タグ

ブックマーク / chem-chem2.hatenablog.com (3)

  • 最強の魔法少女は絶望の深淵から生まれる〜「魔法少女まどか☆マギカ」における永久機関考(2) - なんでもリスト

    ((1)のつづきです) さて、キュゥべえの「エントロピーを知ってるかい?」に関連して熱力学第二法則(別名エントロピー増大の法則)が出てきましたが、これを習う前に必ず出てくる熱力学上の最も重要な法則が、熱力学第一法則です。この法則の別名は「エネルギー保存則」。高校の物理でも必須の概念ですから、こちらはもうほとんど説明不要だと思います。要するに「エネルギーのやりとりがあっても、系全体の収支はプラスマイナスゼロにならなければならない」ということですよね。あれ?「魔法少女まどか☆マギカ」中でも、似たようなこと誰かがどこかで言っていませんでした?はい、直近では8話のさやかの遺言の中にもありました。 「希望と絶望のバランスは差し引きゼロだって、いつだってかあんた言ってたよね。今ならそれ、よく解るよ。...」 いやあ、こうして振り返ってみると、だいぶ前からこの作品では感情をエネルギーとして扱う伏線が張ら

    最強の魔法少女は絶望の深淵から生まれる〜「魔法少女まどか☆マギカ」における永久機関考(2) - なんでもリスト
    guldeen
    guldeen 2011/05/20
    キュゥべえがまどかに執着するのは『ソウルジェムの大きさ』というか"得られる相転移エネルギー"の大きさ故。彼が宇宙生物でありエネルギー取得を欲する存在なら道理だが、"なぜ"そうなのか。それが10話・11話で解明。
  • シナリオ構造論から「魔法少女まどか☆マギカ」を読む - なんでもリスト

    8話をもう一度見直して、最初に見たショックからもだいぶ立ち直ってきました。後提供でも使われていたさやかの遺言カット。すばらしく悲しく、かつかわいらしく描けていましたね。あのワンカットを心の宝物にすればいいんだ、うんそうしよう。 さて今回は種明かしが満載の回でした。ソウルジェムが濁りきると魔女化するところは大方の予想通り。まあベタですけど、王道に外れ無しですね。それにしてもインパクトがあったのはキュゥべえまわり。名前からして、なんでわざわざ小さいゥなんて使うのだろうと、打ち込む度に変換するのを面倒くさく思っていたのですが、名がインキュベーターなら合点がいきますね。Incubator [ɪ́ŋkjəbèɪtər ]の第二音節には、cue[kjuː]と違って[u]の音無いですもん。あくまで「まどかたちは発音がおかしいだけで、嘘はついてないもんね」と言い張るのでしょう。憎い奴。この「インキュベー

    シナリオ構造論から「魔法少女まどか☆マギカ」を読む - なんでもリスト
    guldeen
    guldeen 2011/03/26
    シナリオ構成という点から分析すると、王道過ぎるほど王道な構造の物語になっている、という指摘。10話を見た後で1話目を見返すと、家庭内での何気ない朝の場面が、途端に暗喩だらけに見えてきてしまうのも凄い。
  • 魔法少女まどか☆マギカは何故魔法少女ものでなければならなかったか - なんでもリスト

    まだ4話までしか見ていないにもかかわらず、どうにもすばらしいので、マイルールを破ってシリーズ放映途中で採り上げてしまいます。マミさん(CV:水橋かおり)の衝撃的な死に様ですとか、劇団イヌカレーのポップでありながらもなんともおどろおどろしい魔女と結界演出など、とかくセンセーショナルな表現に目がいってしまいがちですが、私が今回注目したいのはこの作品の主題に関して。この作品には鏡の国のアリスを思わせるモチーフ、ファウストからの引用やループものの示唆など、豪華な飾り付けがいくつもされていますが、これらのちょっとした装飾を全てはぎ取ってしまうと、最後に残るのは「無垢な少女が現実社会はお花畑ではないことを突きつけられ、苦しみながらも自らの未来に関して初めての選択を行うことで、大人への一歩を踏み出す」という、ある意味古典的な題材を扱った、とてもオーソドックスな青春物語なのではないかと思うのです。 という

    魔法少女まどか☆マギカは何故魔法少女ものでなければならなかったか - なんでもリスト
    guldeen
    guldeen 2011/03/26
    花魁語り、という説。つーか、8話でずばり『キャバ嬢に貢がせるホストらが、それを誇らしげに語りあう電車内での会話シーン』があるし…。この予見性、すごいわ。
  • 1