サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(33)は24日、同国政府を批判していたジャマル・カショジ記者(59)がトルコで殺害された事件について、全ての「犯人」を処罰すると約束した。 リヤドで開催されている投資会議に出席した皇太子は、「この犯罪は全てのサウジ国民にとってつらい出来事だった」と述べた一方、トルコとの関係悪化は許さないと話した。
サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏が、トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で殺害された疑惑をめぐり、ロイター通信は21日、サウジ政府に拘束されているサウジ人の男らが「カショギ氏が大声を出したので首を絞めて殺害した」と伝えた。うち1人はカショギ氏が着ていた衣服を着て総領事館の外に出て、カショギ氏が生きているようにみせる偽装工作もしていたという。 ロイター通信は、サウジ政府の調査や男たちの証言内容を知るとするサウジ政府高官の話として報じた。 「総領事館にいた人物がカショギ氏とけんかになった末に死亡させた」とするサウジ政府の20日の発表と同様に、殺害は政府が関与する計画的なものではなく、偶発的なものだったとする内容だ。ともに王室の関与には触れていない。 高官の話によると、今回の疑…
米Twitterのエンジニアをサウジアラビアが懐柔し、反体制的なツイートをするユーザーのアカウントへのアクセス、情報提供を指示していたと、米New York Timesが10月20日(現地時間)に報じた。 同メディアによると、2015年に西側の諜報機関がTwitterに同社のエンジニア、アリ・アルザバラ氏がサウジの政府に懐柔され、反体制派のアカウントをスパイしていると警告したという。アルザバラ氏は2013年にTwitterに入社し、サンフランシスコの本社でSite Reliability Engineerとして働いていた。 Twitterはアルザバラ氏について調査したが同氏がサウジ政府に個人情報を流していた証拠は見つけられず、それでも2015年末に同氏を解雇した。アルザバラ氏はその後サウジアラビアに帰国し、現在は政府で働いているという。 Twitterはアルザバラ氏がアクセスしたとされるア
米NYタイムズ「米ホワイトハウスにも伝達済み」とも 【ワシントン会川晴之】サウジアラビアのジャマル・カショギ記者がトルコのサウジ総領事館で殺害されたとされる疑惑で、米紙ニューヨーク・タイムズは18日、サウジ側は、ムハンマド皇太子に取り立てられたアシリ将軍を事件の責任者とすることで、事態収拾を図る構えだと報じた。米ホワイトハウスにも伝達済みだとしている。 同紙によると、サウジは国際的な批判の高まりを受け、「関与していない」との全面否定を改める方向で調整している。新たなシナリオは、カショギ氏を拘束してサウジ国内で尋問することをムハンマド皇太子が指示したものの、アシリ氏が「命令を取り違え、カショギ氏を殺害してしまった」との内容になる見通しという。アシリ氏は皇太子の情報担当顧問を務めている。
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