神奈川県秦野市で画期的な自走型ロープウェイを開発するZip Infrastructure(ジップ・インフラストラクチャー)を、高橋まさかず秦野市長とともに黒岩祐治神奈川県知事が視察に訪れ、この次世代交通システムを神奈川県として後押しすると述べた。 この自走型ロープウェイ「Zipper」(ジッパー)は、動くロープ(支索)に固定されたゴンドラが移動する従来のものと異なり、2本の支索に沿って自動運転されるというもの。ゴンドラは独立して自走できるため、カーブや分岐も可能で、さまざまな路線を設定できる。しかも、支索を張り巡らせるだけなので路線の構造がシンプルで、大きな場所をとらず、街の景観を崩すこともない。とくに注目すべきは、工費がモノレールの約5分の1、工期はおよそ1年と経済的な点だ。 Zip Infrastructureは、2018年、須知高匡氏が慶應義塾大学理工学部に在籍中に創設されたスタート
廃なるものを求めて廃なるもの、すなわち廃線跡、廃墟、その他うんぬん。写真作家の吉永陽一が朽ちていくものをじっくりしっとり、ときには興奮しながら愛でていく連載。 今回は11年前、2011年に訪れた関東大震災の遺構です。震災遺構を廃なるもの(=廃墟)として括るのはどうなのかなとも考えてしまいますが、この読み物では戦争遺構も紹介しており、歴史の遺構の括りとして紹介します(では城跡は?というと収拾つかなくなるので、明治以降の近代遺構としています) 。 今回の場所は地上ではなく、ましてや空からでもなく……海です。11年前の撮影ですが、おそらく現在も変化ないでしょう。 JR東海道本線根府川駅は相模湾に迫り出す山腹にあります。ホームからは大海原が望め、温暖な気候と相まって長閑な空気に包まれている大幹線の駅です。駅は大正11(1922)年、東海道本線の前身である熱海線開通と共に誕生しました。駅舎は大正13
株式会社東華軒(とうかけん)は、神奈川県小田原市に本社を置き、主として東日本旅客鉄道東海道本線・小田急小田原線などの駅構内販売用弁当を製造・販売する食品メーカーである。1888年(明治21年)に創業者が国府津駅構内で国鉄東海道本線初の駅弁を販売したことに始まる。 概要[編集] 神奈川県小田原市の小田原駅、静岡県熱海市の熱海駅を中心として神奈川県西湘・湘南地方及び静岡県伊豆北部に直営売店を出店し、相模湾・湘南地方産の食材を使用した駅弁等の販売、飲食業を行う他、小田原ターミナルホテル向け朝軽食などの弁当・調理パン類の宅配、ケータリング等のサービスも行っている。株式会社あさひ(飲食業、名産品の販売)と共にHELLO'S(ハローズ)グループを形成している。 社名の「東華軒」は、東国東海に咲く見事な花でありたいとの願いと、華軒が貴人乗用の車を意味するところから来ているという。 歴史[編集] 1888
開業[編集] 元々、東海道本線が御殿場駅(現在の御殿場線)経由であった1888年(明治21年)に、小田原馬車鉄道によって国府津駅から小田原や湯本(現箱根町)への連絡を図る馬車鉄道として開業したのが始まりである。その後1900年(明治33年)に小田原電気鉄道に改称して電化開業した。設備・車両ともに路面電車規格だがインターアーバン(都市間連絡電気鉄道)的性格を持つ路線として国府津駅前 - 小田原 - 箱根湯本間を接続し、旅客および貨物輸送を実施した。 1919年(大正8年)、登山電車が箱根湯本 - 強羅間に開通し、1921年(大正10年)、ケーブルカー下強羅 - 上強羅(現在の強羅 - 早雲山)間も開通させる。鉄軌道事業とともに小田原・平塚周辺全域で電力事業を実施[1]して黄金期を迎えた。 路線縮小[編集] しかし、1920年(大正9年)鉄道省熱海線(丹那トンネルの開業後、東海道本線と改称)国
箱根登山ケーブルカーの早雲山駅に、駅舎のリニューアルオープンと同時に日本初というケーブルカーの昇降式ホームドアが登場。斜めになった珍しい形です。なぜ設置されたのか、そこには「車庫兼用」といった理由がありました。 ホームドア 設置の理由に納得 箱根登山ケーブルカーの早雲山駅(神奈川県箱根町)で2020年7月9日(木)、駅舎の全面リニューアルオープンと同時に、昇降式ホームドア(ホーム柵)の使用が開始されました。ケーブルカーへのこのタイプのホームドア設置は、これが日本初といいます。 3本のバーが昇降する方式で、早雲山駅のケーブルカーホームは200パーミル(20%)の坂になっているため、バーも斜めになっています。 拡大画像 斜めになった箱根登山ケーブルカー早雲山駅のホームドア(2020年7月8日、恵 知仁撮影)。 ホームが傾斜していること、このホームは“車庫”にもなっており車両の下に潜って作業でき
御殿場線は開業してから、今年の2月1日でちょうど130周年を迎えた。路線は東京と名古屋、京都、大阪、神戸を結ぶ東海道線(のちに東海道本線を改称)として開業した。1891(明治24)年には早くも複線化もされている(現在は全線単線)。 ご存知のように現在の東海道本線は国府津駅から小田原駅、熱海駅、三島駅を経て沼津駅へ抜けるルートと通っている。なぜ最初に東海道本線は、御殿場を経由するルートで敷かれたのだろう。 現在、東海道本線の熱海駅と函南駅(かんなみえき)の間には丹那トンネルがある。7.8kmとそれほど長いトンネルではない。ところが明治、大正期のトンネルの掘削技術では、長いトンネルを掘ることは容易ではなかった。しかも、このトンネルの予定ルートが火山帯を通るため、難工事が予想された。そのため、このルートを避けて比較的、路線敷設が容易な御殿場ルートとなった。 しかしこの御殿場ルート、25‰(100
第95回箱根駅伝の復路が2019年1月3日に行われ、6区途中にある箱根湯本駅では、1位東洋大・今西駿介(3年)の通過とともに小田急電鉄の真っ赤な特急列車「ロマンスカー」が中継カメラに映り込み、鉄道ファンをもうならせた。 「見事なタイミングでした」 トップの今西は往路1位からのスタートを譲らない快走をみせると、18キロ手前で箱根湯本へ。バックに映るホームには、今西の通過とともにちょうど、ロマンスカーが入線した。このタイミングで、往路5区のトップ走者通過時には聞こえなかったミュージックホーンも景気良く鳴らされ、レースを盛り上げた。 ロマンスカーは中継カメラに連続して20秒ほど映ったこともあり、テレビ観覧していた駅伝ファン・鉄道ファンも注目した。ツイッターでは、 「箱根駅伝の復路1位が箱根湯本駅を通り過ぎる時に、ちょうど赤いロマンスカー入線。タイミング計ってるよね...?」 「復路、箱根湯本駅に
小田急箱根グループが1日に箱根地区の新計画を発表した。新造海賊船や新型ロープウェイゴンドラを導入するほか、早雲山駅や箱根板橋駅なども改修。東京五輪の前後に快適さを向上させる。 12・5億円をかけて造る新海賊船(名称未定)は2019年4月に就航させる予定で、JR九州の「ななつ星in九州」などを手掛けたドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏がデザイン設計を担当する。内装は木材を多めに使い、調度品は細部までこだわり、クラシック感を高める。箱根ロープウェイは15・5億円をかけ、早雲山〜大涌谷間に20台の新ゴンドラを導入する計画。世界シェア7割を占めるCWA社(スイス)のゴンドラを国内で初めて導入する。広い間口などが特長で、営業開始は2021年春の計画。ケーブルカーとロープウェイの接続駅となる早雲山駅は約24億円で新駅舎にリニューアル。大文字のある明星ヶ岳から海まで望めるテラス席、さらに足湯も設置する。
小田急電鉄は17日、ダイヤ改正に合わせて運行を始めた特急ロマンスカーの新型車両「70000形」の出発式を新宿駅で開いた。バラの色を基調にした赤い車体や、先頭車両の展望席が特徴。愛称は「GSE」で、主に新宿-箱根湯本(神奈川)を走る。 式典で星野晃司社長は「ロマンスカーらしい伝統を引き継ぎつつ、バリアフリー対応など新しい時代のニーズにもマッチした車両。快適に、優雅に過ごしていただきたい」とあいさつした。 午前9時、ホームに集まった大勢の鉄道ファンに見守られながら一番列車が発車。ロマンスカー好きの長男(2)と乗車した埼玉県吉川市の会社員宮川悠樹さん(37)は「先頭がシャープになり、イメージが一新された。新しい車両の雰囲気や沿線の風景を楽しみたい」と笑顔で語った。
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