当時一般に普及し始めたばかりのインターネット、特にティム・バーナーズ=リーが異なるコンピュータ上で共通に使える文書交換システムとして考案したWorld Wide Webの誕生からNCSA Mosaicの開発、さらにその主要メンバーがスピンアウトしてネットスケープコミュニケーションズを創業し成功を収めるまでの流れを紹介する。一方で、当初は秘密を考慮していなかったインターネットを実用に供するうえで業務上・個人の秘密を守る為の暗号ソフトとしてPGPが開発された経緯や、個人が秘密を持つことを快く思わない国家権力との対立の背景なども紹介する。