16日午後2時50分ごろ、北海道白糠町上庶路の山中で、仲間と2人でシカ撃ちをしていた東京都足立区本木南町の自営業、大須賀実知生さん(57)が仕留めたシカを回収しようとしたところ、ヒグマが現れシカを奪い去った。2人は知人を通じて釧路署に通報、署員らが近隣住民に注意喚起した。 同署によると、ヒグマは体長約2メートル。シカをくわえて山中に消えたという。現場は住宅から約100メートルの地点。 道東では1月に標茶町の山中で男性がヒグマに襲われ死亡、今月2日にも厚岸町の山中で男性が襲われけがをした。
絶滅の恐れがある淡水魚「ミヤコタナゴ」を無許可で譲り受けたなどとして、警視庁生活環境課は14日、種の保存法違反と文化財保護法違反容疑で、いずれも東京都荒川区に住む会社役員(60)の男ら3人を書類送検した。同課によると、3人は容疑を認めているという。 送検容疑は平成24年5月、国の許可を得ずに、別の会社役員(54)から知人男性(66)を通じてミヤコタナゴ28匹を無償で譲り受けたなどとしている。 ミヤコタナゴは関東近県に生息するが、繁殖が困難とされ、昭和29年に天然記念物、平成6年には絶滅の恐れのある国内希少野生動植物種に指定された。 譲り受けた会社役員は専門書や熱帯魚店の助言などを参考に繁殖に成功し、28匹は1121匹に増加。25年7月、文化庁に「増えすぎたので引き取ってほしい」と連絡して発覚した。
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