「福岡地検が(1月)20日、ゴルフ場運営会社福岡センチュリーゴルフクラブ(福岡市中央区)の元社長の福岡県朝倉市にある関係先を電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で家宅捜索した」――1月20日の新聞各社の夕刊が一斉に報じた。 元社長は昨年4月、福岡センチュリーゴルフクラブの株2万株を増資したとする虚偽の臨時株主総会議事録を法務局に提出し、登記変更をした疑いである。同社株主の北九州市のホテル運営会社が、昨年6月に元社長を刑事告発していた。 虚偽登記などたいした容疑ではない。そんな事件に、なぜ検察が乗り出すのか――。 産経新聞電子版(1月20日付)は、「王将社長射殺事件と接点か」という見出しをつけて、検察が家宅捜索した狙いを報じた。 「この会社(福岡センチュリーゴルフクラブ)が入るビルは一時、平成25年12月に京都市山科区で射殺された「王将フードサービス」前社長大東隆行さん=当時(72)=が社