『ファミコンの驚くべき発想力』の著者に聞く! RPGのパーティといえば何人編制が一般的なのだろうか。少々ゲームをかじったことのある人なら、「4」と答えるかもしれない。実はこのある意味定番ともいえる「RPGは4人パーティ」というカタチ、ファミコンの時代に誕生した。理由は、勇者、戦士、僧侶、魔法使いの4人がいれば十分だから……ではなく、ハードウェア性能の制限を回避するための工夫ゆえ。そんなエピソードを収録するのが、このほど技術評論社から刊行された『ファミコンの驚くべき発想力 -限界を突破する技術に学べ-』。性能の限られたファミコンというハードウェアを舞台としたゲーム制作者たちの工夫を振り返る一冊だ。 なぜいまこの時期にファミコンの性能に言及するのだろうか。著者であり公私ともにパートナーである松浦健一郎氏と司ゆき氏に、ゲームに対する想いとともに本書の狙いを伺った。 ゲーム自体にもゲーム作りにも強