静止画なのに回っているように見える「錯視」について、深層学習(ディープラーニング)で自ら学習する人工知能(AI)も、人間と同様に「回っている」と誤って判断し、錯視が起きていることを、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)と立命館大学(京都市)などの共同研究グループが発見し、国際学術誌で発表した。 AIの深層学習は、世界のトップ棋士を次々と破った「アルファ碁」で注目を集めた新技術。画像など膨大なデータを読み込み、判…
理化学研究所などのグループが発表した「STAP細胞」について、共同研究者の山梨大学教授が10日、NHKのインタビューに答え「研究データに重大な問題が見つかり、STAP細胞が存在するのか確信がなくなった」として論文の取り下げに同意するようほかの著者に呼びかけたことを明らかにしました。 「STAP細胞」は、神戸市にある理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーなどのグループが作製に成功したと科学雑誌「ネイチャー」に発表し、新たな万能細胞として注目を集めました。 しかし、そのあと論文に不自然な画像やデータがあると研究者からの指摘が相次ぎ、理化学研究所などが調査を進めています。 これについて、論文の共同著者の1人でSTAP細胞の万能性を調べる重要な実験を担当した若山照彦山梨大学教授が10日、NHKのインタビューに答えました。 この中で若山教授は「信じていた研究のデータに重大な問題が見つかり、ST
印刷 昨年9月に「光より速いニュートリノを観測した」と発表した国際研究グループOPERAの実験結果が間違いだった可能性が出てきた。実験が行われたスイスにある欧州合同原子核研究機関(CERN)の広報担当者が22日、ロイター通信に「データに疑わしい点が見つかった」と語った。 実験では、CERNにある加速器から打ち出された素粒子のひとつ、ニュートリノが約730キロ離れたイタリアの研究所に到達するまでの時間を全地球測位システム(GPS)を使って測定した。 実験の間違いの可能性を最初に報じた米科学誌サイエンスが運営するサイト「サイエンス・インサイダー」などによると、GPS受信機につながるケーブルとコンピューターの間の接続に不備が見つかり、誤差の原因になった可能性があるという。CERNの広報担当者は「再実験をしてみないとはっきりしたことはわからない」としている。再実験は5月以降になる見通しだ。ロ
甘味料トレハロースの開発・製造で知られるバイオ関連企業「林原(はやしばら)」(岡山市北区、林原健社長)などグループ4社が私的整理の一種「事業再生ADR」を民間の第三者機関に申請し、受理されたことが25日分かった。関係者などによると、近年、抗がん剤「インターフェロン」製造、恐竜の化石調査など多角的な事業を展開しており、巨額の投資が経営を圧迫したという。 負債総額は1000億円程度とみられる。広報担当者は毎日新聞の取材に「私的整理を進めているのは事実だ」と話した。 事業再生ADRは第三者の仲介により、債権者と債務者が話し合いで事業再生計画を作成し、再建を目指す。会社更生法などの法的整理に比べて、手続き期間が短いのが利点。 林原グループは、1883年に水あめ製造業「林原商店」として岡山市で創業。1994年、でんぷんを糖質トレハロースに変える酵素を発見し、世界で初めて大量生産に成功した。医薬
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