映画「デトロイト・メタル・シティ」を観てきた。 僕は、原作の漫画が非常に人気が高いことは知っているけれど、ちょっと毒が強すぎてアンマリ好きではない。 代官山のオシャレさんから、渋谷系、ヒップ・ホップ、ハードコア・パンク、ライオット・ガールまで、多種多様な文化圏に住んでいる人間が、まとめて主人公であるクラウザーさんに粛清されていく様は、細分化したサブカルチャーへの反省という点でとても興味深いのだけれど、それが僕の笑いのツボかというと、ちょっと違う。 もう、これは個人のセンスというか、単純に「好き」「嫌い」の問題であるのでアレなんだが、僕にとっての「笑い」とは、漫画でいえば小箱とたんの「スケッチブック」*1や、あずまきよひこ「よつばと!」の様な日常の中にある「笑い」であり、よゐこやチョップリンやさまぁ〜ずのシュールなコントであり、ウディ・アレンのシニカルかつナンセンスなギャグであり、ジム・ジャ