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ブックマーク / jp.ign.com (30)

  • 「ゴエモンのようでゴエモンでない少しゴエモンなゲーム」はなぜ注目されないのか?『豆狸のバケル』から見る半端なゲームの悲哀

    2023年11月30日に発売されたNintendo Switch向けソフト『御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!~』(以下、『豆狸のバケル』)は、グッド・フィールが開発した3Dアクションゲームである。そう、元「がんばれゴエモン」のスタッフが立ち上げた会社が、まさしくかつてのゴエモンのような新作ゲームを作ったのである。 筆者にとってもグッド・フィールは今でも印象深いデベロッパーで、『ヨッシークラフトワールド』はかなり楽しんだ。もちろん、幼いころ「がんばれゴエモン」シリーズを遊んだこともある。特に好きなのは『がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』だ。友人とサスケを奪い合ってミニゲームをやり込んだものである。 さまざまな層にリーチしそうなゲームであり、ゆえに『豆狸のバケル』もいくらか注目を集めるはず……と思っていたのだが、想像より反響が少ない。ほかの人気作と発売時期が被ったとい

    「ゴエモンのようでゴエモンでない少しゴエモンなゲーム」はなぜ注目されないのか?『豆狸のバケル』から見る半端なゲームの悲哀
  • 40年にわたってゲームの遊び方を変えてきた伝説のクリエイター! 鈴木裕ロングインタビュー

    鈴木氏といえば『スペースハリアー』、『アウトラン』、「バーチャファイター」シリーズや「シェンムー」シリーズなど、セガに在籍していた時代に数多くの名作を生み出した。1985年の「ハングオン」で史上初のバイク型筐体を生み出し、1993年の『バーチャファイター』で世界初の3D格闘ゲームを作り、さらに1999年の『シェンムー 一章 横須賀』でオープンワールドの先駆けと呼ばれるようになったゲーム体験で世界中のゲーマーを驚かせた。『サイファイ』が2006年に中止されていなければ、タッチ操作をアーケードに普及させた第一人者にもなっていたかもしれない。ひとりのクリエイターはいったいどのようにしてこれだけ異なる体験を生み出し、そのたびに「先見の明」を発揮してゲームの遊び方を変えることができたのだろうか。IGN JAPANは同氏のスタジオであるYSNETに赴き、詳しくインタビューした。 セガ時代の鈴木裕氏。

    40年にわたってゲームの遊び方を変えてきた伝説のクリエイター! 鈴木裕ロングインタビュー
  • なぜ『F-ZERO 99』はレースゲームとバトロワを「次の高み」に乗せたと言えるのか?

    ならば、書かねばならない。『F-ZERO 99』がレースゲームとバトロワを「次の高み」に乗せたと言える理由を。 「リスクとリターン」を中心に据えた見事なルール 『F-ZERO 99』は、1990年に発売されたスーパーファミコン用ソフト『F-ZERO』にバトロワ要素をかけあわせた新作である。 ルールはシンプル。99人のプレイヤーが同時にレースを行い、1位を目指すというものだ。しかし、互いのプレイヤーは当然ながら邪魔をし合うわけで、トップになるのは容易ではない。 基システムで特に秀逸なのが画面右上にある「パワーゲージ」だ。これはプレイヤーの体力であると同時に、ブーストゲージでもある。なくなればブーストができなくなるだけでなく、ほかのマシンにやられてしまう可能性が出てくるわけだ。 虹色のものがパワーゲージ。その下にあるのが「スカイウェイ」を使用するためのゲージだ(詳しくは後述)。 パワーゲージ

    なぜ『F-ZERO 99』はレースゲームとバトロワを「次の高み」に乗せたと言えるのか?
  • 広大な宇宙の膨大な出会い ベセスダ式オープンワールドRPGの最高傑作 『Starfield』レビュー

    『Starfield』は非常に期待されている大作だ。 「The Elder Scrolls」シリーズや近年の「Fallout」シリーズを手掛けるBethesda Game Studiosの完全新作であり、ディレクションはもちろん著名なゲームクリエイターのトッド・ハワードが担当している。 優れたゲームになるのはまず間違いない。では、どの程度素晴らしい作品になるのか? その答えは「ベセスダ式オープンワールドRPGの最高傑作」である。 ※レビューを執筆するにあたってのプレイ時間は40時間程度となっている。これは『Starfield』のすべてを味わい尽くすのには足りないものの(すべてを体験するには数百時間が必要なゲームである)、レビュー解禁までの非常に限られた期間でメインクエストのクリアと探索をおこなったものであることを留意してほしい。プレイ環境はPC版である。 キャラ・クエスト・派閥・戦い方も

    広大な宇宙の膨大な出会い ベセスダ式オープンワールドRPGの最高傑作 『Starfield』レビュー
  • スト決行の米俳優組合、俳優とAIについてハリウッドのスタジオから行われた衝撃的な提案内容を明かす

    SAG-AFTRA(米映画俳優組合)が正式にストライキの決行を発表し、俳優たちが契約交渉において特に懸念している問題について、日行われた記者会見で組合のリーダーがよりくわしい内容を明かした。その問題とは、AIだ。 俳優の同意や補償なく、AIベースの技術でその肖像を使用することに対する保護が、SAG-AFTRAの大きな争点であることはこれまでも伝えられてきた。しかし、日の記者会見で、SAG-AFTRAの事務局長を務めるダンカン・クラブツリー=アイルランドは、AIに関するハリウッドのスタジオからの提案ついてさらなる詳細を明かした。これはかなり衝撃的な話だ。 ハリウッドのスタジオを代表して交渉にあたるAMPTP (映画製作者協会)から出された、俳優のデジタルの肖像を保護するための「革新的な」AIの提案とはどういったものなのか、質問を受けたクラブツリー=アイルランドははっきりと答えている。 「

    スト決行の米俳優組合、俳優とAIについてハリウッドのスタジオから行われた衝撃的な提案内容を明かす
  • MGS3のリメイク『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』に小島監督と新川洋司は関わらない KONAMIへの問い合わせで判明

    リメイク作『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』がついに正式発表された(速報記事)。作は『METAL GEAR SOLID 3: SNAKE EATER』のリメイク版であるが、まだ内容や開発陣については明らかになっていない部分が多い。IGN JAPANとIGN USは、リメイク版についてKONAMIにいくつか問い合わせをおこなった。稿ではその回答内容をまとめてお伝えしよう。 まず、ポイントだけ最初に伝えておこう。KONAMIによると、リメイク版には小島秀夫監督と新川洋司は関わっていないそうだ。シリーズのさらなるリメイク作があるかどうかについては「お客様の声などを聞きながら検討していきます」と前向きな回答を得た。リメイク版の開発についてはKONAMIの開発チームが中心になっているそうで、噂になっていたとおりシンガポールのスタジオ・Virtuosも協力していると

    MGS3のリメイク『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』に小島監督と新川洋司は関わらない KONAMIへの問い合わせで判明
  • AI搭載版『ポートピア連続殺人事件』が4月24日にSteamで無料配信決定、『THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE』として名作ADVが蘇る スクエニAI部に経緯を訊いた

    スクウェア・エニックスは、堀井雄二氏が手掛けた『ポートピア連続殺人事件』を題材に、先端AI技術を搭載したテックプレビュー『SQUARE ENIX AI Tech Preview: THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE』を2023年4月24日にSteamにて無料配信すると発表した。また公式サイトをオープンしている。 AIの一分野である自然言語処理(NLP)の技術を使った「NLPアドベンチャー」と銘打っており、日英の言語に対応している。 「THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE」とは 『SQUARE ENIX AI Tech Preview: THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE』(以下、THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE)は、『ドラゴンクエスト』シリーズで知られる堀井雄二氏が手掛けたADV

    AI搭載版『ポートピア連続殺人事件』が4月24日にSteamで無料配信決定、『THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE』として名作ADVが蘇る スクエニAI部に経緯を訊いた
    fashi
    fashi 2023/04/21
    STEINS;GATEも次があったらこんなん入れてきそうだな
  • なぜ公式音源ではなく「カービィ」のアレンジ楽曲がグラミー賞を受賞したのか?さらば「非公認」~ゲーム音楽アレンジ/リミックスの新時代

    『星のカービィスーパーデラックス』のアレンジ楽曲「MetaKnight'sRevenge」が、第64回グラミー賞を受賞したことで話題を呼んでいる。大変おめでたいことであり、さっそくこれを聴いてみたという方も多いと思うが、そのアルバムクレジットにはNintendoやHAL研究所の権利表記が全くないことにお気づきだろうか。 先日の糸田氏による記事でも指摘があったように、ここにはアメリカにおける音楽著作権法の改定が影響している。実はここ数年の間に、海外におけるゲーム音楽アレンジ/リミックスを取り巻く状況は激変しているのだ。音楽サブスクリプション(特にSpotify)を日常的に使っている人ならお気づきだろう。こうした「許諾なしのゲーム音楽アレンジ楽曲」が堂々と、しかも商品として罷り通るようになってきているのだ。その背景で一体何が起きているのか。いい機会なので、その背景について解説しよう。 Spot

    なぜ公式音源ではなく「カービィ」のアレンジ楽曲がグラミー賞を受賞したのか?さらば「非公認」~ゲーム音楽アレンジ/リミックスの新時代
  • 『ELDEN RING』は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や「スカイリム」をも凌駕する傑作?海外レビューまとめ

    どれほどすごいことなのかというと、97点以上のメタスコアを獲得したゲームは全部で19しか存在しない。近年、97点を獲得したゲームは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』、『スーパーマリオ オデッセイ』、『レッド・デッド・リデンプション2』、『Disco Elysium - The Final Cut』くらいだ。ごく控えめに言って、ゲーム歴史に残る評価振りというわけだ。 稿では、いくつかの媒体のレビューをピックアップし、具体的にどのあたりが評価されたのかを分析してみたい。まずは弊誌で掲載しているレビューの判定部分を引用するところから始めよう。 「圧倒的なボリュームを誇りながらも一瞬たりとも飽きを感じさせない作り込みは驚異的。これほどまでに濃密な冒険、戦闘、RPG要素を兼ね備えたタイトルには出会ったことがなく、きっと多くのプレイヤーにとっても珠玉の一作となることだろう」 記事を担当

    『ELDEN RING』は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や「スカイリム」をも凌駕する傑作?海外レビューまとめ
  • 任天堂が歴史に残り、セガが忘れられつつある理由とは? テレビゲーム総選挙やIGN本家の総合ゲームランキングにおけるセガ不在の要因を考える

    セガのゲームを愛するひとりとして、ときどき心配してしまうことがある。「セガのゲームは100年後も遊ばれるのだろうか」と。もちろん、100年後のことは誰にもわからない。だが、人類がこのまま生き残る限り、これだけは断言できるだろう「人々は任天堂の作ったゲームを忘れない」と。 約100年前、日には多くの文豪がいた。だが、今なお読まれ続けているのは夏目漱石や森鴎外に芥川龍之介とそのほんの一握りと言えるだろう。 80年代後半から90年代にかけて、日ゲーム大国だった。「マリオ」、「ゼルダ」、「ドラゴンクエスト」、「ファイナルファンタジー」、「ストリートファイター」、「メタルギアソリッド」など、この業界のアイコニックなフランチャイズの数々が生み出された。当時のゲームに詳しい人であれば、そこに「ソニック」や「バーチャファイター」に「スペースハリアー」といったセガのゲームも含めるはずだ。 ところが、黄

    任天堂が歴史に残り、セガが忘れられつつある理由とは? テレビゲーム総選挙やIGN本家の総合ゲームランキングにおけるセガ不在の要因を考える
    fashi
    fashi 2022/01/18
    スピンオフが出たりアニメ化とかメディアミックス展開してるタイトルが少なかったりされても鳴かず飛ばずだったような気はするね…ネタにされることは多いのだが…
  • KONAMIの「BEMANI特許」とは何だったのか 失効から3年のいま振り返る、近代音楽ゲームの基本特許

    BEMANI特許(あるいはビートマニア特許)と俗称される特許がある。KONAMI(現・コナミアミューズメント)が1997年にリリースし、音楽ゲームブームの基礎となった「beatmania」の基システムを請求、KONAMIがBEMANIブランドで展開する音楽ゲームビジネスの柱の一つとなっていた、日国特許第2922509号のことだ。 この特許は1998年7月31日に出願、1999年4月に登録。日の特許の権利期間は出願から最長で20年間と定められており、2018年7月31日をもって失効している。 BEMANI特許は音楽ゲーム分野の工業所有権(産業財産権とも。特許権、実用新案権、商標権、意匠権の総称)の代表格であり、これまでの約20年間にわたり、ゲームファン界隈の巷間でたびたび語り草となってきた。 しかし、特許の権利範囲はしばしば誤解され、不十分な理解に基づいた語りが多く展開されてきた実情

    KONAMIの「BEMANI特許」とは何だったのか 失効から3年のいま振り返る、近代音楽ゲームの基本特許
    fashi
    fashi 2021/08/15
    一生懸命回避策を探るわけだけど、こういうのって特許持ってるメーカーに許諾取った場合採算取れなくなるものなのだろうか、そもそも許諾してくれないのだろうか
  • 任天堂が「F-ZERO」新作を作らないためか、『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』で「F-ZERO」を作る人が現れる

    ファンは「F-ZERO」の新作でキャプテン・ファルコンの冒険の続きを見たいともう何年も待ち望んでいる。任天堂は最新のNintendo Directで『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編や『メトロイド ドレッド』については新しい情報を発表したものの、「F-ZERO」シリーズに関する話は何もなかった。そこで、@ZeldaBoi1(すごい「マリオカート」ゲームを作った人物でもある)は、『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』で、「F-ZERO」を作ることにした。 @ZeldaBoi1バージョンの「F-ZERO」は『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』でのクラッシックなレーシングゲームとはかなり違っており、カラーパレットとピクセルアートの環境は確かに格的な再現作品となっている。これは『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』

    任天堂が「F-ZERO」新作を作らないためか、『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』で「F-ZERO」を作る人が現れる
  • 『プリンセスコネクト!Re:Dive』の人気キャラの暴れっぷりから見る調整の難しさ

    プレイするアニメとも称される、Android/iOS/PC向けにサービスを展開する『プリンセスコネクト!Re:Dive』(公式サイト)にて、プレイヤーの不満が一気に爆発する騒ぎがあった。その原因となったのは、作屈指の人気キャラクター・キャル(なかでも限定のニューイヤーバージョンで、通称ニャル)を狙ったと思われるバランス調整だ。 このバランス調整は、新しく実装されたダンジョンのボスをニャルで簡単に倒せてしまうという不具合修正を目的としたもの。しかし、一緒に行われた対策がファンの逆鱗に触れてしまった。稿ではそんなニャルについて紹介していきたいと思う。 能力が高すぎるプリコネR屈指の人気キャラクター「ニャル」 ニャルは2019年12月に実装された限定キャラクターで、その特徴は、自己バフにより天井知らずで攻撃力高められる点にある。作の戦闘はすべて1分30秒で決着が付くように設計されているので

    『プリンセスコネクト!Re:Dive』の人気キャラの暴れっぷりから見る調整の難しさ
    fashi
    fashi 2021/05/11
    調べるまでナーフ(弱体化)って単語がわからなかった
  • 「リセットしないほうが楽しいこともある」とプレイヤーを本気で怒り続けた「どうぶつの森」シリーズの「リセットさん」は、もう、いない

    私と初代『どうぶつの森』の出会いは最悪だった。はじめて遭遇したのはゲームショップでのこと。当時はまだゲームを専門で販売する小売店がどこにでもたくさんあり、そこには実際にゲームを体験できる試遊台も置いてあった。 その試遊台で『どうぶつの森』をプレイしたのだが、いや、実際は遊んだともいえない。なんせゲームがはじまるなり、あるキャラクターにこっぴどく怒られたのだ。あまりにも手厳しく罵倒されるため私は状況すらよく理解できず、そのままコントローラーを置いて逃げるようにゲームショップから去っていったのだから。 amiiboのリセットさん。 あまりに突然の出来事だったので、そのゲームが『どうぶつの森』だったこともわからなかったし、そのキャラクターの意味もわからなかった。後にその正体が「リセットさん」なるどうぶつであると知り、そのうち彼の信条に惚れ込むようになったのである。 しかし、現在では姿が見えなくな

    「リセットしないほうが楽しいこともある」とプレイヤーを本気で怒り続けた「どうぶつの森」シリーズの「リセットさん」は、もう、いない
    fashi
    fashi 2021/04/18
    ファンサービスとしてだけでも出てきてほしいんだよな
  • 宮本茂の下で働いた32年間――「スターフォックス」や「F-ZERO」の今村孝矢が任天堂時代を振り返るロングインタビュー

    32年間を経て、今村孝矢さんは任天堂を退社した。「スターフォックス」、「F-ZERO」、『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』など、今となってはゲームの古典と言える傑作の数々に携わっていた今村さんの退社は、自身のツイートをきっかけに世界中のゲーマーの間で話題となった。今後は大阪国際工科専門職大学でCGアニメーションを含むデジタルコンテンツを教えつつ、フリーランスでも活動を続けると言う。 今村さんの今後の活躍について別のインタビュー記事で詳しく聞いているのでぜひチェックしてほしいが、インタビューでは任天堂時代を振り返ってもらった。 今村孝矢さん。 32年間という、筆者にはおよそ想像もできないほど長い間をどのように振り返るのかを尋ねた。今村さんはしばらく考えてから、このように答えた。 「思えば、ずっと宮さんの下で働いた32年間でしたね」と。 マリオやゼルダの生みの親として知られる宮茂さんが20

    宮本茂の下で働いた32年間――「スターフォックス」や「F-ZERO」の今村孝矢が任天堂時代を振り返るロングインタビュー
  • Xbox Series Xで感じた後方互換の侮れなさ:ゲームやセーブデータやスクショが積もり積もれば、思い出どころか歴史となる

    次世代機となるXbox Series Xを買った。無骨な体! 触り心地のよいコントローラー! ほかのゲームに移ってもその後すぐ復帰できる「クイックレジューム」は特に驚くべき機能といえる。 しかし、次世代機はタイトルがきちんと揃っているとは言い難いのが現状である。特にXbox Series X/Sはこれでしか遊べないといった作品が少ないし、目玉タイトルといえる『Halo Infinite』も2021年に延期しているのだ。ゆえに多くのプレイヤーは、新しいハードを買って充実した後方互換タイトルを遊ぶことになる。 正直なところ「後方互換なんて別にいらなくない?」と思う人もいるだろう。私も似たような考えで、後方互換は“あれば嬉しいが必須ではないレベル”だと感じている。やはり、ゲームハードは新たなタイトルのために買うもの。ゆえに現状のXbox Series X/Sは魅力に欠けるのではないかと考えてい

    Xbox Series Xで感じた後方互換の侮れなさ:ゲームやセーブデータやスクショが積もり積もれば、思い出どころか歴史となる
  • 劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring songはゲーム原作映画のお手本のような作品だ

    8月15日に公開された劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel] Ⅲ.spring song」は「Fate/stay night」に対して同じような熱量を持つファン同士でも、人によって高揚感が異なるものになっていることだろう 。僕の場合は2007年のスタジオディーン版から始まり、原作ゲーム(18禁版)、Zero、Unlimited Blade Worksを経てこのHeaven’s Feel最終章をこの年になって完走したので、実に13年待ち望んだ映像化作品の終わりを見届けることができたことになる。そのため、長い年月をかけて練り上げられたシリーズ作品の幕引きに言いようのない感慨深さを覚えた。また一方で、2004年の初作から映像化を待ち望み、追い続けてきた人にとっては16年分の感慨があるかもしれない。 思わず「あぁ生まれてきて良かったなぁ……」という言葉が出てきた。そ

    劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring songはゲーム原作映画のお手本のような作品だ
  • 3才児がパパと『あつまれ どうぶつの森』を遊んで学んだこと

    僕(33才)は、のぞみとみどりという、3才の双子の娘がいます。この記事を書いている今も、すぐ横でお店屋さんさんごっこやお医者さんごっこをして遊んでいます。子供は当にごっこ遊びが好きですね。最近、僕は彼女たちともうひとつのごっこ遊びをやっています。もちろん、『あつまれ どうぶつの森』のことです。 子供と『あつまれ どうぶつの森』を遊ぶようになってから、当に彼の言う通りだと強く実感しています。名言だよ、渡邉さん。 僕の7才の誕生日のときだったと思います。僕は両親に不思議な誕生日プレゼントをお願いしました。ガソリン携行缶です。なぜ子供がゲームや玩具よりもそんなものを欲しがるのか、両親にはまったく理解できませんでしたね。車のトランクにあって、ガソリンスタンドで販売していて、ときどき映画にも出てくるガソリン携行缶は、いかにも大人なアイテムに思えたんです。自分の部屋に飾るだけで部屋の雰囲気がちょっ

    3才児がパパと『あつまれ どうぶつの森』を遊んで学んだこと
    fashi
    fashi 2020/05/19
    「父が島に置いた家具を自由に触るのは、彼女たちにとってかけがえのない喜び」「Joy-Conをカチッと嵌めたときが快感」知育玩具か / 温泉は入れるようにしてほしいな
  • 監督が抱く「もっこり」への疑問が明らかに!『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』フィリップ・ラショー監督・北条司先生インタビュー

    1990年代に連載が終了しながらも根強い人気を誇り、2019年2月には『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』が公開され、大きなヒットとなった「シティーハンター」。80年~90年代の新宿の街を舞台に、街の始末屋(スイーパー)である射撃の名手・冴羽獠と、そのパートナーである槇村香が、さまざまな依頼人から受けた仕事を元に事件を解決していくというストーリーだ。世界的な人気を誇る同作品は、アニメのほかに実写でも映像化されているが、2019年に新たにフランスで公開された実写映画が、『シティーハンターTHE MOVIE 史上最香のミッション』だ。登場するキャラクター再現度の高さから、ビジュアルが解禁されるなり日でも大きな話題を呼んだ。公開が待ち望まれていた作はいよいよ、11月29日に全国公開された。 公開に先駆けて来日した、フィリップ・ラショー監督と、原作者である北条司先生に、

    監督が抱く「もっこり」への疑問が明らかに!『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』フィリップ・ラショー監督・北条司先生インタビュー
  • 鈴木裕が語る「シェンムー」とオープンワールドの違い

    「俺が言うのもなんだけど、結構楽しいよ、シェンムーって」 結構楽しいよ、シェンムーって この言葉にはかなりの説得力があった。『シェンムーIII』は鈴木氏が胸を張ってアピールできるタイトルに仕上がっているからこそ、発言できたのだろう。 『シェンムー 一章 横須賀』からちょうど20年。ゲームは凄まじく進化したし、「シェンムー」が築き上げたとも言われるオープンワールドは主流のジャンルとして毎年のように革新的なゲームが出ている。元祖ではあるが、長いブランクを経て登場する『シェンムーIII』は『サイバーパンク2077』や『ウォッチドッグス レギオン』といった時代の最先端をいくオープンワールドと太刀打ちできるのか。 そう思ってしまうあなたに、もう一度鈴木氏の言葉について考えてほしい。 「結構楽しいよ、シェンムーって」 そこには『シェンムーIII』というゲームそのものがよく出来ているという意味合いもあれ

    鈴木裕が語る「シェンムー」とオープンワールドの違い