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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/natsume (3)

  • 島本和彦に『あしたのジョー』論を吹き込まれる:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    小学館のパーティは、立錐の余地もない混雑ぶりで、ようやく中野晴行氏に会い、それから回遊しようと会場の半分まできたら、中央前のテーブルから声がかかった。ベレー帽をかぶり手塚風になった島和彦さんだった。 僕が横に座ると、「さああ、行きましょうか!」と腕まくりをして、いきなり島節の『あしたのジョー』論が熱く始まった。面白かったし、その通りだと思うので感心して(たまに突っ込みつつ)聞いていたが、あの有名なラストシーンを読んだときの印象については、小学生だった島さんと、すでに20歳を過ぎていた僕では若干異なった。 そういうと、島さんは僕をまじまじと見ながら「ダメですかあ、説得されませんかあ」と残念そうにいうので、「いや、全然違和感ないよ、それは島さんの読み方として正しいんじゃない?」といったのだが、納得できないようだった。 「これを聞いたヒトはみんな、負けたあ~ってがっくりするんですよお」

    島本和彦に『あしたのジョー』論を吹き込まれる:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    guldeen
    guldeen 2011/12/16
    漫画の登場人物だけでなく、書き手としてもアツい男・島本和彦。でも、『押し付けがましくは無い』点が重要。松岡修造ライクだな。
  • 備忘録2 江戸時代のコマ割表現:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    上図 平瀬輔世(ほせいorすけよ)『天狗通』(1779(安永8)年) 手のやり方を解説したこの図は、偶然上野演芸場に置いてあった手品(手)の伝授のコレクターによるパンフレットで見つけたもの。資料としては藤山新太郎『手のはなし 失われた日の奇術』(新潮選書 2209年 149~157p ※このには図版がない)。 下図 歌川貞房画 吉田屋文三郎『けんしなん』江戸後期 こちらは学生の持っていた古書パンフレットから。ジャンケン的遊びのハウツーみたい。 つまり、江戸期のHow Toには、こうしたコマ割り表現がけっこうあったようなのだ。上図『天狗通』を初めて見たときは当にびっくりした。 コマを大小に割り、アップを含む画像の切り取りを行い、非常に近い時間幅の時間分節に沿って効率的に構成されている。形式的には現在のマンガのコマ割りとかなり近い。下図『けんしなん』のほうもアップの分節になっ

    備忘録2 江戸時代のコマ割表現:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    guldeen
    guldeen 2010/11/02
    すでにこの時代に完成されてた、って点がまた、興味深い。
  • 「夏目漱石財団」なるものについて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    最近、僕のところに「夏目漱石財団」なるものを設立したので協力してくれとの手紙が届いた。一部の親族が関わっているらしいが、僕の連絡した親族たちは困惑し、いささかうんざりしている。放置しておくと混乱も予想されるので、急きょ相談の上以下のような文書を報道機関、出版社、博物館などに送付した。各方面に周知し、良識的な判断を望みたい。 2009.7.12   夏目房之介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みなさま いつもお世話になっております。 このたびは、漱石長男純一の息子・夏目房之介として、夏目漱石に関連することでお知らせがございます。 年6月17日付で私のもとに「夏目漱石財団」設立の知らせ及び協力要請の手紙と、一般財団登記の事項説明書コピーが送られてきました(同様のものが漱石長女筆子の娘・半藤末利子宛にも送付)。それによると設立は年4月1日。 同財団の

    「夏目漱石財団」なるものについて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    guldeen
    guldeen 2009/07/11
    大変でしょうな。漱石長男の長男という立場が持たせる「発言の“正統”性」以外に、漱石や漱石作品という存在はすでに「パブリックドメイン」であるという『正当』(ダジャレ気味w)な発言が、すっと読み手に沁み込む。
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