特別展示されている電気機関車(下京区で) 国内最大級の鉄道展示施設「京都鉄道博物館」(下京区)で、昨夏の西日本豪雨の際、被災地の物資搬送に活躍した電気機関車と同形式のJR貨物の車両が特別展示されている。27日まで。 展示されているのは、「EF64形式」の直流電気機関車1両。川崎重工業が1981年に製造したもので、自動車の車検にあたる「全般検査」の期間にあわせて、公開することにした。「がんばろう岡山 がんばろう広島」とメッセージを載せた特別ヘッドマークが付けられている。 西日本豪雨による山陽線の不通時には、岡山県倉敷市から鳥取県、島根県など山陰線を通る迂回(うかい)ルートが活用され、同形式の車両が32日間、計2075個(12フィートコンテナ換算)を運んだという。 20日は運転台に入る体験会も開かれた。大津市の宮本悠雅ちゃん(3)は「大人になったら運転士になりたい」と喜んでいた。