「わ~可愛い…これここで作った鉈だって~」と、ミモロが手にする小さな鉈。 訪れている滋賀県高島市の「高島鍛冶場」で、鍛冶師の堀田さんが製作されたミニチュアです。 火入れが行われた後、ミモロたちは、この鍛冶場で仕事をなさる鍛冶師の堀田さんから、お話を伺います。 「鉄に合わせるカーボンの量で、鉄の硬さが変わります。柔らかい鉄を叩いて、形を整えたり、硬くしてゆくんです」と。 「トンカチで、トントン叩く作業だね~」と、ミモロは、「村の鍛冶屋」の歌を思い出します。 「しばしも休まず 槌打つひびき 飛び散る火花よ はしる湯玉 ふいごの風さえ 息もつかず 仕事に精出す 村の鍛冶屋…」ちなみにこの歌は、明治時代の「尋常小学唱歌」で作詞・作曲者は不明だと。 まさにこの歌のモデルは、堀田さんなどの「野鍛冶」という農具など生活用具を作る鍛冶屋さん。刀剣を作る刀鍛冶とは違います。つまり、歌に歌われるほど、野鍛冶は