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ブックマーク / gendai.media (10)

  • 「伊調馨さんは選手なんですか?」衝撃会見で露呈したパワハラの構造(原田 隆之) @gendai_biz

    「そもそも伊調馨さんは選手なんですか?」――レスリングのパワハラ問題で、至学館大学・谷岡郁子学長が衝撃の会見をおこなった。この会見から、パワハラとは何か、なぜ起こるのか、根深い構造を知ることができる。 大相撲をはじめとする暴力やパワハラについてたびたび論じてきた筑波大学教授の原田隆之氏が、この問題を考察する。 相撲の世界と似ている まるで、デジャブを見ているかのようだった。 レスリングの伊調馨選手へのパワハラ問題で揺れる、至学館大学の谷岡郁子学長の会見を見たときの第一印象だ。 それは、つい何ヵ月か前に繰り返しテレビで流れた、力士への暴行事件を受けての相撲協会の危機管理委員長や、同評議員会の池坊保子議長の会見を彷彿とさせるものだった。 どちらにも共通するのは、組織を守りたいというあからさまな姿勢が前面に出て、弱い立場にある個人への思いやりや敬意が微塵も感じられないことであり、甚だしい人権意識

    「伊調馨さんは選手なんですか?」衝撃会見で露呈したパワハラの構造(原田 隆之) @gendai_biz
  • 「1年間洋服を買わないチャレンジ」が妻にもたらした劇的な変化(佐々木 俊尚) @gendai_biz

    ジャーナリスト・佐々木俊尚さんのは、角田光代の『Presents』カズオイシグロの『わたしを離さないで』などのカバー絵でも知られる、人気イラストレーターの松尾たいこさん。松尾さんの著書『クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない! そんな私が、1年間洋服を買わないチャレンジをしてわかったこと』は、洋服が大好きで毎日のように買っていた松尾さんが、1年間「洋服買わないチャレンジ」をして学んだことを綴った一冊だ。 アーティストであり、ファッションと密接な職業でもある松尾さんの決断は、いわば「甘いものを愛するが1年ケーキを封印した」「ジャニーズ追っかけだったがコンサートに行くのをやめた」ようなもの。そのチャレンジを、すぐ横で見ていた夫の佐々木さんは、何を感じたのだろうか。そして夫婦間になにか影響はあったのだろうか。 チャレンジ前の自宅クローゼットの「一部」。幅2メートルほどのポールを上下に

    「1年間洋服を買わないチャレンジ」が妻にもたらした劇的な変化(佐々木 俊尚) @gendai_biz
  • 解散総選挙に「大義」が必要?バカも休み休み言いなさい(長谷川 幸洋) @gendai_biz

    私の予測が的中した理由 安倍晋三首相が衆院解散・総選挙の意向を固めた。野党や左派系マスコミは「森友、加計疑惑隠しだ」「解散の大義がない」などと一斉に反発している。音は「敗色濃厚の選挙はしたくない」だろう。受けて立つ気概はないのか。 私は先週のコラムで、9月臨時国会での冒頭解散を予想した(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52905)。末尾で首相の決断について「いまは『いずれ、なんらかの展開があったときに分かる』としか申し上げられないのが、実に残念」と書いたら、直後に解散報道が相次いだ。自分で言うのもなんだが、まさに申し分のない展開である(笑)。 なぜ予想できたかといえば、秘密はべつに何もない。自分の読みだ。首相や官房長官に取材しようと思えばできなくはないが、恥ずかしくて「解散するんですか」などとはとても聞けない。「バカな質問するなよ」と苦笑いされるの

    解散総選挙に「大義」が必要?バカも休み休み言いなさい(長谷川 幸洋) @gendai_biz
  • 核戦争の危機を高める「スマート核兵器」とはなにか(小林 雅一) @gendai_biz

    放射性物質(核物質)の安全管理を議論する「核セキュリティ・サミット」が先週、米国の首都ワシントンDCで開催された。主な狙いは、核燃料など放射性物質が「IS(イスラム国)」のようなテロ集団の手に渡るのを未然に防ぐことにある。 ●“A Nuclear Job Half Done” The New York Times, APRIL 1, 2016 公式発表の背後で加速する核開発 今回のサミットでは、これまで各国が放射性物質を安全に管理する上で成し遂げたことや、今後の取り組みなどが報告された。 たとえば日と米国は共同で、これまで茨城県東海村の原子力関連施設で管理されてきた研究用の高濃縮ウランやプルトニウムを、米サウスカロライナ州の核管理施設に移管したことを報告した。 また中国は、自国並びにガーナやナイジェリアなど諸外国にある原子力発電所を(核兵器への転用が難しい)低濃縮ウラン型へと転換すること

    核戦争の危機を高める「スマート核兵器」とはなにか(小林 雅一) @gendai_biz
  • 安倍政権に屈したテレビ局~ジャーナリズムはこのまま死に絶えるのか?(古賀 茂明) @gendai_biz

    高市早苗総務大臣の電波停止発言が話題になっている。 放送番組の政治的公平性などを定めた放送法4条は、単なる倫理規範、すなわち、各社が自らを律するための努力目標に過ぎない。これに対し、自民党は、この条項がテレビ局に対して法的な義務を課す規範だとして、最終的にはこれを根拠に政府が電波を止めることもできるという解釈をしてきた。 ただし、あまり露骨に言うと反発を受けるので、静かに裏で脅しに使うというのがこれまでのやり方だった。高市発言は、電波停止という「死刑」宣告もあるぞと声高に宣言したという意味でこれまでのラインを踏み越えるものだ。 そもそも、政治家である総務相が「政治的公平性」を判断するということ自体が、完全な論理矛盾だ。先進国では、テレビ局の管理は、政府から独立した委員会などが行うのが常識。政府が直接番組内容に介入すると言ったら、すぐに憲法違反と言われるだろう。もちろん、テレビ局は、こうした

    安倍政権に屈したテレビ局~ジャーナリズムはこのまま死に絶えるのか?(古賀 茂明) @gendai_biz
  • 「たったの62人」大富豪が全世界の半分の富を持つ、あまりにも異常な世界の現実(週刊現代) @moneygendai

    「たったの62人」大富豪が全世界の半分の富を持つ、あまりにも異常な世界の現実 ピケティ、クルーグマンも警告 大富豪が巨万の富を握り、庶民は重労働と薄給にあえぐ。そんな100年前の世界に、私たちは逆戻りしている。富める者はますます富み、一度落ちれば這い上がれない。これでいいわけがない。 ユニクロ柳井社長もその一人 もし、日国民の半数が持っている資産と同じ額を、たったひとりが独占しているとしたら—多くの人は「いくら何でも、それはおかしい」と思うだろう。 実際には、日でこのようなことは起きていないが、スケールを地球全体に広げてみると、あながち絵空事でもない。 世界経済に不穏な影が差し始めた今、国際貧困支援NGO「オックスファム」の報告が、各国に衝撃を与えている。 「世界のトップ62人の大富豪が、全人類の下位半分、すなわち36億人と同額の資産を持っている」 大ざっぱに言えば、1台の大型バスに収

    「たったの62人」大富豪が全世界の半分の富を持つ、あまりにも異常な世界の現実(週刊現代) @moneygendai
  • 息切れするネットメディア、真の勝者は結局「テレビ」だった!(マイケル・ウルフ) @gendai_biz

    文/マイケル・ウルフ 「いまはテレビの時代なんですよ!」 2015年6月、ルパート・マードックが息子のジェームスを21世紀フォックスの最高経営責任者(CEO)に任命した時に、当然の疑問が生まれた。 つまり、マードックの息子に生まれたということが最大の資質であるような男が、一体どうやってシリコンバレーの実力主義を生き抜くプログラマー起業家に太刀打ちできるのだろうか、という疑問だ。 私は数年前、ジェームスが父親のサテライト放送会社のBSkyBを経営していた時に行った辛辣なインタビューで、この落差を指摘したことがある。すると彼はマードック特有の口調でそれをあっさり切り捨てこう答えた。 「全然分かってないんじゃないかな。よく周りを見回してくださいよ。テレビの時代なんですよ!」 マードック一族は古い時代のメディアの遺物と信じ込んでいた私は、周りを見回してみた。すると確かに、インターネット時代である

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  • 人工知能が台頭する時代に、子供たちに何を「教育」すべきか(田村 耕太郎) @gendai_biz

    多様な価値観で考える「21世紀の教育」 イギリス系、アメリカ系、インターナショナルバカロレア系、インド系、中華系、シンガポールローカル系……シンガポールには、多様なシステムでカリキュラムを組む教育機関があり、ロボット工学からカンフーまで多種多様な塾にあふれている。 私はここで、多彩な教育観を持つ、多国籍多人種多宗教の親たちと「21世紀の教育」を常に議論している。 それだけでなく、世界初の汎用人工知能を開発する斉藤元章さんや、シリコンバレーで多くのユニコーン企業を興しているピーター・ティール氏らとともに「21世紀のテクノロジーがいかにわれわれの生活を変えていくか」を常々議論している。そのため私は、ほかの方々からみれば多少ユニークな教育観を持っているのかもしれない。 結論からいえば、「自分と向き合わせ、己を知らしめ、多様な仲間と経験を通じて、自分の居場所を見つけさせる」ことこそが教育の大きな役

    人工知能が台頭する時代に、子供たちに何を「教育」すべきか(田村 耕太郎) @gendai_biz
  • これが「がん治療」の切り札だ!〜免疫のスゴすぎる働き、研究最前線(岸本忠三,中嶋彰)

    これが「がん治療」の切り札だ!〜免疫のスゴすぎる働き、研究最前線 『はたらく細胞』ともコラボしています ノーベル賞級の新研究満載! 外からの侵入者だけではなく、「内なる敵」がんや難病にも、免疫はここまで戦える。樹状細胞による「抗原提示」、制御性T細胞や免疫チェックポイント分子による「免疫寛容」――。ノーベル賞級のこれらの発見がパラダイムシフトとなり、いまや免疫療法は、がんや難病の治療においても「切り札」として期待されはじめている。 庶佑、坂口志文、稲葉カヨらの活躍を追ううちに、免疫世界の最前線が一望できる傑作ドキュメント。大人気コミック『はたらく細胞』のキャラクターも多数登場! 免疫は「外の敵」とも「内の敵」とも戦っている 一度かかった病気には、次はかからない。二度目の「疫」病からは「免」れる。「免疫」という言葉には、そんな意味が込められている。 そうした免疫の働きを担う主役の一つを人類

    これが「がん治療」の切り札だ!〜免疫のスゴすぎる働き、研究最前線(岸本忠三,中嶋彰)
  • 「戦争、貧困がなければ、僕は物書きにはならなかった」〜作家・開高健「幻の講演」を公開(後編)(開高 健) @gendai_biz

    戦争貧困がなければ、僕は物書きにはならなかった」 〜作家・開高健「幻の講演」を公開(後編) 「成人の日」特別企画 1978年11月27日、大阪天王寺高校。大の講演嫌いの開高健が、二十数年ぶりに引き受けた講演で、母校の生徒たちへ伝えたかったこととは……。笑いと涙に満ちた1時間半の講演を完全再現。 後編では極貧・腹ペコの敗戦直後、いかなる青春時代を送り、作家となったのかが明かされる。 ←前編はこちら 何もかも嫌になってしまった こんな話、してるときりがないんですけれども、ゆっくりやってくださいと言われたんで、ま、雨上がりの午後だし、またいつ来れるか分かりませんので、もうちょっとしゃべります。おしっこに行きたい人はどうぞ行ってください。遠慮なしに。こらえてるとさっきみたいなことになりますから(爆笑)。 まー、あっちこっちの焼け跡で大阪が真っ赤な原野と化し果てまして、阿倍野橋の橋の上に立って振

    「戦争、貧困がなければ、僕は物書きにはならなかった」〜作家・開高健「幻の講演」を公開(後編)(開高 健) @gendai_biz
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