北海道苫小牧市の海岸部に広がる国内最大の「勇払油ガス田」で、ことし6月から行われていた新たな試掘で、深さ2000メートルの地層からまとまった量の原油と天然ガスが産出されました。 苫小牧市の海岸部には大量の原油や天然ガスが埋蔵されていて、「勇払油ガス田」の平成22年度の原油生産量は25万8000キロリットルと国内最大の油田です。油田の開発会社では、これまで深さ5000メートル前後の地層から原油を産出してきましたが、増産のためことし6月から深さ2000メートルの地層で試掘を進めていました。 その結果、1日当たり250キロリットルの原油と、5000立方メートルの天然ガスが産出されたということです。 開発会社によりますと、産出量は過去の試掘よりも多いということで、ことしの冬にも今回とは離れた場所で試掘を行って埋蔵量や分布を詳しく調べて、商業生産が可能か判断することにしています。
IHIとバイオテクノロジー関連のベンチャー企業ジーン・アンド・ジーンテクノロジー(G&GT、大阪府吹田市、榎本ゆう子社長)、ネオ・モルガン研究所(NML、川崎市、藤田朋宏社長)は7日、藻類を用いたバイオ燃料生産の研究開発を進めるため、合同会社を設立すると発表した。G&GTが持つ燃料生産能力で世界最高の藻を活用、燃料の大量生産システムを開発する。IHI横浜事業所(横浜市)内で試験を開始し、2014年頃には燃料のサンプル販売開始を目指すとしている。 藻類の中には成長の過程で燃料となる油を生産するものがあり、特に米国などで実用化に向けた研究開発が盛んになっている。 G&GTが持つ藻は、神戸大学の榎本平教授らが品種改良した「榎本藻」と呼ばれるもの。光合成によって二酸化炭素(CO2)を吸収しながら成長し、燃料を生産する藻の中では増殖スピードが最速で、1カ月で品種改良前の藻に比べて約1千倍の量に増殖す
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