘膜システム研究チームの宮 浩邦 客員主管研究員、大野 博司 チームリーダー、北里大学 医療衛生学部 血液学研究室の佐藤 隆司 講師らの共同研究グループは、機械学習[1]、構造方程式[2]、因果推論[3]を用いて、魚の陸上養殖施設の下流の海草[4](アマモ[4])の繁茂に関わる成長特性の評価指標を見いだすことに成功しました。 研究成果は、持続可能な開発目標(SDGs)[5]の「14.海の豊かさを守ろう」に貢献し、ブルーエコノミー[6]社会の構築につながると期待できます。 アマモ場は、低炭素社会の実現に必要とされるブルーカーボン[7]の認証対象であり、また、魚介類の卵から幼生を養う"海のゆりかご"として生物多様性を確保するブルーリソース[7]の観点からも重要なことから、

    ブルーカーボンのための海草底泥の共生環境を予測
  • 蛋白質レベルの収斂進化によって微生物は結晶性セルロースを壊せるようになった | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表者 内山 拓(東京大学大学院農学生命科学研究科 農学特定研究員(研究当時、現バイオインダストリー協会先端技術・開発部つくば研究室 室長)) 内橋 貴之(名古屋大学大学院理学研究科 教授・自然科学研究機構生命創成探究センター 客員教授) 中村 彰彦(静岡大学農学部応用生命科学科 准教授) 渡辺 大輝(自然科学研究機構生命創成探究センター 特任助教(研究当時)) 金子 哲(琉球大学農学部亜熱帯生物資源科学科 教授) 鮫島 正浩(東京大学大学院農学生命科学研究科 教授(研究当時、現信州大学特任教授)) 五十嵐 圭日子(東京大学大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 准教授・VTTフィンランド技術研究センター 客員教授) 発表のポイント 固体であるセルロース分解に適したバクテリア由来のセルラーゼ2種が、大工道具の「鉋(かんな)」のようにセルロース表面上から外れる事なくセルロース分解を行う様

    蛋白質レベルの収斂進化によって微生物は結晶性セルロースを壊せるようになった | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
  • キムワイプを酵素分解し糖を得ることで「キムワイプおいしい」を実現することに成功

    ⌬えざお⏣ @Ezaotoxin_3301 ET化学徒受験生/有機合成化学に興味あり〼/ケミカルリサイクルによる生物資源化について研究してました/SSH科研部化物班元班長/キムワイプ糖化した人/自宅ラボでの実験記事を低頻度寄稿中↓↓ジュニコン reiwa-lab.mikuas.com/category/ch/ez…

    キムワイプを酵素分解し糖を得ることで「キムワイプおいしい」を実現することに成功
  • 微生物が分解できないプラスチックを人類が大量生産している現状は、石炭紀以前の植物がやっていることと同じ!?

    平田朋義 @tomo3141592653 いま微生物が分解できないプラスチックを人類が作りすぎて大変だけど、それは石炭紀以前に植物がやってたことと同じで面白い。石炭紀以前、木材は今のプラスチックと同じで腐らなかった。 2020-01-08 11:39:38

    微生物が分解できないプラスチックを人類が大量生産している現状は、石炭紀以前の植物がやっていることと同じ!?
  • 藻類のオイル生産を制御する因子を同定 有用脂質生産の自在制御に向け大きな一歩

    要点 藻類はリンや窒素などの欠乏時に細胞内にオイルを高蓄積 藻類で栄養欠乏時に起こるオイルの高蓄積を制御する制御因子を発見 制御因子の改変により、オイル生産を自在に制御する仕組みへの活用に期待 概要 東京工業大学 生命理工学院のNur Akmalia Hidayati(ヌル・アクマリア・ヒダヤティ)博士後期課程3年、堀孝一助教、太田啓之教授、下嶋美恵准教授、岩井雅子特任助教と京都大学 福澤秀哉教授、東北大学 大学院情報科学研究科 大林武准教授、かずさDNA研究所 櫻井望チーム長(現所属・国立遺伝学研究所)らの研究グループは、バイオ燃料をはじめとする有用脂質生産に活用が期待される藻類の一種「クラミドモナス[用語1]」で、リンや窒素の栄養欠乏時に起こるオイルの蓄積を制御する因子の同定に成功した。またこの制御因子は、特に栄養欠乏時の細胞内にオイルが大量に蓄積する時期に機能する主要な制御因子である

    藻類のオイル生産を制御する因子を同定 有用脂質生産の自在制御に向け大きな一歩
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    agrisearch 2019/08/23
    2019/7/31 「クラミドモナス[用語1]」
  • 共同発表:イネやバイオマス作物を脅かす紋枯病(もんがれびょう)から身を守るための植物免疫機構を解明

    岡山大学 大学院環境生命科学研究科(農)の能年 義輝 准教授と理化学研究所 環境資源科学研究センターの香西 雄介 基礎科学特別研究員、持田 恵一 チームリーダーらの共同研究グループは、作物病害である紋枯病(もんがれびょう)注1)に対し、植物が植物ホルモンの一つであるサリチル酸注2)を介した免疫機構によって抵抗性を発揮する能力を持つことを突き止めました。研究成果は英国時間10月19日、英国のオンライン科学雑誌「New Phytologist」に掲載されます。 紋枯病はイネやバイオマス作物に甚大な被害をもたらす重要病害ですが、その感染の仕組みやそれに対して植物が身を守る機構はよくわかっていませんでした。成果により、これまで殺菌剤のみが唯一の防除手段であった紋枯病に対して、新たな手段を適用できる可能性が示され、今後の作物やバイオマス資源の収量増加が期待されます。 <研究の背景> 紋枯病はイネ

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    agrisearch 2019/03/11
    2017/10/20 岡山大学、理化学研究所
  • セルラーゼとリグニンの相互作用をはじめて分子レベルで包括的に解明 -バイオマス変換や酵素科学に貢献-

    徳永有希 農学研究科博士課程学生、渡辺隆司 生存圏研究所教授の研究グループは、永田崇 エネルギー理工学研究所准教授、片平正人 同教授らのと共同で、植物バイオマス由来のリグニンとセルラーゼの結合を分子レベルで包括的に解析することに、はじめて成功しました。 木材や草などの非可バイオマスを酵素糖化・発酵によりバイオ燃料や有用化学品原料に変換する際には、セルロースの分解酵素であるセルラーゼの投入量をいかに減らすかが、プロセス実現のボトルネックとなっていました。分解物に共存するリグニンは、セルラーゼに吸着して、酵素活性を強く阻害しますが、これまで、リグニンとセルラーゼの相互作用の分子レベルでの知見は限られていました。 研究成果は、セルラーゼの構成要素である糖質結合モジュール (CBM)とリグニンの結合に関与するアミノ酸を包括的にNMR(核磁気共鳴)で解析したはじめての研究であり、リグニンにより

    セルラーゼとリグニンの相互作用をはじめて分子レベルで包括的に解明 -バイオマス変換や酵素科学に貢献-
  • ミドリムシ燃料の生産効率化に貢献、生産時の「臭い」の原因を解明

    ユーグレナなどの研究チームが、ミドリムシを利用したバイオ燃料生産時における「臭い」の原因を解明。ミドリムシの産生する油脂を利用したバイオ燃料の生産効率化に貢献する成果だという。 ユーグレナ、理化学研究所、筑波大学の研究チームは2019年1月、バイオ燃料の原料として注目される「ミドリムシ(ユーグレナ)」について、油脂生産時における硫黄化合物の代謝変化の実態を明らかにしたと発表した。ミドリムシの産生する油脂を利用したバイオ燃料の生産効率化に貢献する成果だという。 ミドリムシ(ユーグレナ)は微細藻類の一種で、淡水の湖沼、田んぼなどに生息する単細胞生物だ。豊富な栄養素を含むことと同時に、周囲に酸素がない条件で、細胞内に蓄積したパラミロンを分解してエネルギーを獲得し、その反応における不要なものをワックスエステルという油脂の形で蓄積する。この現象はミドリムシ独特の発酵として、「ワックスエステル発酵」と

    ミドリムシ燃料の生産効率化に貢献、生産時の「臭い」の原因を解明
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    agrisearch 2019/02/14
    ユーグレナなど「ワックスエステル発酵に伴う硫黄化合物によるもの」
  • 細胞壁の形成を促進する新しい仕組みを発見 | 理化学研究所

    植物の細胞壁は、陸上に存在する最大の生物資源です。木材や綿、紙パルプ等の工業製品の材料に利用されるだけでなく、近年では、セルロースナノファイバーのような次世代バイオ素材やバイオ燃料の原料としても注目されています。 国立遺伝学研究所 小田祥久准教授らの研究グループは、細胞壁が活発につくられる道管に着目することで、「細胞壁の形成」を促進する新しいタンパク質WALとBDR1を世界に先駆けて発見しました。WALタンパク質は、細胞壁成分の輸送を担うアクチン繊維を集めていることがわかりました。一方、BDR1タンパク質は、WALがアクチン繊維を集める場所を決定していました。つまり、これらのタンパク質がアクチン繊維を「どこに集めるか」を制御することで、細胞壁の形成を制御していることが明らかになったのです。 これらのタンパク質を利用して細胞壁の形成を促進することができれば、細胞壁の生産量の多い植物の開発に繋

  • ミドリムシが油を生産する際の硫黄に関する副次的反応を解明 | 理化学研究所

    株式会社ユーグレナ、理化学研究所、および筑波大学の研究チームは、ミドリムシ(学名:微細藻類ユーグレナ)の油脂生産時における硫黄化合物の代謝変化の実態を明らかにしました。 ミドリムシは、品やバイオ燃料への応用が進められています。特に、バイオ燃料生産に応用する際の課題として、生産性を上げることと同時に、油脂を生産するプロセスにおける硫黄化合物系の臭いの発生が課題として挙げられています。 研究チームは、サンプル中の硫黄化合物を網羅的に解析することができる技術であるサルファーインデックス®を活用することで、発生する臭いの主成分が硫化水素であることを突き止め、さらにその発生原因がミドリムシ細胞内のタンパク質、およびグルタチオンの分解に由来することを明らかにしました。 この情報をもとに、ミドリムシの油脂生産性をあげることや臭いの発生を抑制する技術の開発が可能になると考えられ、高効率バイオ燃料の研究

  • バイオマス燃焼の指標物質を検出・変換できる酵素をつきとめた

    発表者 杉浦 正幸(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 大学院学生;当時) 中原   萌(東京大学農学部生命化学・工学専修 学部学生) 山田 千早(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 助教) 荒川 孝俊(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 助教) 北岡 光(農研機構品研究部門品分析研究領域 領域長) 伏信 進矢(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 教授) 発表のポイント ◆ バイオマス燃焼の指標物質などとして知られる「レボグルコサン」を特異的に酸化する酵素の遺伝子を土壌細菌から同定してその機能と構造を明らかにしました。 ◆細菌によるレボグルコサンの代謝の機構は20年以上前にその存在が示されて以来ほとんど分かっていませんでした。 ◆バイオマス由来の化合物の微生物による生物変換法の開発や、環境汚染の程度を知る指標物質の簡便な測定法開

    agrisearch
    agrisearch 2018/11/27
    2018/9/26 「バイオマス燃焼の指標物質などとして知られる「レボグルコサン」を特異的に酸化する酵素の遺伝子を土壌細菌から同定してその機能と構造を明らかにしました」
  • 〔2018年9月21日リリース〕サプリメント、医薬品原料、香料、バイオ燃料等の生物生産の効率化に期待!~古細菌の祖先型メバロン酸経路は倹約上手?~ | 2018年度 プレスリリース一覧 | プレスリリース | 広報・社会連携 | 大学案内 | 国立大学法人 東京農工大学

    名古屋大学大学院生命農学研究科の 邊見 久 准教授らの研究グループは、東京農工大学大学院農学研究院の 川出 洋 教授との共同研究で、超好熱性古細菌注1)Aeropyrum pernixが持つATP注2)消費の少ないメバロン酸経路注3)を新たに発見しました。これまで未発見であった2つの酵素を経由する同経路は古細菌注4)に広く分布しており、おそらく、進化の歴史の早い段階で生じた祖先型の代謝経路だと考えられます。メバロン酸経路はイソプレノイド注5)と呼ばれる多様な天然化合物の原料となる物質を供給する経路であるため、この発見により、サプリメントや医薬品原料、香料、バイオ燃料、その他工業原料などを含む有用イソプレノイドの生物生産が効率化できるようになると期待されます。 この研究成果は、平成30年9月17日付(日時間9月18日4時)米国科学雑誌Proceedings of the National

    〔2018年9月21日リリース〕サプリメント、医薬品原料、香料、バイオ燃料等の生物生産の効率化に期待!~古細菌の祖先型メバロン酸経路は倹約上手?~ | 2018年度 プレスリリース一覧 | プレスリリース | 広報・社会連携 | 大学案内 | 国立大学法人 東京農工大学
  • ソルガムにおける乾汁性決定遺伝子の発見~糖やエタノールの生産性向上に関わる100年来の謎を解明~

    発表者 藤 優        (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 特任准教授) 佐塚 隆志    (名古屋大学 生物機能開発利用研究センター 准教授) 小田 祥久    (情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 新分野創造センター 准教授) 川東 広幸    (農業・品産業技術総合研究機構 次世代作物開発研究センター 上級研究員) 呉 健忠        (農業・品産業技術総合研究機構 次世代作物開発研究センター 主席研究員) 高梨 秀樹    (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 助教) 大西 孝幸    (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 博士課程:当時) 米田 淳一    (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 修士課程:当時) 石森 元幸    (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生

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    agrisearch 2018/08/30
    東大、国立遺伝研、農研機構など「製糖・エネルギー作物における茎水分含量の増大は、糖やエタノール生産の原料に用いる茎搾汁液の生産量や生産効率の向上につながります」
  • 天然ゴムノキの研究基盤データベースを構築 | 理化学研究所

    要旨 理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター合成ゲノミクス研究グループの蒔田由布子研究員、松井南グループディレクターらの国際共同研究チーム※は、パラゴムノキ[1]の研究基盤となる遺伝子・転写関連データベース(英語)を構築・公開しました。 天然ゴムは、車や航空機のタイヤ、医療用装置の部品などに使われ、私たちの日常生活においても重要な天然資源です。パラゴムノキはプランテーションで大規模に栽培されていますが、料やオイルパームとの耕地の競合や、森林系生態保護の観点から、耕地を増やさず、天然ゴムの原料であるラテックスを増産することが望まれています。そのため、増産に向けたバイオテクノロジーによる研究が進められていますが、研究はまだ始まったばかりで、基礎情報が不足しているのが現状です。 国際共同研究チームは、研究推進に向けた研究基盤データベースを構築するため、2016年にパラゴムノキのドラフトゲ

  • 「レジ袋分解するガの幼虫」に疑問符、独研究

    レジ袋の上にのせられたガの幼虫。スペイン科学研究高等会議が公開(2017年4月17日公開)。(c)AFP/CSIC/CESAR HERNANDEZ 【9月16日 AFP】プラスチックをべるガの幼虫がレジ袋などのプラスチックごみによる世界的な環境問題への対策となるかもしれないとする今年4月に発表された論文に、ドイツの研究チームが15日、疑問を投げ掛けた。 問題となっているスペイン・サンタンデール大学(University of Santander)のフェデリカ・ベルトッチーニ(Federica Bertocchini)氏らの研究論文は、ハチノスツヅリガ(学名:Galleria mellonella)の幼虫が消化器官でポリエチレンを化学的に生物分解すると結論付けていた。 ポリエチレンはレジ袋や包装によく使われており、きちんとリサイクルされなければ環境に対する大きな脅威となる。 しかしドイツ

    「レジ袋分解するガの幼虫」に疑問符、独研究
  • セルロース合成の”足場”増やす遺伝子を発見 国立遺伝学研究所

    A novel plasma membrane-anchored protein regulates xylem cell-wall deposition through microtubule-dependent lateral inhibition of Rho GTPase domains Yuki Sugiyama, Mayumi Wakazaki, Kiminori Toyooka, Hiroo Fukuda, Yoshihisa Oda Current Biology DOI:10.1016/j.cub.2017.06.059 プレスリリース資料 セルロースは、紙・綿だけでなく近年注目されているセルロースナノファイバーなどの成分にもなる重要な生物資源です。セルロースは植物細胞の「細胞壁」に含まれる主要な物質ですが、その合成を制御する仕組みはよく分かっていません。 情報・システム

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    agrisearch 2017/08/22
    「IQD13遺伝子が作り出すタンパク質はセルロース合成の足場となる微小管(1)を安定化させるとともに、細胞壁合成を阻害するタンパク質の分布を制限することで、細胞壁の面積を増やす働きがあることがわかりました」
  • 植物細胞の伸長を促進する新しいタンパク質を発見 | 理化学研究所

    要旨 理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター機能開発研究グループの中野雄司専任研究員、山上あゆみ研究員、篠崎一雄グループディレクター、東京大学大学院農学生命科学研究科の浅見忠男教授らの共同研究グループは、植物細胞の伸長を促進する新しいタンパク質「BIL4」を発見し、BIL4が植物ステロイドホルモン[1]「ブラシノステロイド[2]」のシグナル伝達を介して植物細胞の伸長を制御する仕組みを明らかにしました。 ブラシノステロイドは、植物の成長を促す上で重要な役割を果しています。しかし、非常に高価なため農業や植物バイオマスの増産に直接利用されていません。また、ブラシノステロイドが植物内でどのような「シグナル伝達」を行っているかはよく分かっておらず、基礎研究と応用研究の両面における解明が求められています。 今回、共同研究グループは、ブラシノステロイドの生合成を自在に制御できる阻害剤「ブラシナゾー

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    agrisearch 2017/07/19
    「BIL4はBRI1の分解を防ぐ機能を持つこと、その分解抑制によってブラシノステロイドのシグナル伝達を活性化すること、さらにシグナル伝達の活性化により植物の胚軸(…)や緑葉の細胞伸長を促す機能を持つこと」
  • セルロース分子を"繋ぎ換える"新規酵素「セルロースエンド型転移酵素(CET)」を発見!

    発表者 篠原 直貴  (東北大学大学院 生命科学研究科 植物細胞壁機能分野 特任助教) 砂川 直輝  (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 農学特定研究員) 田村  理   (東北大学大学院 理学研究科 化学専攻 講師) 横山 隆亮  (東北大学大学院 生命科学研究科 植物細胞壁機能分野 講師) 上田  実   (東北大学大学院 理学研究科化学専攻 教授) 五十嵐 圭日子 (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 准教授) 西谷 和彦  (東北大学大学院 生命科学研究科 植物細胞壁機能分野 教授) 発表のポイント ◆セルロース(注1)は、植物細胞壁の主成分であると同時に、地球上で最も多量に存在する有機化合物であるため、人類にとって非常に重要なバイオマスです。 ◆セルロースは、天然で最も強靱で安定な化合物とされているため、従来の考え方では一度植物細胞壁に蓄積さ

  • 共同発表:太古に出現した細菌が植物光合成の仕組みを完成させていた

    ポイント 40億年にもおよぶ生物進化の中で、光合成の代謝系がどのように誕生したのか、またその進化的な原点は何だったのかということは、これまで不明でした。 地球誕生後の極めて初期に地球上に出現し、光合成を行わないメタン生成菌に、光合成においてCO2から糖を合成するための代謝経路の原型を発見しました。 進化の過程で、光合成代謝に関わる各遺伝子が現在のものに進化してきた分子機構が明らかになるとともに、光合成機能を活用した糧やバイオ燃料生産の増産につながることが期待されます。 JST 戦略的創造研究推進事業において、神戸大学の蘆田 弘樹 准教授(奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 元助教)と河野 卓成 学術研究員(奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 博士後期課程単位取得退学、研究成果を元に現在博士号申請中)、立命館大学の松村 浩由 教授らは、光合成でCO2から糖

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    agrisearch 2017/01/17
    「この生物の進化的位置から考えて、このメタン生成菌で発見したカルビン回路様CO2固定経路は、光合成カルビン回路の進化的原型となったものであると考えられます。」
  • バイオ燃料を作るラン藻の酵素のはたらきを解明

    東京大学は2016年11月1日、ラン藻による炭化水素の生産に関わる酵素のアミノ酸配列を変えることで、炭化水素の生産を効率化でき、生産される炭化水素の長さを調節できることを発見した。再生可能エネルギーであるバイオ燃料の生産の効率化や、凍りにくい燃料の生産に応用でき、地球温暖化防止に貢献すると期待される。 藻類の一種であるラン藻は、大気中の二酸化炭素を吸収して光合成を行い、軽油に相当する炭化水素を生産できる。ラン藻による炭化水素の生産には、アシル(アシル輸送タンパク質(ACP))還元酵素(AAR)と、アルデヒド脱ホルミル化オキシゲナーゼ(ADO)という2つの酵素が関わることが分かっている。これまで酵素ADOの立体構造やはたらきは明らかになりつつあるが、酵素AARの詳細なはたらきは未解明だった。 今回、酵素AARを構成するアミノ酸配列を変えたときに、酵素のはたらきがどのように変化するのかを調べた

    バイオ燃料を作るラン藻の酵素のはたらきを解明