昨日とおととい、仙台市消防局に行ってきました。 仙台市危機管理室減災推進課が主催する「地域地震防災アドバイザー研修会」で講演するためです。「大震災を生き抜くための食事学」という本を出していたこともあり、「震災と食」に関する講話の依頼を頂いていました。 防災アドバイザーは、市内の各消防署の職員や団員の方などが主に兼ねています。講堂には、普段から訓練で体を鍛えているであろう屈強な消防士さんなどが受講者としてたくさんいらっしゃいました。 個人が平常時に行える災害対応は、食料品や飲料水などの「備蓄食」が基本となるでしょう。 備蓄食というと、「何を備蓄するか」という“What?”の部分と、「どのぐらい、どのように備蓄するか」という“How?”が真っ先に頭に浮かぶかと思います。しかし、アドバイザーの方が一般市民の方に一番伝えるべきことは、「なぜ備蓄しなければならないのか」という“Why?”の部分である