イランが米海軍の無人偵察機をホルムズ海峡で撃墜したことを受けてトランプ大統領は攻撃を命じた。攻撃は幾つかの標的に対する空爆で、中止されたのは実行の直前だったと、国家安全保障に関わる問題であることから当局者が匿名で述べた。攻撃計画を復活させる可能性についてはコメントを避けた。 トランプ大統領はイラン政府に対し、攻撃が差し迫っていることをオマーンを通じて伝えていたと、ロイター通信が21日、匿名のイラン当局者を引用して報じた。トランプ氏は戦争を望んでおらず協議をしたいとの考えを伝え、イラン側に短時間での対応を求めたという。 イラン外務省は21日午前、マルクス・ライトナー駐イラン・スイス大使を同省に招いたことを明らかにした。米国とイランに国交はないため、スイス大使館はこれまでもイランにおける米国の利益を代表し、両国の仲介役を務めている。 空爆が実施されていれば、世界の原油供給の3分の1を担う中東で