メーデーという労働者の日を前に、古い体質の弊社でも上層部に労働者の声が届き、オンライン会議の導入が決まった。喜ばしいことだ。同時に、オンライン会議の実証実験としてオンライン飲み会を行うという連絡も受けた。 相手は上層部10人。絶望した。在宅で働いているのに、なにが悲しくて、平均年齢60才を越える上司オッサン10人とつながらなければならないのか。憤った。なぜ、飲み会からの会議なのか。順番逆だろう。アホか。それから僕は、自分の憤りをおさえて、くだらない飲み会のためにわざわざ出勤して環境を整えたシステム担当者を気遣った。「特に難しいことはありませんでした」と気丈にふるまうシステム担当の明るい声がかえって僕の不安を増大させた。 人とつながることのすべてを否定しないが、無理につながる必要はないと考えている。つながりとは本来、誰かに言われてつくられるものではなく、自然発生するものだ。だから、最近の「つ