何かをできない自分を自分で叱咤したりするのは、自分と対等ではない。 自分の中で上下関係がある。 その場合、他者にも「ダメじゃないか」と言いたくなる。 自分の中で自分と対等な関係ができている人は、他者にも「大丈夫だよ」と言ってあげられる。 おれは、自分と対等じゃなかったな。 ある時、こう訊かれたことがある、 「あなたは人にはそんなによくしてあげるのに、自分に対しては何でそんなに厳しいの」 おれは、自分に対しても、安心感を持たせた方がいい。 人は、心が安心している状態がいちばんパフォーマンスが上がるという。 脅されるのは当然、ダメ。 褒められるのも、実は逆効果だ。というのも、「褒められない状態への恐怖」が一緒についてくるから。 だから、「安心」がいちばん大切。「それでいい」と、無条件に大事にされること。 それを、自分に対してもやろう。自分と対等になろう。