中国当局による二十数回の拘束経験がある朝日新聞国際報道部記者の峯村健司氏。数々の危ない目に遭ってきた中でもっとも厳しかった尋問の実態を、TBSラジオ「荻上チキのSession-22」(2019年9月18日放送)で明かした。その一部を特別に公開する。 * * * 荻上:ご著書『潜入中国 厳戒現場に迫った特派員の2000日』(朝日新書)を読ませていただきましたけど、かなり危険な目にも遭っていますね。こんなメールが来ています。ラジオネーム「サークルさん」。<中国に関しては、外国人のジャーナリストが拘束されるイメージがあります。峯村さんはいかがでしょうか> 峯村:そうですね。もちろん、喜んでされたわけではないのですが、迂闊にもされたことは何度かあります。 荻上:しかも一度ではなく、ということですか。 峯村:短い時間のも含めると二十数回はされています。 荻上:ある意味、拘束慣れというか、だいたい
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