安倍晋三首相が毎年主催する「桜を見る会」に多額の公金が使われている問題が、拡大の一途を辿っている。ついには、来年は開催が中止されることが発表された。 「安倍昭恵さんの政変」安倍総理の選択は離婚か、内閣総辞職 何が問題かと言えば、1つは同会の開催費用に多額の税金が使われていること。今年は4月13日に開かれ、1万8200人が来場。予算は例年1766万円だったが、来年度の概算要求は約5728万円と約3倍に急増している。 もう1つは招待客に安倍首相の地元山口県の後援会関係者などが数百人規模で含まれていることだ。同会ではアルコールや食事も提供されるため、野党は「税金の私物化で、公職選挙法違反だ」と反発を強めていた。 招待客の線引きもあいまいだ。問題が浮上し、野党は追及チームを立ち上げ、過去の招待客リストの開示を要求したが、内閣府の担当者は「すでに破棄した」。菅義偉官房長官は12日の会見で、招待客の選