【ソウル=加藤達也】サッカーのアジア・カップ決勝戦、対オーストラリア戦で決勝ゴールを挙げ、日本を2大会ぶり4度目の優勝に導いた李忠成選手の活躍を31日付の韓国主要3紙は大きく報道した。いずれも、U-19で韓国代表に選抜され、帰化して日本代表チームの一員となった経緯など、李選手が在日韓国人4世のサッカー選手として成長してきた経緯を詳報した。 朝鮮日報は決勝点を挙げた直後に天に向かって矢を射るパフォーマンスを演じる李選手の写真とともに、「なぜ、日本の英雄になったか」という見出しの記事を掲載。韓国チームの活躍を伝える記事よりも上に置く扱いで、スポーツ面の大半を埋めた。 中央日報は社会面。見開きで、決勝ゴールを挙げた後、両手の親指で背中を指す写真を掲載。「日本サッカーの英雄になったイ・チュンソン、“ぼくの姓は、り”」の見出しの記事を掲載し、韓国語読みのイ・チュンソンではなく、「李忠成」と書いて「り