太陽光発電事業の開発・運営を手掛けるエーシー(山形県米沢市)と、真空製膜装置部品の洗浄再生を手掛けるミクロンメタル(米沢市)は、太陽光パネルのマテリアルリサイクル(材料の再利用)を請け負うサービスを2017年3月から共同で展開する。 使用済みの太陽光パネルを有料で引き取り、アルミニウム製フレームと電極・端子ボックスを外した後、カバーガラスとEVA(封止材)を分離する。分解した各部材は、それぞれの素材の専門リサイクル事業者に有価物として販売する。 現在、東北地方ではパネル1枚の処理料金は5000~6000円とも言われるが、「低コストのガラス分離技術を独自に開発したことで、半額近くの大幅に安い処理料金で、リサイクル処理を請け負えるめどがたった」(エーシーの大友裕一社長)という。 カバーガラスを分離する技術は、ミクロンメタルが開発した。研磨剤を噴射するブラスト装置の中に使用済みパネルを格納し、カ