遠藤がレギュラー奪取に奮闘していた昨冬、旧知のテレビディレクターが偶然リバプールを訪ねていた。観戦のつもりが、予期せぬ密着取材が始まって――移籍後の初タイトルがかかるカラバオカップ決勝(日本時間2月25日24時)を前に、日本代表キャプテンがこぼした本音と素顔を、全3回にわたってお届けする。
高須先生が選んだ「ナイジェリア大使館に2000万円持っていく」瞬間に、私たちDEAR Magazineは、メディアとして同行することとなった。そして、最終的に思わぬ展開になる。 メディアを利用する「アイデア」 高須先生が大使館に寄付金を渡すという選択をしたとき、BBC記者が高須先生に提案した方式は、大使館で寄付金を渡すところを写真や動画を共有し、BBCとディア・マガジンで取り上げることだった。 金額がメディアに記載されていて、証拠となる写真、および報道資料があれば、寄付金が選手たちにきちんと届けられる可能性を高めることができる。 弊メディアは現状規模的に大きくないが、日本での影響力はそこまで重要視されていない。大切なのは、ナイジェリアの人々が目にすることだ。そういった観点から見れば、BBC以上の適任者はいない。実際、大使館でも「BBCのおかげで、我々も高須先生の支援については聞いている。現
高須クリニック院長とともに、最終的に「ブラジルGO!」した話。五輪ナイジェリア支援の結末 Takuya Wada 2016/8/23 FUN 63,087 Views いま、すべてを終えてリオデジャネイロから日本へ向かう機上でこれを書いている。ハイジャックとかが起きない限り、僕のジェットコースターのような1週間は終わる。そして、この奇妙な物語も、ここで終わりにしようと思う。 ちなみに相当長いので、短編小説くらいの気持ちで読んで欲しい。 ここまでのあらすじ 2016年夏に開催されたスポーツの祭典、リオ・デジャネイロオリンピック。そのサッカー種目では、ナイジェリア代表がひと騒動起こしていた。ナジェリアサッカー協会と、ナイジェリアスポーツ庁からの給与未払いにより、選手団が決勝トーナメントをボイコットすると言い出したからだ。 度重なる飛行機の手配不備によってブラジル入りが延期となったことで、オリン
日本代表は11日(現地時間12日)、ブラジルW杯のベースキャンプ地となるイトゥで練習を行った。オフだった前日10日夜、選手たちは卓球大会で大いに盛り上がったという。この日の練習後にGK西川周作が明らかにした。 発案者はFW本田圭佑。ラーメンなど中華系のメニューが用意された夕食会場で「みんなで卓球大会をやろう」と提案した。トレーニングパートナーの高校生2人を含めた全25選手が参加。11点先取のトーナメント方式で、優勝はFW香川真司だった。「今ちゃん(今野泰幸)と(川島)永嗣さんもうまかったけど、(香川)真司があんなにうまいとは思わなかった」と西川。決勝の相手はFW大久保嘉人で、「いい勝負だった」という。 西川自身は2回戦敗退。初戦でDF長友佑都に勝ったが、2回戦でDF森重真人に負けた。長友の卓球の腕前については「(サッカーの)プレーと一緒。ゴリゴリ系、パワー系。サーブとか、球は速いんですけど
昨季の9月1日から続いていた大宮のJ1連続無敗記録は5月11日に「21」でストップしたが、その勢いは衰えず前半戦首位を確保している。 日本代表のブラジルW杯最終予選とコンフェデ杯のために1カ月の中断に入ったJ1リーグだが、前半戦は春の嵐が吹き荒れた波乱の展開となった。 万年残留争いだった大宮アルディージャが優勝候補の浦和レッズ、鹿島アントラーズ、サンフレッチェ広島らを抑えて、まさかの首位に立ち、戦力ダウンで苦戦必至と言われていた横浜F・マリノスが浦和と得失点差による3位と健闘。一方、2010年のリーグ覇者の名古屋グランパスは14位と低迷し、前田遼一、駒野友一、伊野波雅彦ら日本代表3人を抱えたジュビロ磐田は、13試合でわずか1勝しかできず17位に沈んでいる。 春の嵐は、なぜ吹き荒れたのか。 大宮と横浜FMは、ともに守備は堅かったが、得点力不足が深刻な課題だった。だが、今シーズン、大宮はカウン
サッカーで、うまいといわれる審判は試合に溶け込んで目立たないという。柔らかな表情で「ピッ」と短く吹いた笛にはファウルした選手も納得するが、「ピ、ピ、ピーッ」とヒステリックに吹かれると「なんだよ」とつい反発したくなるとか。横断歩道以外を渡っていて運悪く見つかった、おまわりさんの笛と同じかもしれない。 W杯アジア最終予選の豪州戦では、やたらに笛を吹いたサウジアラビア人主審が目立ちすぎた。つまり下手くそだからだ。後半10分、豪州選手に退場となる2枚目の警告を出したが、「レッドカードがなかなか出なかった。2枚目とは気づかず別の選手と思っていたようだ」と専門家は指摘する。 大観衆も敵に回し、ホーム側に退場者を出すのは相当勇気がいると聞く。1人減った豪州が1点取られ「大変だ」とばかり、今度は豪州にPKを与えた。帳尻合わせに見られても仕方ない。最後に本田がFKを蹴れずに終わったのもルール上問題ないが、ま
ケープタウンのグリーンポイント・スタジアム。座席によっては、屋根の向こう側にテーブルマウンテンが見える 【宇都宮徹壱】 大会23日目。この日からしばらく決勝当日まで、ヨハネスブルクの拠点を離れる。前夜から徹夜で何とかコラムを書き上げ、同宿の先輩同業者たちとタクシーで空港へ。そこから空路でジョージに向かい、さらにレンタカーでケープタウンまでおよそ5時間のドライブである。なぜ、直接ケープタウンに向かわなかったかというと、どの便もすでに満席だったからだ。今大会は決勝ラウンドに入って以降、飛行機と宿の確保が本当に難しくなっている。同様のことは、もちろんサポーターにも当てはまるわけで、ジョージ行きの便には、少なからぬアルゼンチンのサポーターたちの姿を見かけた。 それにしても準々決勝あたりになると、各国サポーターの数は自然と絞られてくるものだが、アルゼンチンやドイツのサポーターの数は、むしろ増えてい
大会21日目。この日もノーゲームデーである。さすがに宿にこもりきりというのも良くないので、同宿の仲間を空港に送り、そのままサッカーシティに向かうという車に便乗させてもらった。道中、空港に向かう幹線道路沿いに、さまざまな国旗が並んで風にたなびいているのが見える。イングランドがある、イタリアがある、メキシコがある、カメルーンがある、そして日本がある。もちろん、今大会に出場していた32カ国の国旗だ。 ふと、3週間以上前に南アに乗り込んだ時のことを思い出す。当時、色とりどりの国旗を眺めながら強く感じたのは「いよいよワールドカップ(W杯)が始まるぞ!」という高ぶる思いであった。ところが今はどうしたことか、何とも言えぬ物悲しさばかりが胸に迫る。当然だろう、すでに24カ国が大会から姿を消しているのだから。そういえばわれわれの宿にも、ちょっと前までは米国人やらホンジュラス人やらの姿を見かけたものだが、今
オシムの言葉「日本×パラグアイ」完全収録 (試合前のスタジオにて) ひとつ大事なことを申し上げたい。 カメルーン戦のあと日本代表のメンタリティが変わった。 そして相手が日本をリスペクトするようになった。 すでに日本代表の戦術は高度な分析の対象となっている。 試合前にリスペクトされるかどうかは大変重要なことだ。 相手がこちらをリスペクトすれば、試合開始からこちらに主導権がある。 逆に日本は、必要以上にパラグアイを恐れないようにしなければいけない。 パラグアイは手ごわい。彼らも世界的な名声を得ようとしている。 世界的なステイタスは自動的に得られるものではない。 戦って勝ち取らなければならない。勝った方が世界的なステイタスを得るのだ。 日本はそのステイタスを手に入れる絶好のチャンスを目の前にしている。 ただ勝つだけでなく、どんな試合を、どんなクオリティを持っているのか、
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