“若気の至り”というのは、どこの国でも見られるものなのかもしれない。英国に住む17歳のシンワリ少年は、YouTubeに動画を投稿する「ユーチューバー」として活動していた。1か月前には高級スポーツカーにいたずらを仕掛け、警察を呼ばれる羽目になったものの、動画そのものは180万の再生回数を数え、味を占めてしまったのだろう。彼はより過激な方向へと踏み出すことになった。 ロンドンを代表するスポットのタワーブリッジで、彼は、水面まで約12メートルの高さから身を投げることで、ネットの注目を浴びようと試みたのだ。勢いよく飛び込み、水面に叩きつけられたシンワリ少年は、すぐに岸へと向かって泳ぎ出した。 しかし、想像以上に流れが速く、しばらく泳いで彼は助けを求める。何度も「助けて」という声に、撮影している友人の乾いた笑い声。その後のカットでは、王立救命艇協会の手により救助されたシーンが撮されている。 救命団体