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論と医療・健康とbookに関するch1248のブックマーク (13)

  • 「対話」によって人間関係と自分自身を変えるための10冊 | たいせつな本 ―とっておきの10冊― | 斎藤環 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    私は現在、医療を含む学際的な領域で「オープンダイアローグ(以下OD)」の普及啓発に勤しんでいる。ODはフィンランドで開発された精神病のケア技法であり、同時にケア提供システムであり思想でもあるのだが、単なる治療法と誤解されてしまうのはあまりにも惜しい。対話で人間が変わるという、掛け値なしに奇跡的な現象の解明に、オープンダイアローグ研究は大いに寄与すると考えている。 以下、対話を考える上で、私が大切に考えているを紹介していきたい。どのも、さきに述べた「奇跡的な現象」を理解する上で、多くのヒントを与えてくれるだろう。私自身が関わったがどうしても入ってしまうことはテーマの性質上、ご寛恕願いたい。

    「対話」によって人間関係と自分自身を変えるための10冊 | たいせつな本 ―とっておきの10冊― | 斎藤環 | 連載 | 考える人 | 新潮社
    ch1248
    ch1248 2019/12/02
    ODを話題の中心にしつつ、書評として構築された指南。
  • The Matrix of the Mind,object relations and psychoanalytic dialogue (1986) - 裕's Object Relational World

    「こころのマトリックス 〜対象関係論との対話〜」 Ogden,T.H. /岩崎学術出版 自我心理学全盛期のアメリカにカーンバーグによってイギリスの対象関係理論が紹介されたのを第1世代の対象関係理論の紹介だとすれば、書は第2世代の対象関係理論紹介の書。クラインとウィニコット理論の読み直しが核となっている。 カーンバーグがクラインの対象関係論のアイディアを評価はするものの、その技法的、理論的問題点を指摘して、あくまでジェイコブソン、マーラーへと続く自我心理学ににとりいれられた対象関論の元祖としての歴史的な意味を強調したのに対して、あくまでオグデンは妄想−分裂ポジション、抑ポジションの現代的な意味、「クライニアン以外に対する臨床的有用性」を追求している。こころのマトリックス―対象関係論との対話T・H・オグデン 岩崎学術出版社 1996-06 売り上げランキング : 102,765 Amazo

    The Matrix of the Mind,object relations and psychoanalytic dialogue (1986) - 裕's Object Relational World
    ch1248
    ch1248 2019/03/02
    Ogdenの「こころのマトリックス」について
  • 親子の関係性から自閉症スペクトラムの症状が生まれるという仮説(1) - 水溜りに映る虹と、風と

    久々に発達障害の話題です。 自閉症スペクトラムの原因についての議論は、私がブログ『雨の日はを広げて』を書き終えた2013年ごろと比べると研究レベルではかなりの変化がありました。最先端の遺伝子研究の結果を踏まえると、特定の遺伝子が自閉症をつくるというような単純なものではなくて、遺伝的な要素とさまざまな環境要因との絡みで、私たちが「自閉症」ないしは「自閉症スペクトラム」と呼んでいる症状が形作られていると考えられるようです。以前言われていたような「生まれつきの障害」という決定論的なイメージは一般の議論の中になお残っているものの、新しい考え方も少しずつ受けいれられている状況にあるのではないかと思われます。 しかしながら、環境要因のひとつに「親の育て方」をとりあげるのは、「症状」を持ってしまった子どもの親を追い詰めることになってしまうためとても扱いにくいテーマですよね。 このデリケートな問題に果敢

    親子の関係性から自閉症スペクトラムの症状が生まれるという仮説(1) - 水溜りに映る虹と、風と
  • 外傷的な育ちというくくりで見える本質 - 水溜りに映る虹と、風と

    なんだかすごいに出会ってしまった気がしています。 『メンタライゼーションでガイドする外傷的育ちの克服』(崔炯仁、星和書店2016)。 以前からこのブログでは連呼していますが、精神科の診断名は原因で分類されているわけではなくて、状態像の名前です。このでは、診断名としての「境界性パーソナリティ障害」「複雑性PTSD」、自己理解のためのキーワードとして普及している「アダルトチルドレン」の3つの重なりに、「外傷的育ち」が位置づけられています。 つまり、これらは状態像としては違っていても、その原因となるこころの動きに共通点があり、同じ対応や支援によって回復していく可能性があるということなのです。 共通とされる、うまく機能できない心の働きを作ってしまう原因は養育者の不適切な対応にあるのですが、養育者もまた外傷的育ちにより機能できない心を持っていて、と、世代間連鎖をしています。ここでいう不適切な対応

    外傷的な育ちというくくりで見える本質 - 水溜りに映る虹と、風と
    ch1248
    ch1248 2019/03/02
    MBT(メンタライゼーション)の書評。
  • 発達障害と気分障害と複雑性PTSDが同じフィールドで語られる日 - 水溜りに映る虹と、風と

    お気づきのように、こちらのブログは発達障害をメインテーマとはしていません。 不登校を経験した息子は成人しましたし、彼についての詳細をここに書くことは避けなければならないでしょう。 私についても、自身の診断を気分変調性障害とし、それからの脱却をめざしてボディワークなどの勉強をし、カウンセリングを学び、それなりの成果をあげてきました。最近になって橋病がわかり、気分障害と身体の変調、とくに神経系、免疫系、ホルモン系の変調との関係について論を進めていこうと、だいたいの方向性を決めていたところでした。 一つ前に紹介したは、以前書いていたブログのフォロー程度のつもりで選んだのですが、もう一冊読んだところで、大変なことに気づいてしまいました。 『子と親の臨床』(杉山登志郎、日評論社2016年)。トラウマだの、虐待だの、DVだの非行だの、荒っぽい世界を想像するような文言が嫌というほど出てくるです。

    発達障害と気分障害と複雑性PTSDが同じフィールドで語られる日 - 水溜りに映る虹と、風と
    ch1248
    ch1248 2019/03/02
    日本の発達障害の第一人者による書籍。ASD←複雑性PTSDからの気分障害←子育て不全、という世代間の関連があるという説。
  • 雑誌『精神療法』のマインドフルネス特集を読みました - 雑記

    雑誌『精神療法』の特集「マインドフルネスを考える、実践する」が面白かったので特に興味深かったところだけ紹介。マインドフルネスを考える、つまり批判的吟味なのでわりと辛辣な記事が多い。記事の掲載順と紹介順は全然合ってません。 精神療法第42巻第4号―マインドフルネスを考える,実践する 作者: 精神療法編集委員会 出版社/メーカー: 金剛出版 発売日: 2016/08/05 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 中村伸一「マインドフルネス雑感」 「精神療法」の編集者(心理療法に関わっている精神科医の先生)の書いたエッセイのうちの1。米国家族療法アカデミーの年次大会で著名なマインドフルネス治療者の講演を聞き、ワークショップに参加したが「素朴な感想は、……いわゆるカルチャーセンターにいって習得すれば済む話ではないか」というものであり、「スキルとして習得するだけの価値はある」としつつ、米国で

    雑誌『精神療法』のマインドフルネス特集を読みました - 雑記
    ch1248
    ch1248 2018/12/26
    第三世代認知行動療法のマインドフルネス認知療法調べてたら、こんな記事が。しかも2年前に人気エントリになってたのな。
  • 書評:自閉症世界の探求

    評者 木部則雄(こども・思春期メンタルクリニック/白百合女子大学発達心理学専攻) メルツァー編著の『自閉症の探求』は1975 年に発刊されたクライン派の自閉症の精神分析に関する臨床研究の先駆けとなるものである。この当時,我が国ではベッテルハイムの自閉症の著書『自閉症―うつろな砦』(みすず書房,1973・1975)の翻訳が刊行された時期である。この著作は全世界に大きなインパクトを与え,自閉症の「フリッジドマザー」という環境因説,あたかも精神分析が万能であるかのような幻想が流布された。書はこうした時代背景の枠組の中で,英国クライン学派,タヴィストック・クリニックの児童家族部門の代表であったメルツァーとその弟子たちの著作である。書とベッテルハイムの著書を読み比べると,環境重視の自我心理学とクライン派の精神分析による心的世界の探求との相違が鮮明になり,とても興味深い。その後,ベッテルハイムは多

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    ch1248 2018/09/20
    メルツァーの自閉書の精神分析について
  • ある幼児期神経症の病歴より(狼男の症例)|フロイト中期の文献|横浜精神分析研究会

    (1)頻度精神分析的心理療法では、基的には週に1回以上の頻度は必要になってきます。可能であれば、週に2〜3回ぐらいできれば進展は着実で、かなりのところまでやっていくことができるでしょう。2週間に1回や月に1回程度しか時間の都合がつけられないのであれば、精神分析的心理療法は当面は断念したほうが良いでしょう。 頻度は精神分析的心理療法にとって質ではないかもしれませんが、少なくともその進展に大きな影響はあります。ちなみにフロイトは週6回の頻度で行っていたようです。 (2)時間1回45分〜50分ぐらいがよくある設定です。この時間設定に科学的な根拠があるわけではりませんが、経験的に人がほどよく集中できる時間がこの45分〜50分程度なので、ちょうどよい位なのかもしれません。一度に2時間も3時間も集中がもてませんから。反対に20分や30分といった短い時間では充分に話し合う前に時間切れになってしまいま

    ある幼児期神経症の病歴より(狼男の症例)|フロイト中期の文献|横浜精神分析研究会
  • [書評] スーパーヴィジョンのパワーゲーム ―― 心理療法家訓練における影響力,カルト,洗脳 (リチャード・ローボルト): 極東ブログ

    [書評] スーパーヴィジョンのパワーゲーム ―― 心理療法家訓練における影響力,カルト,洗脳 (リチャード・ローボルト) 社会に読まれるべき内容でありながら、専門書ゆえに読みづらいという書籍がある。あるいはすべての専門書が来はそうであるのかもしれない。そこで社会と専門書の間を取り持つような、あるいはのようなものが必要となり、書かれることがある。 専門書の著者に新書のような体裁で執筆することを編集者が頼むことが多いだろう。そしてそれらのいくつかは成功するが、多数は失敗する。と、もったいぶった言い方をしたが、「まあ、それはそういうものだ」ということでしかない。だが、起点にあった「社会に読まれるべき内容」はどうなるのか。取り残されてよいわけはない。書を読みながら、この内容は実は「社会に読まれるべき内容」なのだという思いが、先見的な失敗を予想するとき、たとえば読者としての私は、さて、何を言

    [書評] スーパーヴィジョンのパワーゲーム ―― 心理療法家訓練における影響力,カルト,洗脳 (リチャード・ローボルト): 極東ブログ
    ch1248
    ch1248 2017/12/24
    治療時の権威の問題。
  • ゴミみたいな人間が読んでも胸糞悪いだけ 田中圭一『うつヌケ』 - 関内関外日記

    うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 作者: 田中圭一 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/01/19 メディア: 単行 この商品を含むブログ (15件) を見る おれは田中圭一のファンである。『神罰』だって最初に単行で出たときに買った。ネット上で公開されている漫画(『ペンと箸』)だって面白いし、人がたまにTwitterに投下するネタだって好きだ。 が、この『うつヌケ』は、世間の評判とは裏腹に、どうも読んでいて胸糞悪くなった。だって、紹介されている人間が、人類の上位2%、多く見積もっても5%くらいに入るような人ばかりなのだもの。 ともかく、仕事ができる、特別な才能がある、成功を収められる、それだけのスペックがある人間ばかりだ。「無理をしなくて休んでいいんだ」で休む金銭的な余裕がある、あるいはよりどころになる親だの配偶者だの、家族がいる。そんな上流の人間が大うつ

    ゴミみたいな人間が読んでも胸糞悪いだけ 田中圭一『うつヌケ』 - 関内関外日記
    ch1248
    ch1248 2017/11/10
    少しわかる。
  • 見捨てられ感と、町沢静夫が治療を失敗したケースについて

    エッセイ・時評・雑文 見捨てられ感と、町沢静夫が治療に失敗したケースについて    VER.1.0 2001/02/17 最近、町沢静夫が書いたを読んだのですが、まず最初にのを簡単に紹介してから、このの中に登場する、ひとつの事例を取り上げて、皆さんと一緒に、見捨てられ感について考えてみたいと思います。 あなたの心にひそむ「見捨てられる恐怖」 一人でいると不安でたまらない心理 (↑クリックすると amazon.co.jp の紹介ページにジャンプします) 著 者:町沢静夫 出版社:PHP 発行日:2000年6月01日  価格:\1,300 ここで取り上げる事例が書かれているのは、87〜91pageです。 このは、境界例の背後にある見捨てられ感について、具体的な事例をあげながら、分かりやすく解説していますし、引きこもりや、強迫性障害などにも見られる見捨てられ感、日の文

    ch1248
    ch1248 2015/05/16
    あまりに酷い例だ……。
  • 「代替医療のトリック」 - NATROMのブログ

    ■代替医療のトリック(サイモン・シン著, エツァート・エルンスト著, 青木薫訳)。原題はTrick or Treatment?。著者の一人のサイモン・シンは、サイエンスライターとしてトップクラスであり、暗号解読やフェルマーの最終定理といった著作がある。「代替医療のトリック」も含め、いずれも青木薫による翻訳である。私は、サイモン・シン+青木薫という組み合わせのは自動的に買うことに決めている。もう一人の著者のエツァート・エルンストは、プロフィールによれば、「代替医療分野における世界初の大学教授」であるとのこと。「著者論文多数」ともあるが、Pubmedで調べてみるとその通りであった。たとえば、「"Ernst E"[Author] and homeopathy」では73件が引っ掛かった。これからは、良く知らない代替医療について調べたいときには「"Ernst E"[Author] and 」を付け

    「代替医療のトリック」 - NATROMのブログ
  • 酒とアザラシと怠惰な日々。:ウイルスでも別にいいんです。

    BSE 福岡さんの「プリオン説はほんとうか?」を読んで、とにかく「病原体としてはプリオンよりもウイルスのほうがあり得そうだ」と考えた人は少なくないようです。そういう人が、「じゃあ今のPrPScを検出することで行ってる検査はダメじゃん!」と考えるのはもっともですね。 暮らし・BSE(狂牛病)の病原体は、当にプリオンなのか? もしプリオン説が誤りだとすると、異常プリオンが除去できれば取り合えず安心という考えが成立しません。異常プリオンの蓄積ではなく、原因物質(多分ウィルス)の存在で判断すべきです。今日が行っているBSE対策も、リスクの低減という意味では、現状でも役立っている事に違いはありませんが、当然見直しが必要ではないかと思います。めーくblog: 新書:プリオン説はほんとうか? 【読書感想】○2:ウイルスの場合、特定部位だけべなければよいかという問題ではないこと。例:肝炎ウイルス。肝

    ch1248
    ch1248 2006/11/07
    BSE関連。「プリオン説は本当か?」を批判するエントリ。鋭い。
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