<内容紹介> 市後市のローカルアイドルグループ「marshmallow15」に脅迫状が送られた。 警護を引き受けたのは、万屋大悟。市内で警備会社を営む社長であり、「marshmallow15」のメンバー・知織の父親でもある。 親バカを発揮して職権を乱用しまくりつつ、様々なトラブルと事件を解決する大悟。年頃の娘とは、ちょっと微妙な距離感を保ちつつ、謎に立ちむかう。 それぞれの事件を通して見えてくる少女達の強い想いと、父娘の絆。そして脅迫状の犯人と驚きの真相とは――!? ミステリの名手・太田忠司による珠玉の連作ミステリ! <プロフィール> 太田忠司 1959年愛知県生まれ。81年に「帰郷」で「星新一ショートショート・コンテスト」優秀作を受賞。「少年探偵・狩野俊介」「目白台サイドキック」シリーズほか、『奇談蒐集家』『名古屋駅西 喫茶ユトリロ』『死の天使はドミノを倒す』など著作多数。