両乳房の切除手術を受けたと告白した女優のアンジェリーナ・ジョリーさん。写真は今年4月、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)特使として訪れたロンドンで=AFP時事 【ワシントン=中井大助】米女優のアンジェリーナ・ジョリーさん(37)が14日、乳がん予防のために両乳房の切除手術を受けたことを明らかにした。がんになる確率が高い遺伝子を持っているためといい、同日付のニューヨーク・タイムズ紙に「私の医学的選択」と題した文章を投稿し、経緯を説明した。 母親が約10年間がんと闘病し、56歳で亡くなったというジョリーさんは、自分も「BRCA1」という遺伝子があり、医師から「乳がんになる確率が87%、卵巣がんの確率が50%」と告げられて手術を決断したと告白。乳房を切除し、インプラントで復元する手術を3カ月かけて受けた。その結果、乳がんになる確率は5%以下になったという。 ジョリーさんによると、事実婚